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信念を持って継続すれば必ず道は拓ける

こんにちは。
株式会社Kanatta代表取締役社長の井口恵です。

先日、Re・rise Storyというメディアに取材していただき、その様子がYoutubeに公開されました!

タイトルは、
【信念を持って継続すれば必ず道は拓ける】

インタビューでは、私は株式会社Kanattaを立ち上げたきっかけや、ジェンダー平等にかける想いについてお話しさせていただきました。

そこで、今回は私がこの仕事に至った経緯について改めてお話しさせていただきます。


会計士になった理由

私はもともと公認会計士として監査法人で働いていました。

会計士になった理由は、「男性と対等に働ける環境に身を置いて、自分一人で家庭を支えられるくらいの経済力が欲しかったから」。

そのように考えるようになった理由は、幼少期を過ごしたアメリカで貧富の差を目の当たりにし、仮にこの差が努力の差によって生まれているのであれば、自分自身は努力して経済的に自立したいと思うようになったからです。

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しかし、商社マンとしてバリバリ働き、家族を養ってくれていた父の周りにいる女性は、みなさん出産や育児を理由に仕事を辞めたり、そもそも忙しすぎてプライベートの時間を取れない方が多かったのです。

そこで、「いい大学に行っていい会社で働く」だけでは、女性が男性と同じように働き続けることは難しいのでは?と思うようになりました。

そんな私が当時思い付いた最善策が、難しい資格を取って、仮に出産しても復帰後に男性と対等に働ける状態を手に入れることでした。


会計士時代の生活

大学2年生で会計士試験の勉強を開始し、在学中に無事試験に合格した私は、新卒で大手の監査法人で働き始めました。

ご存知の方も多いと思いますが、新卒が入社する4月は会計士にとっては最も繁忙期。私も入社初日から終電帰りという洗礼を受けました。

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その後も終電で帰れたらラッキーという状態が続き、入社2年目にはどうにか睡眠時間を確保するために会社のすぐそばに引っ越しました。
そんな毎日を3年間過ごした結果、「これは30代40代はとても働き続けられないのでは?」と思い、転職を決意

ちなみに監査法人では男女差別は全くなかったので、「男性と対等に働く」という当初の目的は達成していたのですが、それをやってみた結果、体力的に厳しいと思った形です。

もちろん20代のうちは大丈夫だったと思いますが、管理職の上司の働き方を見て、ここで出世するには仮に出産などでライフステージが変わったとしても、男性と同じように深夜まで働かなければならないんだと気づいたことが大きかったです。


ファッション業界への転職

男女関係なく深夜まで働くのが当たり前の会計士業界を辞め、次に私が選んだのはファッション業界でした。

理由は、ワークライフバランスがよかったから

ファッション業界がすべてそうではないと思いますが、私が入社したLVMHはフランスの会社であることもあり、基本的に定時帰りで土日も全部お休みでした。
従業員の8割が女性だったので、彼女たちの働きやすさを優先している部分もあったと思います。

男性が8割の会計士業界とジェンダーバランスが逆転し、とても働きやすい職場でした。

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しかし、毎日ハードワークすることに慣れていた私は、今度は物足りなくなってしまったのです。
それでも与えられた時間内でなんとか成果を上げたり、今までのやり方より良くしようと試みましたが、あまり変化を求めない会社だったので、なかなか変わらず。

そして、もう一つ重要なことに気づいてしまいました。

従業員は8割が女性でも、役員は全員男性だったのです。

「じゃあ頑張ったところで出世できないのかー。」

そんな思いから私は、根本的に働き方を変えるために起業を視野に入れ始めました。


起業した理由

もともと経営学部だったこともあり、何度か経営者のお話を聞いたことはあった私でしたが、社会人になってからは実際に自分が起業するなんて夢のまた夢だと思っていました。

しかし、会社員を経て起業された方に何名かお会いする中で、「自分にもできるかも」と思うようになりました。

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そこで、「せっかく起業するなら、自分自身が感じている女性の働きにくさという課題を解決するような事業をしたい」という想いから、株式会社Kanattaを創業。

最初は会計士と同じように男性が8−9割のドローン業界で活躍する女性を輩出するために、「ドローンジョプラス」という女性のドローンパイロットのコミュニティをつくるところから始めました。

ドローン業界を選んだ理由は、これから成長する産業で、かつ女性がもっと活躍する余地があることから、ドローン業界で女性が活躍するフィールドを創ることで、女性の社会進出や雇用創出に貢献できると思ったからです。


これからチャレンジしたい方へ

株式会社Kanattaでは、現在ドローンジョプラスに加えて、宇宙を身近に、をテーマとした女性コミュニティ「コスモ女子」を運営しています。

創業当初、「ジェンダー平等」や「SDGs」という言葉はまだ一般的ではなく、Kanattaの取り組みについてポジティブに反応してくださる方はごくわずかでした。

「ジェンダー平等と謳いながら女性しかサポートしないんだったら男女平等じゃない」

「強い女性に自分の権利ばかり主張されても怖いだけ」

などなど、いろんな反対意見をいただくこともありましたが、絶対にうまくいかせるという信念から5年間継続してきました。

そして今、やっと「ジェンダー平等」やSDGsという言葉が認知されるようになってきて、私たちの活動に賛同してくださる方も増えてきました。

動画の中でもお伝えしましたが、これから新卒で働き始める方、また、今後何かしらチャレンジしたい方に私が伝えたいことはこちら。

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どんなに反対されても、自分の信念をもって継続したら、いつかうまくいきます。一人では達成できないことも多いかもしれないけど、仲間を見つけることで実現できることも多いので、まずは応援していくれる仲間を見つけることから始めてください!

実際私も、一人ではここまで頑張れなかったと思います
しかし、支えてくれて、応援してくれる仲間がいたので、くじけることなく継続することができました。

Kanattaもまだまだ道半ばですが、これからも事業を通じてジェンダー平等の実現に少しでも貢献できるよう、日々邁進いたします!


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