オマージュ、インスパイア、パクリ、パロディ
やっと真理にたどり着きました。
今まで量産型人間を揶揄したり、焼き直し作品を認めなかったり、完全オリジナル信仰を高く持っていましたが、実際は完全オリジナルなんて存在しないんですよね。
音楽全般にしてもそうですが、既存フレーズの掛け合わせで「新作」になりますし、絵にしても写真にしても「手法」は確立されているので、なにかしらの影響は受けていることになります。
拙著「安いワイン」がおかげさまで高評価頂いておりいますが、実は「高いワイン」のパロディですからね。表紙のデザインなんかまんまパクリ。
スピリチュアル本や自己啓発本にしてもそう。過去のの普遍的な内容を現代風に言い回しを買えて著者物語を塩コショウ少々程度に味付けをする。
そして、他のビジネスや、商売にしてもそう。
わかりやすい所で飲食店ビジネスで例えてみます。本屋に並んでる飲食ノウハウの本20冊ぐらい読んで、飲食コンサルのユーチューブ動画を完コピできるぐらい内容把握したら、失敗するわけないんですよ。立地がどうだとか、接客がどうとか、原価計算がどうとか、コンセプトがどうとか、すでに答えは溢れているんですよね。
料理もそう。レシピで懇切丁寧に解説してくれてる動画や本が出回ってるのに、目分量でやっちゃうから失敗する。道具や食材まで真似て愚直にレシピ通りやれば絶対に失敗しないんですよね。
要は商売の本質はパクリ。
一箇所からまるまる真似すればパクリ。
真似して笑いが加わればパロディ。
構造を真似てたらインスパイア。
逆張りでオマージュ。
そして、これが商売の究極レシピになるのですが、他ジャンルで成功しているものをかけ合わせてパクれば完全オリジナルのものが生み出せるというわけです。
知っている方からすれば今更感がある内容ですが、私自身は「真っ白なキャンバスに1から書き始める」意識が強かったので、スランプを脱した感があります。
あとは自分の「得意なこと」「好きなこと」「譲れない価値観」を深堀りして「やりたいこと」を新しく初めてみますよ。
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