カフェイン

・眠気の仕組み

疲労などによって生じるアデノシンという物質がアデノシン受容体と結びつくことで、ヒスタミンという覚醒作用をもつ物質の放出を抑えます。結果、眠気を生じさせます。

・カフェインの作用

カフェインはアデノシンとよく似た構造をしています。
そのためカフェインとアデノシン受容体が結合することで、アデノシンアデノシン受容体の結合を阻害し、覚醒作用をもつヒスタミンの放出を促します。

・カフェイン飲料を飲むと逆に眠くなる現象

カフェインには利尿作用が含まれており、脱水症状を引き起こします。その結果、脳の血流が悪くなり意識が朦朧とします。
またエナジードリンクなど糖分が多く含まれるものは、摂取後時間経過で低血糖状態を引き起こし眠気を増進させます。