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「アタリは当たり前ではない」せき教室のすごい補講2021/05/14金

インストラクターの関です。お久しぶりです。

「せき教室のすごい補講」5月14日金曜編です!

前半無料の第一回もどうぞ!

現在、「初台囲碁クラブ」 金曜、18時~22時

   「平井の本棚」 2F 奇数週の水曜、19時半~21時半

二か所で「夜教室」をさせていただいてます。​入門~初段クラスですが、有段の方もいらっしゃいます。

そこでの解説や指導碁のときに、言ったこと、言ってないこと、言い忘れたこと、あとから気づいたこと・・・毎回テーマに沿って、考え方と碁盤の見方のコツをご紹介します。

・この日は教室に行けなかったので、何をやったか見たい。

・教室でやったことの理解を深めたり、ちょっと前の教室の復習をしたい。

・行ったことないけれど、ちょいとのぞいてみたい。

・19路盤に入ったけれど、何をしていいかよくわからない。

・いろいろ勉強していて、かえってこんがらがってる気がする。

・戦いは得意。でも布石が苦手で、初段前後だけど自信が持てない。

などなどの方におすすめできると思います。

(もし「この記事はまだ早かった・・・!」と思いましたら、noteには返金の機能があり、受け付けております。ご遠慮なくm(_ _)m)


テーマ 「アタリは当たり前ではない」


囲碁教室の先生たるもの、目のまえの人に届くような言葉を吐くのが使命です。
囲碁を教える仕事・・・のようですが、いろいろなものをそぎ落とすと、
「人が人に何か言葉をかける」
というのが私の仕事の芯の部分になります。

囲碁の、正しい手を教えるだけでは、その10%までしか務めを果たせていない。必要条件ではあるが、十分条件ではない。
目のまえの人が次に一歩を踏み出すには、どんなテーマをどんな言葉で言えばよいか。楽しく囲碁をしてもらうためにどうするか。
あるいは、ウケてくれるか(こちらは専門外なので不得意)
毎週違うメンバーを前にして、できる限り果たせるようにしたいと思っています。

そんな感じで頑張っていると、どんな人にも響くような解説が欲しいな、と思うし、ある程度つかめてきたんじゃないかと思っています。
覚えたての人でも「できるかも!」と思えるような、有段者の人でも初心に帰って囲碁の芯が強くなるような、やつ。

その初心の一つが、「アタリ」

アタリより大事なもの、地くらいしかないですよ。


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今回のテーマは、左下の「一間バサミ」定石。
この周辺にどんなヨミが、考え方が、隠されているかをお見せしたいと思います。

白36のとき、黒はどうしますか?

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あるいは、黒35でこんな感じでやってきたのですが、黒三子を取る手を見つけてみましょう。

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