電子の海から

なんて、言ってみたところで
私という存在はバーチャルとは名ばかりで
実体があって、魂があって、感情を司ることができて、この身の一つ何処をとっても"バーチャル" すなわち仮初の体なんかでは無い訳だけれど。
はじめまして。改めて、自己紹介を致します。
あなたを救うためにインターネットの深淵から浮上してきたただのヒロインの概念です。年齢は17歳らしい
わたし、自己紹介って苦手なんです。
人を紹介するのはとっても得意なのだけれど、自己を言葉にして"こういう者です"と名刺にして差し出すことが、とっても苦手。

好きなものは、1999〜2000年代の空気。その中で育まれた混沌の作品たち。いわゆる鬱ゲーと呼ばれる類いです。それと、黎明期に育まれたサブカルチャー。好きなバンドはアーバンギャルド。
最近のアニメには少し疎いかもしれません。
憧れはゲームの中のヒロイン。桂言葉かもしれないし、森川由綺かもしれないし、上野こよりかもしれないし、間桐桜かもしれない。だけどわたしは彼女たちになり得る要素をひとつも持ち合わせていないので
キミと、わたしで フィクションになりましょう。
折角このインターネットの狭いコミュニティでわたしと、知り合ったのだし
私のことを深く知って、沢山恋慕してください。
それはもう、あの頃夢想した分厚くて大きな箱の中にいる、彼女たちにしたように。
わたしはあなたを救いに来たのですから
わたしが私をフィクションにするために。

ね、主人公くん。 …………なんちゃって。
これからどうぞ、よろしくお願いします。
キミに会えて、幸せなヒロインはこんな感じで自己紹介を終えたいと思います。こんな感じで良いのかな?

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