詐欺師西野亮廣の近大講演について

「プペる」という恐ろしいワードを生み出す元となったペテン師西野が近大の卒業式で講演をした時の話をします。

まず初登場後に、「パラパラの拍手、こんなシラケた空気で卒業していいのか。」と、説教じみた事を言うことで、ある種の上下関係を作り出し、自分が近大生に対して上から目線で物を語れる立場であると思わせています。そこから「みなさんには2つの選択肢がある。このパラパラの拍手のままか、盛大に出迎えるか」と、先に上からものを言う立場を確立した上で、ふたつの選択肢しか与えず、ここでもやはり自分が選択肢を与える立場にあるんだと思い込ませています。そして近大生は先程パラパラの拍手についていちゃもんつけられた記憶があるため、盛大に出迎えざるを得ないと考えてしまう。そして実際に盛大に出迎えることで、自分がペテン師西野の登場を祝福していると錯覚してしまいます。このように、まず相手が自分に対して敵対していない状況を創り出す。ペテン師の常套手段をとっていますね。また、その後はしばらく何の腹の満たしにもならない、何も学び取れない、ある程度滑稽な話をしています。ここで、より警戒心を解かせようと試みており、また、その直後に大した繋がりもなく、「未来は変えられないが過去は変えられる」「時計の短針と長針は重ならない時を経て最後に必ず重なる」など、"それっぽい"話をすることで、この"それっぽい"ありがたい(笑)お話をあたかも真面目で、すんばらしい話のように見せているのです。直前まではなんの勉強にも、なんの人生の足しにならない話だった分、そこまで大したことを言っていなくても、コントラストであたかもありがたいお話をしているかのように見せているのです。最初に上下関係を提示されているため、上の人からありがたいお言葉を頂戴している、と近大生に思い込ませているわけですね。汚い男です。

キンコン西野は、笑いの才能も経営の才能もなんにも持っちゃいないが、ペテン師の才能だけは持っているようです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?