本 VS 要約
読書は人生において最も欠かせない情報源なので、1日3〜5冊触れるようにしているのですが、薄っぺらい本を要点だけ読むようにしてるので、身になっている気がしません。
小説なんかは、最初の10ページで世界に入り込めなかったらヤメますし、途中まで読んで面白くなかったら、最悪の時間浪費になってしまいます。
映像作品で補完すればいいやと思っていた時期もありますが、イメージ力の向上は人生攻略に置いて重要なファクター。
そういった意味で、本選びを慎重に行っています。
しかし、これが落とし穴といいますか、最近は本を読む時間より、アマゾンのレビュー読んでる時間の方が多くなってきました。
評価数の多い本だと、プロが書いたような文豪レビューがありますし、レビューでだいたい内容わかってしまいます。
つまり、他人が解釈した要約で本をジャッジしてしまっているということ。
レビューや要約は薬にもなるし毒にもなる。
自分の書籍にも、ターゲット外からご丁寧に長文で間違った解釈や引用を書いてる人もいますし、未読の方からするとそこでジャッジするしかないから凄く迷惑です。
自分が買う側になったら、特に悪評レビュー参考にするのに、自分が出してる作品の悪評レビューは嫌だというジレンマ。
そこで活用したいのが、You Tubeの本要約チャンネル。
内容を配信者のフィルターを通してニュートラルに凝縮してくれているので、本を読む時間が圧倒的に短縮されます。
そもそも商業出版でだされるほんは、10万文字ぐらい引き伸ばして作られてますが、せいぜい本質は1万文字程度。だから、内容を把握するだけならYou Tubeで十分なんですよ。
しかし、ここに大きな落とし穴があります。
要約を頼りに安易に内容だけ取りに行くと、自分で考える事ができなくなるのです。
読書はあくまで著者との対話。
どこが重要な1万文字なのか探す作業を自分でするからこそロジカル思考が身につくわけです。
中田敦彦のYou Tube大学のようにエンタメとして要約を見る分には良いかもしれませんが、他人の解釈で本を読んだきになるのは良くないですね。
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