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第47回県アマチュア選手権大会(信濃毎日新聞社)

福岡昭秀さんが優勝  準優勝は原孝行さん

 第47回県アマチュア選手権大会(主催・信濃毎日新聞社、日本棋院県本部)は8月20日、長野市松岡のリサイクルプラザで開き、ベテランの福岡昭秀さん(74)=茅野市=が優勝を飾りました。
 トーナメント方式からスイス方式5回戦に模様替えして3回目となる県大会。県内4地区の予選を勝ち抜いた小学生から80代の計32選手が出場し、熱戦を繰り広げました(欠場の米倉丈博さん=中信代表=に代わり、北信予選次点の田村邦彦さんが出場)。

 4回戦を終えて全勝は福岡さんと原孝行さん(32)=飯田市=の南信勢同士。注目の一戦は黒番の福岡さんが積極的に打ち進め、原さんの追い上げを振り切って優勝を決めました。
 常勝の杉田俊太朗さん(26)=小諸市=が今年も欠場し、混戦が予想される大会となりました。福岡さんをはじめベテラン勢の活躍が目立ち、かつてのタイトルホルダー矢島一男さん(81)=諏訪郡富士見町=は若々しい碁で1回戦から3連勝。4勝1敗の青木幹雄さん(82)=埴科郡坂城町=は、同じく4勝1敗の原光王さん(73)=坂城町=をスイス方式の点数でわずかに上回り、見事3位に入賞しました。

 本棋戦は主催紙の信濃毎日新聞に観戦記が掲載されます。今回も2勝同士の3回戦4局、3勝同士の4回戦2局、決勝1局の計7局が来年の紙面に載る予定です。
 なお、世界アマチュア選手権の日本代表を決める全国大会は、主催の日本棋院の都合で今回も開催されず、優勝した福岡さんは残念がっていました。
 全国大会の不開催はコロナ禍で中止した2020年を含めて4年連続。世界アマ日本代表は暫定的にアマ名人とアマ本因坊による対局の勝者ですが、今回は名人・本因坊2冠の大関稔さんが代表です。
 

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