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    『ゼペット』レベッカ・ブラウン作、カナイフユキ絵、柴田元幸訳 ※特典付き

    ーーー※twililight店頭、オンラインショップでご購入の方には、購入特典として、レベッカ・ブラウン「豚たち」/ 訳者・柴田元幸による手書き翻訳原稿をおつけします。*「豚たち」は「ゼペット」と同様、2018年に刊行されたNot Heaven, Somewhere Else(『天国ではなく、どこか別の場所』、Tarpaulin Sky Press刊、邦訳なし)に収められています。ーーー『体の贈り物』『若かった日々』『家庭の医学』などで知られるアメリカの作家、レベッカ・ブラウンの小品「ゼペット」を、柴田元幸の翻訳、カナイフユキの絵によって、絵本にしました。レベッカ・ブランが夢見なおした「ピノキオ』です。—人間になんかなりたくない、命なんかほしくないと言い続けるピノキオを抱えた老人のお話。その悲しみと優しさに、カナイフユキの色彩が寄り添います。不器用で、弱く、失敗して負けていく人、周縁化されていく人のために、そういう人たちが孤独ではないんだと思えるように描いているカナイフユキと、レベッカ・ブラウンによる、「祈り」にも似た絵本が誕生しました。–レベッカ・ブラウンの「ゼペット」(“Geppetto”)は、2018年に刊行されたNot Heaven, Somewhere Else: A Cycle of Stories(『天国ではなく、どこか別の場所 物語集』、Tarpaulin Sky Press刊、邦訳なし)に収められている。この物語集には、「三匹の子ぶた」を踏まえた“Pigs”、「赤ずきんちゃん」を踏まえた“To Grandmother’s House”をはじめ、ヘンゼルとグレーテル、ハンプティ・ダンプティなど、さまざまな伝統的物語やキャラクターがレベッカ流に語りなおされた物語が並んでいる。語り直しの切り口は作品によってさまざまで、単一のメッセージに還元できない、豊かな「サイクル」が出来上がっている。100ページに満たない小著だが、怒りと希望をシンプルな文章で発信しつづけるレズビアン作家レベッカ・ブラウンの神髄が伝わってくる。「ゼペット」は厳しさと優しさが並存していて、中でもとりわけ味わい深い。柴田元幸–タイトル:『ゼペット』著者:レベッカ・ブラウン翻訳:柴田元幸絵:カナイフユキ装幀:横山雄(BOOTLEG)判型:w148×h196mm 並製本+両雁だれページ数:28ページ カラー本体価格:1,600円+税発行:ignition gallery発行所:twililightカタログ番号:ign-011刊行日:2022年9月20日–《著者プロフィール》レベッカ・ブラウン1956年ワシントン州生まれ、シアトル在住。作家。翻訳されている著書に『体の贈り物』『私たちがやったこと』『若かった日々』『家庭の医学』『犬たち』、ナンシー・キーファーとの共著に『かつらの似合っていない女』がある。『体の贈り物』でラムダ文学賞、ボストン書評家賞、太平洋岸北西地区書店連合賞受賞。柴田元幸1954年、東京生まれ。米文学者、翻訳家。『生半可な學者』で講談社エッセイ賞、『アメリカン・ナルシス』(東京大学出版会)でサントリー学芸賞、『メイスン&ディクスン(上・下)』(トマス・ピンチョン著、新潮社)で日本翻訳文化賞、2017年には早稲田大学坪内逍遙大賞を受賞。文芸誌『MONKEY』の責任編集も務める。カナイフユキ長野県生まれ。イラストレーター、コミック作家​個人的な体験と政治的な問題を交差させ、あらゆるクィアネスを少しずつでも掬い上げ提示できる表現をすることをモットーに、イラストレーター、コミック作家として活動しつつ、エッセイなどのテキスト作品や、それらをまとめたジン(zine,個人出版物)の創作を行う。
    ¥1,760
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    小山田浩子『パイプの中のかえる』※特典付き

    ※twililight店頭、オンラインショップでご購入の方には、特典として小山田浩子インタビュー『全部私小説と思って書いている』(5枚)をおつけします。「広島の田舎で生まれ育ちいまも似たような地域に住んでいる私は、井の中の蛙というかパイプの中のかえるというか、狭い範囲で暮らしそれなりに充足していて、でもそこから顔を出し世界を見回すこともある」日経新聞夕刊に2020年7月から12月の半年間毎週連載したコラムに、書き下ろし2本をくわえた、芥川賞作家・小山田浩子初のエッセイ集。—新型コロナウイルス感染症の影響で混乱する中、東京五輪が延期になった2020年7月から12月の半年間に書かれた23のコラムに、2022年4月に書いた2本のコラム。九州など各地での豪雨災害、衣替え、広島の「平和教育」、生落花生、故郷の言葉…近くに遠くに潜むいろいろなものに、気づくことの面白さと不思議さ。小山田浩子が今まで生きてきたすべての「今」がつまったエッセイ集。—《収録作品》メボ / 被災の国 / 衣替え / 女はしない / 鯛 / 呪いの小石 / 広島の「平和教育」 / 新しい「平和教育」 / 「平和教育」の先 / 名前のない読書 / Eテレさん / ヤゴ / 自動ドア / 朝の4時 / 生落花生 / 呼び方 / 故郷の言葉 / 買い物が苦手 / 映画 / オンライン / 缶コーヒー / ノートパソコン / 餅つき / 救急車 / 近くに遠くに—-タイトル:『パイプの中のかえる』著者:小山田浩子装画・挿画:オカヤイヅミ装幀:横山雄(BOOTLEG)判型:四六判変形ページ数:120ページ本体価格:1,600円+税発行:ignition gallery発行所:twililightカタログ番号:ign-010刊行日:2022年5月29日—《著者プロフィール》小山田浩子(おやまだ・ひろこ)1983年広島県生まれ。2010年「工場」で新潮新人賞を受賞してデビュー。2013年、同作を収録した単行本『工場』が三島由紀夫賞候補となる。同書で織田作之助賞受賞。2014年「穴」で第150回芥川龍之介賞受賞。他の著書に『庭』『小島』がある。
    ¥1,760
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    《二刷》柴崎友香『宇宙の日』

    ”5月5日は宇宙の日。だんだんと強く、速くなるドラムの音が、わたしの足から頭へと突き抜けていって、その音によって前後に揺り動かされている頭を一瞬止めて目を開けると、深い青色の空が見えた。”小説家・柴崎友香が、ROVOの日比谷野音公演をひたすら書いた短篇を、1冊の小さな本にしました。ページをめくるたび、ライブで音楽を聴く喜びが溢れ出します。またライブという生きた場所で音楽に浸りたくなります。「あとがき」は2020年4月27日に著者が書き下ろしました。いま、そしてこのさき何度でも、手にとってページを開いて音楽の中へ。重版にあたり、ROVOの勝井祐二さんに「解説」を書いてもらいました。「何か宇宙っぽい音楽をやろう」と結成されたダンスロック・バンドROVOが、実際にどのような影響を受けて生まれたのか。「宇宙の日」と呼ばれる「MDTフェスティバル」がどのように生まれ、回を重ねていったのか。柴崎さんの「宇宙の日」について、そしてコロナ禍でのMDTについて。“自分達の音楽を野音で「あの日」聞いてくれた事が言葉で、その場にいるように伝わって来る事に驚き、音楽と映像と照明の織りなす姿がこんなにも言葉で表現出来るものかと感動しました”(解説より)-----著者:柴崎友香タイトル:『宇宙の日』カタログ番号:ign-003発行:ignition gallery発売日:2020年5月5日判型:A6判ページ数:32Pあとがき:柴崎友香解説:勝井祐二装幀:横山雄(BOOTLEG)装画:山口洋佑
    ¥693
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ignition galleryのオンラインストアです。心に明かりが灯るような作品をお届けできたらと思っています。主宰:熊谷充紘
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『ゼペット』レベッカ・ブラウン作、カナイフユキ絵、柴田元幸訳 ※特典付き

ーーー※twililight店頭、オンラインショップでご購入の方には、購入特典として、レベッカ・ブラウン「豚たち」/ 訳者・柴田元幸による手書き翻訳原稿をおつけします。*「豚たち」は「ゼペット」と同様、2018年に刊行されたNot Heaven, Somewhere Else(『天国ではなく、どこか別の場所』、Tarpaulin Sky Press刊、邦訳なし)に収められています。ーーー『体の贈り物』『若かった日々』『家庭の医学』などで知られるアメリカの作家、レベッカ・ブラウンの小品「ゼペット」を、柴田元幸の翻訳、カナイフユキの絵によって、絵本にしました。レベッカ・ブランが夢見なおした「ピノキオ』です。—人間になんかなりたくない、命なんかほしくないと言い続けるピノキオを抱えた老人のお話。その悲しみと優しさに、カナイフユキの色彩が寄り添います。不器用で、弱く、失敗して負けていく人、周縁化されていく人のために、そういう人たちが孤独ではないんだと思えるように描いているカナイフユキと、レベッカ・ブラウンによる、「祈り」にも似た絵本が誕生しました。–レベッカ・ブラウンの「ゼペット」(“Geppetto”)は、2018年に刊行されたNot Heaven, Somewhere Else: A Cycle of Stories(『天国ではなく、どこか別の場所 物語集』、Tarpaulin Sky Press刊、邦訳なし)に収められている。この物語集には、「三匹の子ぶた」を踏まえた“Pigs”、「赤ずきんちゃん」を踏まえた“To Grandmother’s House”をはじめ、ヘンゼルとグレーテル、ハンプティ・ダンプティなど、さまざまな伝統的物語やキャラクターがレベッカ流に語りなおされた物語が並んでいる。語り直しの切り口は作品によってさまざまで、単一のメッセージに還元できない、豊かな「サイクル」が出来上がっている。100ページに満たない小著だが、怒りと希望をシンプルな文章で発信しつづけるレズビアン作家レベッカ・ブラウンの神髄が伝わってくる。「ゼペット」は厳しさと優しさが並存していて、中でもとりわけ味わい深い。柴田元幸–タイトル:『ゼペット』著者:レベッカ・ブラウン翻訳:柴田元幸絵:カナイフユキ装幀:横山雄(BOOTLEG)判型:w148×h196mm 並製本+両雁だれページ数:28ページ カラー本体価格:1,600円+税発行:ignition gallery発行所:twililightカタログ番号:ign-011刊行日:2022年9月20日–《著者プロフィール》レベッカ・ブラウン1956年ワシントン州生まれ、シアトル在住。作家。翻訳されている著書に『体の贈り物』『私たちがやったこと』『若かった日々』『家庭の医学』『犬たち』、ナンシー・キーファーとの共著に『かつらの似合っていない女』がある。『体の贈り物』でラムダ文学賞、ボストン書評家賞、太平洋岸北西地区書店連合賞受賞。柴田元幸1954年、東京生まれ。米文学者、翻訳家。『生半可な學者』で講談社エッセイ賞、『アメリカン・ナルシス』(東京大学出版会)でサントリー学芸賞、『メイスン&ディクスン(上・下)』(トマス・ピンチョン著、新潮社)で日本翻訳文化賞、2017年には早稲田大学坪内逍遙大賞を受賞。文芸誌『MONKEY』の責任編集も務める。カナイフユキ長野県生まれ。イラストレーター、コミック作家​個人的な体験と政治的な問題を交差させ、あらゆるクィアネスを少しずつでも掬い上げ提示できる表現をすることをモットーに、イラストレーター、コミック作家として活動しつつ、エッセイなどのテキスト作品や、それらをまとめたジン(zine,個人出版物)の創作を行う。
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小山田浩子『パイプの中のかえる』※特典付き

※twililight店頭、オンラインショップでご購入の方には、特典として小山田浩子インタビュー『全部私小説と思って書いている』(5枚)をおつけします。「広島の田舎で生まれ育ちいまも似たような地域に住んでいる私は、井の中の蛙というかパイプの中のかえるというか、狭い範囲で暮らしそれなりに充足していて、でもそこから顔を出し世界を見回すこともある」日経新聞夕刊に2020年7月から12月の半年間毎週連載したコラムに、書き下ろし2本をくわえた、芥川賞作家・小山田浩子初のエッセイ集。—新型コロナウイルス感染症の影響で混乱する中、東京五輪が延期になった2020年7月から12月の半年間に書かれた23のコラムに、2022年4月に書いた2本のコラム。九州など各地での豪雨災害、衣替え、広島の「平和教育」、生落花生、故郷の言葉…近くに遠くに潜むいろいろなものに、気づくことの面白さと不思議さ。小山田浩子が今まで生きてきたすべての「今」がつまったエッセイ集。—《収録作品》メボ / 被災の国 / 衣替え / 女はしない / 鯛 / 呪いの小石 / 広島の「平和教育」 / 新しい「平和教育」 / 「平和教育」の先 / 名前のない読書 / Eテレさん / ヤゴ / 自動ドア / 朝の4時 / 生落花生 / 呼び方 / 故郷の言葉 / 買い物が苦手 / 映画 / オンライン / 缶コーヒー / ノートパソコン / 餅つき / 救急車 / 近くに遠くに—-タイトル:『パイプの中のかえる』著者:小山田浩子装画・挿画:オカヤイヅミ装幀:横山雄(BOOTLEG)判型:四六判変形ページ数:120ページ本体価格:1,600円+税発行:ignition gallery発行所:twililightカタログ番号:ign-010刊行日:2022年5月29日—《著者プロフィール》小山田浩子(おやまだ・ひろこ)1983年広島県生まれ。2010年「工場」で新潮新人賞を受賞してデビュー。2013年、同作を収録した単行本『工場』が三島由紀夫賞候補となる。同書で織田作之助賞受賞。2014年「穴」で第150回芥川龍之介賞受賞。他の著書に『庭』『小島』がある。
¥1,760
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《二刷》柴崎友香『宇宙の日』

”5月5日は宇宙の日。だんだんと強く、速くなるドラムの音が、わたしの足から頭へと突き抜けていって、その音によって前後に揺り動かされている頭を一瞬止めて目を開けると、深い青色の空が見えた。”小説家・柴崎友香が、ROVOの日比谷野音公演をひたすら書いた短篇を、1冊の小さな本にしました。ページをめくるたび、ライブで音楽を聴く喜びが溢れ出します。またライブという生きた場所で音楽に浸りたくなります。「あとがき」は2020年4月27日に著者が書き下ろしました。いま、そしてこのさき何度でも、手にとってページを開いて音楽の中へ。重版にあたり、ROVOの勝井祐二さんに「解説」を書いてもらいました。「何か宇宙っぽい音楽をやろう」と結成されたダンスロック・バンドROVOが、実際にどのような影響を受けて生まれたのか。「宇宙の日」と呼ばれる「MDTフェスティバル」がどのように生まれ、回を重ねていったのか。柴崎さんの「宇宙の日」について、そしてコロナ禍でのMDTについて。“自分達の音楽を野音で「あの日」聞いてくれた事が言葉で、その場にいるように伝わって来る事に驚き、音楽と映像と照明の織りなす姿がこんなにも言葉で表現出来るものかと感動しました”(解説より)-----著者:柴崎友香タイトル:『宇宙の日』カタログ番号:ign-003発行:ignition gallery発売日:2020年5月5日判型:A6判ページ数:32Pあとがき:柴崎友香解説:勝井祐二装幀:横山雄(BOOTLEG)装画:山口洋佑
¥693
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スチュアート・ダイベック+狩野岳朗+柴田元幸『封筒と便箋』

アメリカ・シカゴ出身の作家・スチュアート・ダイベックによるエッセイ「封筒」から、封筒と便箋を作りました。画家・狩野岳朗による描き下ろしの絵を封筒と便箋にデザインし、訳者・柴田元幸による手書き翻訳原稿を活版印刷した便箋も一枚ついてきます。–“手のひらに載せてみると、それはほとんど浮かんで、飛んでいってしまいそうになる。破って開けようか?それとも、あとのために取っておいて、一日がくすぶって閉じていくあいだ、こっそり秘密にしておくか?“(スチュアート・ダイベック「封筒」より)手紙を書いて送ること、手紙をもらって封を開けること。どちらの嬉しさも体感できると思います。この封筒と便箋によって、誰かを思う時間を過ごしていただけたら。--タイトル:『封筒と便箋』カタログ番号:ign-007発行:ignition gallery発行所:twililight(東京都世田谷区太子堂4-28-10鈴木ビル3F)発売日:2022年3月11日絵:狩野岳朗デザイン:横山雄(BOOTLEG)セット内容:洋1封筒:1枚便箋:1枚活版印刷便箋:1枚 (小説:スチュアート・ダイベック 訳:柴田元幸)
¥1,100
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《5刷》バリー・ユアグロー『ボッティチェリ 疫病の時代の寓話』(柴田元幸訳)

「想像すること」が最も速く、最も深く、この始まりも終わりもない災厄の根をつかむ。そして人々の心に張り巡らされたそれは、我々をどのように揺さぶり、変容するのか。夢は息絶え、あるいは再生するのか。バリー・ユアグローの驚くべき12の寓話は、それらを語り、記録し、証明する。――川上未映子アメリカ在住の作家・バリー・ユアグローが、2020年4月5日から5月11日にかけて、都市封鎖状態の続くニューヨークから柴田元幸に送った12の超短篇を、1冊の小さな本にしました。-- 「世界」が故障した「世界」へと大勢の人が強制的に連れてこられた時代に、ここに集められた寓話は、大きな救いになるだろう。驚くべき着想と空想の数々は、それがどんなに残酷でも、私の狂気の核心に触れ、癒し、救った。作家の「空想」の強烈な可能性に恍惚とした。恐怖は空想の力により、新しい世界と言葉で再構築された。この恐ろしい時代に、この物語が生まれ、変化した世界に刻まれたことに、奇跡を見たような気持ちでいる。――村田沙耶香---“ある時期にひとつの場所を包んでいた、だがほかの多くの場所でもある程度共有されていた特殊な(と思いたい)空気を封じ込めた小さな本。”(柴田元幸「この本について」より) 「正気を保つため」に書かれた疫病の時代の寓話。《収録作品》ボッティチェリ / ピクニック / 鯨 / 影 / スプーン / 猿たち / 戸口 / サマーハウス / 風に吹かれて / 岩間の水たまり / 夢 / 書くこの本について(柴田元幸) –著者:バリー・ユアグロー訳者:柴田元幸タイトル:『ボッティチェリ 疫病の時代の寓話』カタログ番号:ign-004発行:ignition gallery発売日:2020年5月29日判型:A6判 /中綴じページ数:44装幀:横山雄(BOOTLEG)--「『苦しみは人間の共通言語』NY在住作家の小説を緊急邦訳」――毎日新聞「素っ気なさ過ぎるように感じられる題名から、深い心の沼に小石を一つ落としてゆくような話が続く」――読売新聞この異様な時代の空気を閉じ込めた12編 ――朝日新聞ふう、とため息をつく。でも世界はまだここにあるのだ。目を、そらさないこと。ひっそりと決意しながら、小声で、「ヌオオオ」と言ってみる。すると、鯨たちが、猿たちが、少しだけだけれど、力をくれるのだ。 ーー川上弘美(日本経済新聞「あすへの話題」より)コロナ禍の「空気」を寓話化した本書の収録作は一見、超現実的な話のようで妙にリアル。物事の実相を鋭く暴いていく ーー産経新聞当惑し、怒り、もがき、打ちのめされる各話の登場人物たちは、むろん作家の分身であり、私たちの分身でもある ーー芸術新潮新型コロナに関する言説は、これまでは感染症や疫学、あるいは経済学的視点からの論点に終始してきたように思われるが、本書のような寓話や人間心理を鋭利に描き出す文学的な視点からの洞察も欠かせないものだろう ーー週刊読書人–《著者プロフィール》バリー・ユアグロー1949年生まれ。ニューヨーク在住。シュールな設定ながら、思いつきのおかしさだけで終わるのではなく、妙にリアルで、時に切なく、笑えて、深みのある超短篇で人気を博す。著書に『一人の男が飛行機から飛び降りる』『セックスの哀しみ』『憑かれた旅人』『ケータイ・ストーリーズ』(以上、柴田元幸訳)など。《訳者プロフィール》柴田元幸1954年生まれ。翻訳家、東京大学名誉教授。文芸誌「MONKEY」編集長。『生半可な學者』で講談社エッセイ賞、『アメリカン・ナルシス』でサントリー学芸賞、トマス・ピンチョン『メイスン&ディクスン』で日本翻訳文化賞受賞。翻訳の業績により、早稲田大学坪内逍遙大賞受賞。現代アメリカ文学を中心に訳書多数。
¥792
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『そこで食べたから、わたしでいられる』

疫病の時代がやってきて、好きなように外出ができなくなり、自分の輪郭がだんだんぼやけていくような感覚におそわれました。特に、喫茶店やカフェで過ごす時間が好きだったわたしは、そこで食べるということが、自分自身と出会うことだったんだと気づきました。外食は、その場所の空気や食材、働く人といった、他者を食べるということ。そこでの他者との接触が、わたしという輪郭を生んでいた。だからわたしは、思い出す。そこで食べた喜びを、他者を、わたしを、忘れないために。2017年から2020年にかけて、好きなお店に行き、味や匂いや音を、肌触りや感情といった経験に置き換えてinstagramに残してきた記録を、2020年4月29日のわたしがいま新しく生きた記憶として、まとめたのがこの小さな1冊です。---《訪れたお店》喫茶 carta(岩手) / ブレイク(福島) / nicolas(東京) / ウエスト青山ガーデン(東京) / 原美術館 カフェダール(東京)/ circus(東京) / コマグラカフェ(東京) / SALON DE THE LeRoux(愛知) / 喫茶 青砥(愛知) / mado cafe(愛知) /喫茶 月森(兵庫) / トアロードデリカテッセン(兵庫) / cafe moyau(岡山) / 橙書店(熊本)全国14店舗、17メニューの、食と記憶のスケッチブック。林雅子の絵が、記憶を開き、息を吹きこむ。購入者特典の絵はがき付きです。装画・挿画の林雅子さんによる絵です。--著者:熊谷充紘タイトル:『そこで食べたから、わたしでいられる』カタログ番号:ign-005発行:ignition gallery発売日:2020年6月23日判型:A6判 /中綴じページ数:24P装画・挿画:林雅子装幀:横山雄(BOOTLEG)《プロフィール》熊谷充紘(くまがい・みつひろ)1981年愛知県生まれ。フリーで編集や企画を手がける。ignition gallery主宰。小さな火を絶やさぬよう、心に遊びを生み、風を吹き入れている。See you there!
¥660
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トートバッグ『ある夜、図書館で』

スコットランド在住の作家ジェームズ・ロバートソンによる、図書館が出てくる超短篇「ある夜、図書館で」からトートバッグを作りました。訳者・柴田元幸による手書き翻訳原稿と、イラストレーター・横山雄による絵がデザインされています。短篇「ある夜、図書館で」の翻訳は、今のところここでしか読めません。すべてのBookworm、本を読むことが大好きな人への贈り物のような小説です。バッグは横幅が約44センチ、高さが約34センチ、マチが約13センチあって、しっかりした厚みがあって、肩がけもできるので、本をたくさん持ち運ぶことができます。好きな本を、好きな場所で読む。外でも、中でも。このトートバッグが、あなたの小さな移動図書館のようになりますように。”読書を通して私はほかの時代、ほかの世界に入り込み、海と砂漠と世代によって私から隔てられた人たちの人生を経験したのであり、それらの人生はこの図書館に私とともにとどまっているのだ”(「ある夜、図書館で」より)---タイトル:『ある夜、図書館で』カタログ番号:ign-006発行:ignition gallery発売日:2021年5月23日本体サイズ:約W440xH340xD130mm(角底)持ち手サイズ:約W30xL580mm素材:コットン100% 12オンス容量:約19リッター小説:ジェームズ・ロバートソン 訳:柴田元幸デザイン:横山雄(BOOTLEG)---「こんにちは、翻訳家の柴田元幸です。ignition galleryの熊谷充紘さんと、図書館向きトートバッグを作りました。短篇小説がまるごと一本、表に書いてあって、本がたくさん入るよう丈夫に作ってあって、図書館で利用するのにぴったりのトートです。書いてある短篇はスコットランドの作家ジェームズ・ロバートソンによる「ある夜、図書館で」。ロバートソンが2013年に365日かけて書いた、どれも365語から成る、365本の短篇から成る作品 /365: Stories/のなかの一本で、舞台はもちろん図書館です。横山雄さんの絵・デザインがカッコよくて、持ち歩くのが楽しいと思います!」
¥2,970
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柴田元幸×トウヤマタケオ/ J・ロバート・レノン『たそがれ』

アメリカの作家・J・ロバート・レノンの6短篇を、翻訳家・柴田元幸と音楽家・トウヤマタケオが朗読と歌とピアノでコラボレーションしたCD『たそがれ』です。—アーティスト:柴田元幸×トウヤマタケオタイトル:J・ロバート・レノン『たそがれ』カタログ番号:ign-002レーベル:ignition gallery発売日:2019年2月2日収録曲数:9曲パッケージ:ジュエルケース/32Pブックレット付き小説:J・ロバート・レノン/柴田元幸 訳ライナーノーツ:柴田元幸朗読:柴田元幸歌とピアノ:トウヤマタケオドローイング:nakabanデザイン:横山雄録音/ミックス/マスタリング:甲田徹曲目:1. coda2. 道順3. 軍服4. Sofia5. 紅茶6. クーポン7. たそがれ8. 短さ9. 追伸--■たそがれについて翻訳家・柴田元幸にとって、音楽家・haruka nakamuraとコラボレーションしたアルバム、ブライアン・エヴンソン『ウインドアイ』に続き、朗読と音楽によるセカンドアルバムとなります。『たそがれ』は、2018年10月に兵庫県・篠山にあるrizmで開催した、柴田元幸とランテルナムジカのライブを音源化したものです。ランテルナムジカは、音楽家・トウヤマタケオと画家・nakabanによる幻燈ユニット。CD化にあたり、ライブでnakabanが描いたドローイングを、アルバムアートワークに採用しました。柴田元幸の朗読とトウヤマタケオの音楽によるJ・ロバート・レノンの短篇6作品のセッションに、トウヤマタケオのソロ3曲をくわえた全9曲で、J・ロバート・レノンの世界観を表現しています。■J・ロバート・レノン、収録作品についてJ・ロバート・レノンはアメリカの小説家で、現在、コーネル大学で創作と英文学を教えています。CDに収録した「道順」「軍服」「紅茶」「クーポン」「たそがれ」「短さ」の6作品は、Pieces for the Left Hand: 100 Anecdotesと題された100篇の短篇から成る本に収められています。「道順」「軍服」は柴田元幸が責任編集の文芸誌『MONKEY vol.2』に収録されており、その他の4作品は本邦初訳です。100篇の中から、柴田元幸が最も愛する6作品を選びました。J・ロバート・レノンの世界観について、柴田元幸が自身のライナーノーツで以下のように述べています。“どの作品もユーモア(光)とメランコリー(影)が織り交ぜられていて、配分はそれぞれ違うが(たとえば「軍服」はユーモア主流だし、「紅茶」はメランコリー中心)、両者のごく自然な絡み合いが、作品を再読・再聴に耐えるものにしている” このレノンの世界観は、トウヤマタケオの世界観とも通じるものだと思います。昼でも夜でもない“たそがれ”の優しさとさみしさを、朗読と音楽によって体感してもらえたら。■ブックレットについてCDには、柴田元幸訳によるJ・ロバート・レノンの短篇6作品と、ライナーノーツを収録した32ページのブックレットが付いています。CDを聴きながら小説を読むことも、CDだけ聴くことも、小説だけ読むことも、できます。何度でも、再読・再聴し、柴田元幸が翻訳する時に聴いていたJ・ロバート・レノンのボイスを、楽しんでもらえたら嬉しいです。
¥2,420
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柴田元幸×haruka nakamura/ブライアン・エヴンソン『ウインドアイ』

アメリカの作家・ブライアン・エヴンソンの短篇『ウインドアイ』を、翻訳家・柴田元幸と音楽家・haurka nakamuraが朗読とピアノでセッションしたCDです。———アーティスト:柴田元幸×haruka nakamuraタイトル:Brian Evenson『Windeye』(ブライアン・エヴンソン『ウインドアイ』)カタログ番号:ign-001レーベル:ignition gallery発売日:2017年10月21日フォーマット:CD(STEREO)パッケージ:紙ジャケット(ダブル)/写真紙片1枚入ライナーノーツ:柴田元幸アートワーク:ササキエイコ写真:Takeshi Yoshimuraデザイン:横山雄朗読:柴田元幸ピアノ:haruka nakamuraゲストミュージシャン:青木隼人(ギター)、内田輝(サックス)マスタリング:田辺玄(studio camel house)収録時間:50分---2016年10月に東京・永福町のsonoriumで開催した翻訳家・柴田元幸×音楽家・haruka nakamura『幻想と覚醒』。その中で行ったブライアン・エヴンソンの短篇小説『ウインドアイ』の朗読と音楽による即興セッションをCDにしました。ゲストミュージシャンは青木隼人(ギター)、内田輝(サックス)。マスタリングは田辺玄。柴田元幸によるライナーノーツ付き。読む者の知覚と認識を揺さぶる小説『ウインドアイ』を、柴田元幸とharuka nakamuraが互いの音に反応しあいながら、紙から解放し、物語に息を吹き込みました。現代アメリカ文学の翻訳家としてトップランナーの柴田元幸が、現代アメリカ文学の可能性を豊かに押し広げる作家のトップランナーとして挙げるブライアン・エヴンソン。即興演奏を得意とするharuka nakamura、青木隼人、内田輝。CD『ウインドアイ』は、聴く者を一歩引いた観客にはさせず、物語の渦中に放り込みます。妹はどこに消えたのか、それとも妹などいなかったのか?溶けあった文学と音楽。物語を感じるというスリリングで新たな体験が、CDを再生するたびに立ち上がります。文字通り、何度でもこの物語は再び生まれます。聴くたびに、新しく。
¥1,650
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『ある夜、図書館で』トートバッグセット

スコットランド在住の作家ジェームズ・ロバートソンによる、図書館が出てくる超短篇から作ったトートバッグ『ある夜、図書館で』。 訳者・柴田元幸による手書き翻訳原稿と、イラストレーター・横山雄による絵がデザインされています。今回、カフェ・nicolasと翻訳家・柴田元幸とコラボして、お菓子の詰め合わせと古本2冊が入ったトートバッグセットを作りました。今まではnicolas限定で販売していましたが、遠方の方からのご要望も多かったので、オンラインショップでも販売開始します!-------------------------------◇トートバッグセットの中身nicolasによるお菓子の詰め合わせ・コウモリクッキー(ブラックココア、カカオニブ、チョコチップ)・カソナードと五香粉のクッキー・ショートブレッド2種(プレーン・エルダーフラワー)・チェダーチーズとオールスパイスのクラッカー・ラズベリージャムのクッキー・マドレーヌ・フィナンシェ柴田元幸の本棚から溢れた古本2冊・柴田元幸の訳書著書・それ以外の本どんな組み合わせの2冊が入っているかはバッグを開けてからのお楽しみ。本棚から溢れたとはいえ、柴田さんオススメの本です。柴田さんの訳書著書にはサイン入り。バッグの中に美味しいお菓子と面白い本が入っていれば、もう大丈夫。どこに出かけても、そこがあなたのお気に入りの場所。『ある夜、図書館で』トートバッグセット価格:3,960円(税込)トートバッグ:ignition galleryお菓子の詰め合わせ:nicolas古本2冊:柴田元幸–nicolasの店頭でも引き続き販売中です!nicolas住所:東京都世田谷区太子堂4-28-10 鈴木ビル2F営業時間:16:00-20:00 定休日:火曜・第3水曜 tel:03-6804-0425–写真:横山雄企画:ignition gallery
¥3,960
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