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【囲碁】全100回を目指す!上達に役立つ棋譜解説!! 第2回

こんにちは。

IGOcompany【U】です。

囲碁をビジネスに起業して「宇佐美囲碁教室」っていう教室を運営したり、武蔵小杉の「永代塾囲碁サロン」にて指導碁や交流会をしたり、

「新百合囲碁学園」の学園長を任されたりしながら、世田谷や麹町、大学などでも囲碁を教えて、ご飯を食べてます。

こないだ出版した【囲碁】ヨセを知る最初の一歩「ハネツギ」から学ぶヨセの基礎知識、Amazonで絶賛発売中です!

(良かったら、サンプルだけでも眺めてみて下さい)。

さて、

今回のnoteは、

【囲碁】全100回を目指す!上達に役立つ棋譜解説!! 第2回

です。

前回のnoteは、こちら。

※必ず前回の棋譜解説を載せて、遡れるようにしようと思います。

前にも書きましたが、

囲碁を上達するためには、

対局を重ねることはもちろんですが(詰碁や手筋を勉強することも大切です)、その上で「たくさん棋譜解説に触れる」必要があります!

囲碁は、これを覚えれば大丈夫!ってことが(ナカナカ)ないんですね。

応用の連続と言いますか、難しい言葉で表現すると「棋理(囲碁の理屈)」の理解が重要です。

色々な局面に対応するために、それぞれの知識が必要になるので、たくさんの棋譜解説を読んで囲碁の引き出しを増やしていかないといけません。

だからこそ、少しでも皆様の棋力向上に役立つように、第100回を目指してこれから棋譜解説を定期的にコツコツと書いていこうと思っています!

週に1回、定期的に解説していけば、年間50局分以上の「新しい知識」に触れることが出来ます。囲碁が上達しないはずがありません!

有料記事は、有料noteのマガジンに入れておきますので、全部読みたい人はこちらからお願いします(今まで書いた数十本も読めます)。

「ご覧いただき、ありがとうございます。noteの有料記事をまとめたマガジンです。今までの有料記事を読むことができ、これから2032年まで10年間は書き続ける有料記事を『ずっと』読むことができます。また、Amazonで出版している私の書籍と関連したnoteもございます。今の段階でも5980円よりは(だいぶ)お得になっているマガジンです。囲碁教材を販売しているnoteにもアクセスできるので囲碁の普及にも役立てて下さい。」

購入してもらわなくても、スキのリアクションを頂けるだけでもモチベーションになりますので、どうか宜しくお願い致します。

それでは、

【囲碁】全100回を目指す!上達に役立つ棋譜解説!! 第2回

を始めます!(※途中から有料noteになります)。

参考教材は、こちら。

良かったら、碁盤に並べながら読んでみて下さい。

今回は、

僕のオンライン指導碁の棋譜を題材にしました。

定先、逆コミが15目ある対局です。

指導碁なので、ちょっと優しい(?)着手もありますね。

この指導碁のテーマは、

ダイレクト三々からの定石の選択、です。

右下隅の形から、どのような定石を目指すべきなのかを考えてみましょう。

【解説に使う棋譜 1手目~100手目まで】

白100

【1手目~15手目まで】

左上隅、黒5のカカリから黒11までが「ツケヒキ定石」。
最近は、黒11の手で、単にヒラキを打たず、左下隅へのカカリや三々なども考えられます。

右下隅、黒15ではAのノビがオススメ!

右下隅の黒15のケイマは、難しくなる可能性もあるので(実戦は同じ形になりましたが)、黒Aにノビがオススメです。

あっ、ちなみに、三々定石に関しては、

こちらの書籍や、

こちらのnoteも参考にして下さい!

【白18手目まで】

右下隅は白18で「一旦保留する」のが、最近の打ち方。

続けて、黒19でAのノビなどを選択してしまうと、後手を踏んでしまうので後々の局面でAのノビかBのハネ、どちらを打つかを決めるという、着手の可能性を残すのが有力な打ち方です。

黒19の星へのヒラキは最近では珍しい(とはいえ、自然な一手です)

【白26手目まで】

右上隅はツケ二段定石の簡明形。

黒25のカタツギで、先手を取ろうという意図があります。

黒19の石もあるので、これで黒十分かもしれません。

黒25のツギは簡明な打ち方

黒25の手で、Aにアテを打っていくと「ツケ二段定石」のよくある変化。
ちょっと選択肢が多くなる定石です(でも、現代ではよく打たれています)。

ちなみに、

「ツケ二段定石」に関しては、こちらのnoteでもまとめていますので、ご覧になってみて下さい。

※「ツケ二段定石」を説明しているnoteは、他にも4.5本あります!我ながら結構沢山書いてますね。良かったら探してみて下さい。
少しでも参考になると嬉しいです!

【黒29手目まで】

黒29の手が、

今回のメインテーマ。

三々定石を扱う上で、しっかりとした考え方を身につけたい考え方を紹介します。

黒29は定石の一手だが…

皆さんだったら、29手目で、どう打ってみたいでしょうか?

※これ以下、有料部分です。
※ここまで読んでいただき、ありがとうございました!!

【参考図①】

この局面では、

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