許十段の師匠=高林拓ニ七段!

許十段の師匠は高林拓ニ七段です。

『囲碁だけが強くても意味がない。
人間的に立派でないと論外だというのが高林七段のポリシー。

盤上でも盤外でも尊敬されるように頑張れ』という高林七段の信念のもと、
多くの弟子がプロ入りしました。
許が碁聖を獲得した時はとても喜んだそうです。

しかし、 高林七段は令和元年7月7日に残念ながら亡くなってしまいました。
その1ヶ月以内に高林七段門下同士、
許家元VS張瑞傑六段戦の観戦記を書くことになりました。

この観戦記は高林七段への追悼を込めて色々なエピソードを紹介しました。

癌が発覚した当初、高林七段は弟子たちに教えるつもりはありませんでした。
でも弟子の富士田明彦七段が必死に説得して聴き出します。
高林七段はかなり嫌がったのですが、弟子たちは最後にお別れを言いたい。
しかし高林七段はかなり頑固なので自分の意見を曲げません。

話し合った結果、お葬式の代わりにお別れ会をする事に。
大勢の弟子に
『 囲碁の実力は十分ある。後は人間性を磨いてタイトルを取れるような棋士になれ! 』
と高林七段はおっしゃったそうです。
弟子の許家元十段の碁聖獲得を見届けることができたので幸せな師匠生活だったと思います。

高林七段が天国で見守る中、許は2勝2敗のタイに戻すために奮戦しています。

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