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人種や性別よりも身近で深刻な差別とはなにか?

結論から述べます。それは「年齢」です。

歳を取ることは不可抗力です。誰にも逆らうことはできません。

したがって、この差別は放っておくと、あなたが将来必ず直面する差別です。

ちなみに多様性を尊重するアメリカで、歳で人を判別することは「Ageism(年齢差別)」と言われ、立派な差別です。

有名な例として、一般に履歴書に年齢を書くことはThe Age Discrimination in Employment Act of 1967 (年齢差別禁止法)により禁止されています。

若者が持っている莫大な資産とは

現代の日本では、お金を持っていない若者が多いです。

ですが、見えないだけで莫大な資産を持っています。簡単に数値化出来ず、気づかないだけなのです。

もう少し具体的に言うと「若いうちからこんなことをしている」というものは計り知れない資産です(正確にはバイアス、または錯覚資産です)

「10代から起業」「10代からプログラミング」「10代から海外留学」「10代で興味のあることを学習」

いずれも、すごいことのように感じますし、いくつかは実際に私が人から言われたこともあります。


しかし、こう言いかえると、どうでしょう。

「50代で起業」「50代でプログラミング」「50代で海外留学」「50代で興味のあることを学習」

これをネガティブなことに感じた人は、自分の心の動きに注目するいい機会かもしれません。

アイリスオーヤマの例

アイリスオーヤマは、リストラにあったり早期退職が行われた大手家電メーカーの技術者を雇い、業績を伸ばしました。

年齢というフレームワークでなく、実力で人を見たのです。

リストラ技術者を大量採用し大成功。アイリスオーヤマ変貌の秘密

このように先入観は、大企業の判断さえ曇らせます。

まとめ

・年齢差別は深刻な差別です。

・偏見というフレームワークは人の目を曇らせます。一見便利なフレームワークに見えても、それは組織にとって不利益となりえます。

・人を属性で判断すると、その人の潜在能力を見誤るかも知れません。

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