見出し画像

【囲碁】全100回を目指す!上達に役立つ棋譜解説!! 第1回

※有料記事ですが、途中まで無料で読むことが出来ます。
※拙い解説ではありますが、これから書き続ける全100回分の解説を読んでいただければ「絶対」に棋力向上につながると思います!

こんにちは。

IGOcompany【U】です。

囲碁をビジネスに起業して「宇佐美囲碁教室」っていう教室を運営したり、武蔵小杉の「永代塾囲碁サロン」にて指導碁や交流会をしたり、

「新百合囲碁学園」の学園長を任されたりしながら、世田谷や麹町、大学などでも囲碁を教えて、ご飯を食べてます。

先日、出版した【囲碁】ヨセを知る最初の一歩「ハネツギ」から学ぶヨセの基礎知識、Amazonで絶賛発売中です(良かったら、サンプルだけでも眺めてみて下さい)。

さて、

今回のnoteは、

【囲碁】全100回を目指す!上達に役立つ棋譜解説!! 第1回

です。

棋譜解説は、

今までもタイトル戦だったり、

生徒さんとの棋譜で気になるものがあれば、

ちょこちょこnoteで解説をしていたんですが、

まとめるのも結構大変なので、毎週って感じで定期的には書いていませんでした。

とはいえ、

僕は、毎日色んな教室を担当してて、週5回ほど1時間の囲碁の講義をしているので、その内容を書かない(残さない)のはモッタイナイよなと(今更ながら)気づいたので、

今回から、

【囲碁】全100回を目指す!上達に役立つ棋譜解説!! 第1回として、定期的に本腰を入れて棋譜解説をしていきたいと思います!!

宇佐美囲碁教室」や、オンライン教室、新百合囲碁学園で解説している講義の内容になります。

もし好評だったら、本にまとめたいですね。

囲碁を上達するためには、

対局を重ねることはもちろんですが、

その上で「たくさん棋譜解説に触れる」必要があるので(もちろん、詰碁や手筋を勉強することも大切です)、拙い文章ではありますが、皆さんの棋力向上に少しでも役立てば嬉しいです!

囲碁は、1個のことを覚えれば大丈夫ってことがないんですよね。

基本と応用の繰り返しと言いますか、難しい言葉で表現すると「棋理(囲碁の理屈)」の理解が重要です。

色々な局面に対応するために、それぞれの知識が必要になるので、たくさんの棋譜解説を聴いて、囲碁の引き出しを増やしていかないといけません。

チェスや将棋だったら、こういう時はこう打つのが良いって、素直に言うことが出来るんですけど、

囲碁は「定石を覚えて2目弱くなる」という嫌な格言があったりするくらい(頭でっかちに定石だからって打っても、状況によってはマイナスになるんだよという意味)、ホント、基本と応用の両方が必要となります。

だったら、どうすれば良いのか?

棋譜解説をたくさん読んで実力をつけていくしかないんです。

(ちょっとダイレクトマーケティングみたいですが)、これは本当のことで、上達の為には定期的に勉強して、色んな知識をコツコツと積み重ねていくしかありません。

昔は、棋譜並べで、自然とそういう「筋」を身に着けるという文化もあったのですが(棋譜並べを否定しているワケではありませんよ!)、

今回のnoteのように解説付きで並べた方が、早く身につくはずです。

だからこそ、第100回を目指してこれから棋譜解説を定期的にコツコツと書いていこうと思っています!

是非ぜひ読んでみて下さい。

週に1回、定期的に解説を読んでいただければ、年間50局分以上の「新しい知識」に触れることが出来ます。

囲碁が上達しないはずがありません!

ちなみに、今までの有料noteは、2万字前後の文量だったんですが、あまり長いと読まないと生徒さんから言われたので、ちょっと単価を安くして短めにまとめていこうと思います。

これから書き続ける有料noteは、このマガジンに全部入れていきますので、

5980円で1回購入してもらえば、ずっと読み続けることができる事もお伝えしておきます。

10年間は書き続けて数100本になる予定ですので、良かったらご検討下さい(いずれ値上げするかもしれませんのでお早めに!)。

10年だと、月に50円で囲碁が上達出来るって事ですね(すみません、アカラサマな宣伝ですが)!!

紹介

「ご覧いただき、ありがとうございます。noteの有料記事をまとめたマガジンです。今までの有料記事を読むことができ、これから2032年まで10年間は書き続ける有料記事を『ずっと』読むことができます。また、Amazonで出版している私の書籍と関連したnoteもございます。今の段階でも5980円よりは(だいぶ)お得になっているマガジンです。囲碁教材を販売しているnoteにもアクセスできるので囲碁の普及にも役立てて下さい。」

購入してもらわなくても、スキのリアクションを頂けるだけでもモチベーションになりますので、どうぞ宜しくお願い致します。

それでは、

【囲碁】全100回を目指す!上達に役立つ棋譜解説!! 第1回

を始めます!(※途中から有料noteになります)。

参考教材は、こちら。

良かったら、碁盤に並べながら読んでみて下さい。

今回は、名人戦第5局を参考にしました。

テーマは、

・弱い石から動く
・2目の頭の急所

です。

【第48期名人戦挑戦手合 第5局】

黒 井山裕太 王座 白 芝野虎丸 名人

【初日の総譜 1手目~91手目】

この段階で形勢は黒優勢

第5局の初日。

白92手目が封じ手となります。

【1手目~16手目まで】

白12のノゾキはキカシ

お互い空き隅をしめて、黒5のシマリ。

白6のカカリに対しては、コスミやケイマで受ける手も考えられますが、井山先生は黒7のコスミツケからしっかりと隅の地を取るのを好んでいる印象があります。

ひと昔前だったら、白に「二立三析」の好形を与えるので、打ち難かったかもしれませんが、今は「全く」気にせずに打ちますね。

白16のコスミツケに対しては…

【参考図①】

基本的には立つ一手だけど

黒17と「立つ(ノビる)」手が良く打たれるのですが、白18とハサミを打たれると左下隅の黒の2子が攻められてしまうと考えたのでしょう。

【黒19手目まで】

実戦は、黒17とコスミツケに受けずに左辺にヒラキ。白18は相手の手抜きを咎める一手です。部分的には、白18と打てれば白も好形です。

相手が手抜いてきた時は「兎に角、連打する」って覚えておくと、役に立つと思います。

実戦は黒19と打って形を決めにいきました。

黒19手目は、どこに打つか悩ましい局面です。

AIで検討すると、Aのケイマも示されていました。

【参考図②】

黒19のケイマから、左上隅を盛り上げていく手も黒有力です。

ケイマからのオシは素直な進行

【白30手目まで】

実戦の黒19の打ち込みから黒は形を決めに行きました。

黒29までとなって悪くないと見ています

これはこうなるトコロというと、乱暴な説明になってしまいますが、黒19に白を分断する意図はなく、少し白の形を制限しているような進行です。

部分的には、上辺は(ホンの少し)黒良しでしょうが、白30と左辺に打ち込んで、まだまだ互角の局面。

【黒41手目まで】

この後の進行が、僕には少し違和感があったトコロです。

もちろん、プロの先生の着手に文句を言うワケではありませんが、基本があって応用があるように、プロの先生は、あえて基本を外して打つ場合があるのです。

この局面を、生徒さんに伝えるとしたら、

白38は頑張りすぎのハネに見えます

白38のハネを打ってしまうのは、強い石から動いてしまっている意味があるので、やや打ち過ぎだったと説明するでしょう。

では、この局面、白38手目では、どう打つのが良かったでしょうか!?

※以下、有料部分です。
※ここまで読んでいただき、ありがとうございました!!

【参考図③】

ここから先は

1,451字 / 6画像
この記事のみ ¥ 330

サポートありがとうございます。コロナの影響もあり、今囲碁界はどんどん縮小していっています。どうにかしたいと思っている方は多いと思います。まずは小さな一歩から、囲碁の本を買ったり、近くの囲碁サロンに行ってみたり、周りに囲碁を教えてみて下さい。サポートは囲碁普及に使わせて頂きます。