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【囲碁】全100回を目指す!上達に役立つ棋譜解説!!第6回「サバキの手法」と「コウの打ち方」

こんにちは。

IGOcompany【U】です。

財団法人日本棋院での15年間の勤務を経て、囲碁をビジネスに起業。

もうすぐ10周年になる「宇佐美囲碁教室」っていう教室を運営したり、武蔵小杉の「永代塾囲碁サロン」にて指導碁や交流会をしたり、

「新百合囲碁学園」の学園長を任されたりしながら、世田谷や麹町、大学などで囲碁を教えて、ご飯を食べてます。

本日のnoteは、

【囲碁】全100回を目指す!上達に役立つ棋譜解説!! 第6回「サバキの手法」と「コウの打ち方」

になります。

世田谷の教室に来てくれている生徒さんに「コウ」の打ち方がわからない、教えて欲しいと言われたので、

そんな「コウ」が絡む棋譜を題材にしました。

級位者の方は「コウになるともうよくわからない」っておっしゃるので、「コウ」っていうのはこういう感じで、「コウ材」っていうのはこういうものだよと後半部分で優しく解説しようと思います。

それから、棋譜解説の前に、

(すみませんが)、

ちょっと僕の本の宣伝も載せます。

Amazonで発売中ですので、良かったらサンプルだけでも眺めて下さい。

できるだけ優しい内容の本を目指して、級位者から有段者までの囲碁に必要な知識を詰め込んでいます!

前回の、

【囲碁】全100回を目指す!上達に役立つ棋譜解説!!は、こちら。

※必ず前回のnoteを載せていますので、興味があったら遡ってみて下さい。

前にも書きましたが、

囲碁の棋力向上の為には、沢山の知識が必要です。

囲碁は、これだけを覚えれば大丈夫!ってことが(ナカナカ)ないんですね。

応用の連続と言いますか、難しい言葉で表現すると「棋理(囲碁の理屈)」の理解が重要です。

色々な局面に対応するために、それぞれの知識が必要になるので、たくさんの棋譜解説を読んで、囲碁の知識の引き出しを増やしていかないといけません。

身も蓋もない言い方をすれば、兎に角、数をこなさないことには強くならないんですよね(笑。

だからこそ、少しでも皆様の棋力向上に役立つようにnoteで、100回を目指して、棋譜解説を続けていくつもりです。

週に1回、定期的に発信していけば、年間50局分以上の「新しい知識」に触れることが出来るので、皆様の棋力向上に役に立つこと間違いなしです。

有料記事は、有料noteのマガジンにまとめておきますので、全部読みたい人は下をクリック!(今まで書いた有料記事の全てが読めます!)。

ありがたいことに(本当に嬉しいです)最近沢山の方に購入して頂けています。

単発記事は330円ですが、マガジンは1回5980円で購入してもらえば、これからの有料記事も含めて、すべて読むことが可能です。

330円の100回分、33,000円だとちょっと高いかもなって思う方も、5,980円だったらたった1回59円!(有料記事は10年間書き続けると宣言したので、単価はもっと安くなると思います。ただし、途中で値上げはする予定です。すみません。是非ぜひ今のウチに!)

その他にも、

僕の書籍の内容だったり、

人気のnoteも読むことが出来ますので、

宜しければ購入をご検討下さい!

購入してもらわなくても、スキのリアクションを頂けるだけでもモチベーションになりますので、そちらだけでも宜しくお願い致します!!

それでは、

【囲碁】全100回を目指す!上達に役立つ棋譜解説!!第6回「サバキの手法」と「コウの打ち方」

を始めます!(※途中から有料note。無料部分だけでも是非ぜひ読んでみて下さい)。

参考教材は、こちら。

こちらは、木曜日夜19時からの木曜交流会での指導碁を題材にしました。

僕が白番で、三子局の指導碁です。

良かったら、碁盤に石を並べながら解説を読んでみて下さい。

今回のテーマ図は、

まず下の「サバキの手法」について、

そして、それに関連した「コウの攻防」についてです。

【テーマ図】

左上隅、ダイレクト三々の形からの白19のノビに対して、

黒番で、どう打つのが良いでしょうか??

今回のテーマ図(のひとつ)

それでは、

棋譜を最初から順々に解説していきます。

何度も言いますが、棋譜解説の中で、色々な事を書いていきますので、ちょっとずつ知識の引き出しを増やしてみて下さい。

【白1手目~黒19手目まで】

右下隅は、小目に黒2とケイマのカカリ。

(だいたいは)白3とコスミで受ければ自然です。たまにハサミを試したりもしています。

左上隅は、ダイレクト三々からよくできる形

白15の切りは、3子局ですし、ちょっと戦いを仕掛けてみようかなという着手です(少し早いかもしれません)。

白15の切りでは、黒16の位置にアテを打つ手もあるでしょう。

【黒20手目】

実戦は黒20のヒラキ。

「戦いになりそうだから、黒20とヒラキを打って強くする」

自然な手に思えますが、実は有段者だと若干物足りない打ち方になります。

黒20は無難な一手

【白21手目】

白21とサガリを打たれると、黒△の4子の強弱が気になります。

黒20のヒラキが悪い手ではありませんが、もっと良い打ち方があるのです。

このような場合は…、

【参考図①】

黒1のハネから黒3のカケツギを打つことで、黒は弾力のある形となります。

実戦の進行と比べてみよう!

このように「サバキの手法」のハネカケツギで打つことによって、実戦の黒よりサバキやすい形になっています。

※白4のアテに、コウではじく可能性も残っているのが嬉しい。

【参考図②】

級位者の方が気になるのは、白6の抜きだと思います。

黒1が取られてしまうじゃないかと考えてしまうんだと思うんですが、それに対しては黒7のカケツギが好形!

白6の抜きは黒が嬉しい

白は左上隅の生きている石から黒1の一子を取っただけ、黒はその抜きの調子で黒7とカケツギを打てるので眼形が豊富な強い石になることが出来ます。

上で示した二つの図を続けて載せてみますので、どちらの黒石が強そうか比べてみて下さい。

実戦の黒
ハネカケツギをした黒

どちらの黒の方が「強く」見えますか??

【実戦の進行 黒26手目まで】

実戦の黒26の左辺のマガリはまだ小さい。

この手では、上辺のAに受けておけば自然だったでしょう。

黒Aと打っていれば黒自然

【白27手目~黒32手目まで】

白は、黒が受けなかったので白27と追及してみました。

指導碁だったので、深く考えなかったのですが(黒はAに受けるくらいかなと思ってました)、黒は28のブツカリから白の石を分断し、戦いを仕掛けてきました。

ここから一気に石の強弱が重要になります。

ただし、黒32ではAにハネを打つのが急所でした。黒32のノビは(少しだけ)優しい打ち方です。

黒32でAのハネが形の「急所」

【黒32手目】

黒32とノビを打たれた局面。

白は、白△の二子の強弱が気になります。

ここで白はどう打つのが良かったでしょうか?

答えは、

以下の有料部分で解説します。

※これ以下、有料部分。

※ここまで読んでいただき、ありがとうございました!!

【正解は…】

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