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「佐久間宣行のオールナイトニッポン0」に投稿して漫画原作者になる方法(?)

radikoで深夜ラジオを聴いていたら、あなたもヤングジャンプで漫画原作者になれるかもしれないコラボ企画が発表されていました。俺も応募しようかな!!!!(笑)

佐久間宣行のオールナイトニッポン0のコラボ企画

毎週聴いているラジオ番組のひとつ「佐久間宣行のオールナイトニッポン0」。
フジテレビ系列のラジオ局で、なぜかテレビ東京社員のプロデューサー、佐久間宣行さんがパーソナリティをつとめているこの番組では、【企画書はラブレター…】という投稿コーナーがあります。
概要はこうです。

【企画書は、ラブレター・・・】
リスナーの皆さんから企画書を送ってもらうコーナーです。
ただ、良い企画というのは1行で何がしたいのか、何が面白いのかが伝わるもの、と言われています。
そこでテレビ番組に限らず夏フェスや家族旅行など、色々な企画書を「1行で」送ってください。
 
《例》
◎レッチリとメタリカとレディオヘッドが全部の曲を日本語で歌う夏フェス
◎外に出たら影しか踏んじゃいけないルールの家族旅行
◎空港から出てきた外国人に「YOUは何しにニッポンへ?」と聞いて付いていく番組
◎元カノから「別れよう」って言われるも「いやだ!俺は絶対別れない!」と拒否して、延々4時間結論の出ないやりとりが行われたあと、なんか段々お互いにどうでも良くなって一緒に牛丼を食べに行ったら仲直りしちゃうグルメ番組
 
メールの件名に『ラブレター』と書いて送ってください。

面白ネタから、これ実際にイケそうじゃん!という〈一行企画書〉が集まってきて、ぼくはこのコーナーが大好きなんですよ。

というか、noteでこのところコラボ企画していた「#100文字ドラマ」って、同じ主旨なんじゃないかな。
「#100文字ドラマ」はテレビ東京とのコラボ企画で、【企画書はラブレター…】はテレビ東京Pのラジオ番組の企画。
どこかで被りそうで被らない。noteで「#100文字ドラマ」を投稿している人は、【企画書はラブレター…】にも投稿すればいいのに……なんて思ったけれど、そうか、ラジオじゃドラマにならないもんね。

とか思っていたら。
「佐久間宣行のオールナイトニッポン0」2020年1月29日27時からの放送回で、企業コラボコーナーが発表されていました。
その名は……【ネームはラブレター…】。

集英社ヤングジャンプの大型マンガ賞「40漫画賞」とコラボした、マンガのネーム(と言いながら一行企画書)を募集する期間限定コーナー。
つまりマンガに特化した【企画書はラブレター…】というわけです。

なにそれ、面白そう!!

ヤングジャンプ「40漫画賞」とは

正式名称は、週刊ヤングジャンプ40周年記念 賞金総額最大1億円「40漫画賞」
ヤングジャンプの創刊40周年を記念し、「歴史」「SF」「ラブコメ」など、40の部門に分かれた漫画賞で、各部門の賞金額が最大250万円。(大賞は100万円。)
250万円×40部門で、総額最大1億円の賞金を用意し、新しい才能を求めているもの。

その詳細は上掲の公式特設サイトを見ればわかりますが、歴史であれば「キングダム」の原泰久先生、SFなら「GANTZ」の奥浩哉先生、ギャンブルなら福本伸行先生、ヤンキーなら高橋ヒロシ先生と、そのジャンルのヒットメーカーが審査員をつとめるそう。
さらに起業部門ならHIKAKINさん、オカルトなら月刊ムー編集長 三上丈晴さん、ゾンビ部門なら「カメラを止めるな!」監督 上田慎一郎さんなど、マンガ家に限らず多彩な審査員が集まっています。

その部門の中には、大場つぐみ先生が審査員をつとめる「ネームオンリー部門」があり、この記事を読んでもらえてる皆さんであれば、漫画原作者になるためにこの部門を目指すべきなんでしょうが……今回の主旨は、「ラジオに投稿して漫画原作者になれる(かも?)」です。

つまり、「佐久間宣行のオールナイトニッポン0」【ネームはラブレター…】に〈一行企画書〉ネタを送ることで、「40漫画賞」での漫画原作者デビューができるかも……???

【ネームはラブレター…】に投稿しよう

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「佐久間宣行のオールナイトニッポン0」のコラボコーナー【ネームはラブレター…】。

現在は「投稿された一行のネタを、佐久間宣行さんとブラッシュアップし、入賞を目指そうという企画」としか発表されていませんので、ネタを投稿したところで、たった一行の文字でどうやって「40漫画賞入賞をめざす」のかがピンと来ません。
絵のネームを描く人につなげるの? その一行ネタをふくらまし、マンガ家さんを募るの? と、疑問は多い。

それで「漫画原作者になれる」なんてよくも書けたなとお思いでしょうが、そこはタイトルの「(?)」ですよ(笑)
ネタを投稿すればヤングジャンプのマンガ家に、漫画原作者になれる保証なんかない。けれど――

ANNパーソナリティ1のマンガ好きを自認し、テレビ東京で人気番組を手掛ける敏腕Pの佐久間さんに、「マンガにする」目的のネタで、ラジオを通して自分の企画を判断してもらう。
それには、マンガもネームも描かなくてよい。グッとくるシンプルな文字だけの〈一行企画書〉でぶつけられる。

特にここnoteでは、「#100文字ドラマ」という一行で勝負するテレビ連動投稿テーマがあったのだから、noteで創作する者、特にマンガ家や漫画原作者を目指す者は、この【ネームはラブレター…】に投稿しない手はないんじゃないでしょうか。

応募方法はかんたん。「佐久間宣行のオールナイトニッポン0」のメール投稿受付アドレス sakuma@allnightnippon.com 宛に「ネーム」と件名を入れて送るだけ。

該当の放送を聴きたい人は、radikoでどうぞ。
(聴取可能期間があります。放送後1週間。)

企画書は〈1行〉!それはテレビもマンガも映画も同じ

もとのレギュラーコーナー【企画書はラブレター…】には、こう書かれています。

良い企画というのは1行で何がしたいのか、何が面白いのかが伝わるもの、と言われています。

私は、noteで「マンガの企画書の書き方」を書きました。
企画書の大事なポイントは、【概要】という一行と【三行プロット】そして【キャラクターテーマ】という主旨でお話した記事は、以下のとおり。

ここで言えば【概要】が、【企画書はラブレター…】の〈一行ネタ〉にあたるでしょう。

漫画原作を書くために読むべきたったの3冊+α」でも紹介した「SEVE THE CATの法則」では、ハリウッド脚本家 ブレイク・スナイダーさんはこう書きます。

「どんな映画なの?」という質問に一行ですばやく、簡潔に、独創的に答える――ログライン。

これがないと、脚本なんか書き出せないし、読んでもらえない。売れる映画にはならないと。

マンガ好きを自認し、テレビエンタメ界で活躍し、局の垣根を飛び越えてラジオパーソナリティをする佐久間宣行さんをうならせる、たった一行の〈概要〉〈ログライン〉〈一行企画書〉――そんなたった一行を書けたら、なにもマンガを目指したヤングジャンプ40漫画賞の門戸だけでなく、ラジオやテレビ、メディアをまたいだ道が拓けそうな気がしませんか?

(……俺もマジでこっそり投稿してみようかな…………。)


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