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【怒っているのは女性だけではない】森会長の失言にみる日本のジェンダー問題の現状

こんにちは。
株式会社Kanatta代表取締役社長の井口恵です。

昨日はSNSで森喜朗氏の失言、および謝罪してるのかしてないのか分からない会見が話題になってました(笑)!
私もここぞとばかりにClubhouseにモデレーターとして参加。
Clubhouseの規定上細かいお話はできませんが、かなり著名な方々も参戦してくださり、とても有意義な時間になりました。

そこで、改めて日本のジェンダー問題の現状について考えてみます。


海外メディアの反応

昨日も書きましたが、今回私が一番注目したのが海外メディアの反応。
こんな発言をする人を重要ポジションに据えている日本は大丈夫なのかと思われているだろうなと思い、色んな記事を読んでいました。

まずEUのナタリー・ロワゾー欧州議会議員がツイッターで「お黙りなさい」と反撃したことは日本でも話題になっていますよね。
日本人女性でここまではっきり言う方はいなかったので、さすがだなと感じました。

また、海外メディアでもSNS上で森喜朗氏の辞任を求めるハッシュタグが拡散されていることなどが大きく報じられています。
「日本はまだそんなレベルなのか、大丈夫か?」という海外の友人からの心配の声があったので、日本国民からも声が上がっていることがちゃんと報じられていることに安心しました。

私が読んでいて印象的だったのは、Washington Postの記事。

https://www.washingtonpost.com/world/asia_pacific/japan-olympics-mori-sexist-apology/2021/02/04/b216c82c-66a8-11eb-bab8-707f8769d785_story.html

「女性がたくさん入っている理事会は時間がかかる」という発言に対して議会に参加していた他のメンバーが誰も反論しなかったことや、むしろその発言から笑いが起こったことが書かれていました。

確かに問題発言をした本人はもちろん悪いのですが、その場にいた人が誰もその場で声を上げなかったことも問題ですよね。
これはジェンダー問題だけでなく、年功序列という日本の風習も関係している気がします。


怒っているのは女性だけではない

今回この騒動で私が嬉しかったことは、森喜朗氏の失言に対して怒っているのが女性だけではなかったこと。

男性も「日本人男性がみんなこんな人と同じ分類にされてしまうだなんて!」と怒りの声を上げている方が多かったです。
公の場で発言する方は海外にいる日本人男性がほとんどでしたが、それでも男性が同じように反論してくださることはとても有難いです。

昨日もお話ししましたが、こういうときこそ声を上げなければ!と立ち上がるのは結構勇気がいります。
ジェンダーに関する発言はかなり繊細に行わなければすぐ炎上したり、一部だけ切り取られて批判されやすいからです。

それでも声を上げる方が男女問わず一定数いたことは、私にとってとても嬉しいことでした。

小さいけど大事な一歩

色んな方とお話ししていて思ったことは、何より森喜朗氏の失言がこれだけ話題になっているというだけ日本も前進したなということです。
今までであればこのような発言がなされていてもスルーされるか、マスコミや野党が揚げ足をとるためだけに批判して終わりだったと思います。

それが今回はいろんな方がSNSで声を上げ、この発言はおかしいと思っているという意見を述べたこと、そしてそれが海外メディアで取り上げられたことが後押しになり、日本のメディアでも大きく報じられたことが、日本にとって重要な一歩になったと思います。

ピンチはチャンス!とよく言われますが、今回のピンチが日本のジェンダー問題が前進するきっかけとなることを祈っています。

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