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オフィス移転について社長同士で対談してみた。

イグナイトアイ広報のMinakoです。

ベンチャー企業は、組織の成長とともにオフィスを次々と移転していくんですが、大企業経験者としてはその速度や回数にびっくりです。
そうした変遷を経験するのも、ベンチャー企業で働く醍醐味のひとつだと感じています。

さて今回は最近オフィス移転をした、キャンペーン&店頭プロモーションの専門会社である株式会社パルディアの中沢社長と、同じくオフィス移転した当社社長の吉田が、お互いの新オフィスを訪問し、オフィス移転をテーマにざっくばらんに対談してみました!

もともと中沢社長と吉田の繋がりがあったため、オフレコトークも盛り上がりましたが、、、そこは編集に盛り込み切れず。オフィス移転のあれこれに絞ってお伝えします!
(当日の様子をそのままお伝えすべく、文中にて「中沢社長=中ちゃん」「吉田=よっしー」と記載しております)


オフィス移転の経緯と、コンセプト

吉田:
中ちゃん!新オフィスをお互いに訪問する企画、協力ありがとう!

図9

中沢:
よっしー、こちらこそありがとう。
それにしても社長2人の2日程を3時間、ぐいぐい抑えるイグナイトアイの広報さん、すごいね…笑

吉田:
忙しいところごめん笑
せっかく移転したばかりなので、どんどんオフィスをPRしていきたい熱があって、、、巻き込まれてください!

中沢:
なるほど。当社も新しいオフィスPRしたいので、のっかります。笑

吉田:
改めて、今日はオフィス移転をテーマにした対談ということで。
先日見学させてもらったパルディア新オフィスについて、まず移転の経緯コンセプトを教えてもらえますか?

入口

中沢:
元々はオフィスが手狭になってきたので移転を考えたのが一番の理由です。ただ、せっかく新オフィスにするなら、より企業理念を体現するものにしたいなぁと。

吉田:
なるほど、移転を機に企業理念に沿ったオフィスにしようと考えたわけね。

中沢:
そう。当社パルディアの「毎日の『わくわく』を約束」という企業理念を体現する、わくわくできるオフィスにしたかったんだよね。
もともと移転前のオフィスは"真面目な感じのオフィス"だったので、ON/OFFが切り替えられて、もっとオープンにくつろげるような空間も作りたかった。「森のテラス」と名付けてそうした空間も作ったよ。

吉田:
先日見学させてもらって思ったけど、ほんとにすごいよね!!!パルディア新オフィス!

図2

吉田:
何か動いてる!と思ったら、、アイボがいてびっくりした。笑

図9

中沢:
アイボは、、自分が飼いたいと言ったんだよね。笑

企業理念から『わくわく』を大事にして、その中心となる「森のテラス」からオフィスの内装を決めていったんだけど、アイボやキリンなどの動物を増やしたり、黒板や壁を飾ったりして。

図8

中沢:
入居後も、まだまだオフィスを創っていっている最中。美大出身の社員がいるので、その社員を中心に楽しくやってもらっています。

吉田:
美大出身の社員!!いいね!!!
うちもエントランスに黒板があって、ようやく書き込みが増えてきて賑わってきたのだけど、まだまだ同じく作り途中です。
中ちゃんもメッセージ書いてくれてありがとう!

図22

中沢:
黒板の使い方って、やっぱりどこの会社も迷うよね。笑
よっしーのとこはどういう経緯でオフィス移転になったの?

吉田:
当社も移転のきっかけは同じです。人数が増えてかなり狭くなっちゃって。。。
社内の会議室も、いつも予約がいっぱいで取り合いの状態だったんだよね。今回で5回目のオフィス移転をすることになったけど、結局移転前の水道橋オフィスは2年しかいなかった…泣

ちなみに当社は今回の移転を機に、オフィスコンセプトとしてアクティビティ・ベースド・ワーキング(ABW)という考え方を取り入れました。

中沢:
見学させてもらったけど、オンライン会議のブースとか、用途に合わせるスペース設計良いよね。次のオフィスの参考になったよ。

図10

吉田:
うちもパルディアさんと同じで、ミッションである「創造的な生き方・働き方へのシフト」を体現出来るようなオフィスにしようと考えて、ABWというコンセプトにつながった感じです。


どのようにオフィス移転を進めたか?

吉田:
今回のオフィス移転は、社内ではどうやって進めていった?
当社では『オフィス移転プロジェクト』を立ち上げて、社員から意見を吸い上げられるように、各部門から1名ずつ選定したプロジェクトメンバーが中心で、自分を加えた3人で進めたのだけど。パルディアさんもやっぱりオフィス移転を中心となって進めたのは社員?

中沢:
当社はオフィス移転をする前からOKP(オカピ)というプロジェクトが元々あって、そのメンバーを中心に7~8名のプロジェクトメンバーが進めてくれたよ。

吉田:
オカピってなに・・・?

中沢:
オカピは社内の造語で、
O:オフィス
K:改善
P:プロジェクト

の頭文字を取ってOKP(オカピ)!。

社員が作って愛着の持てるオフィスにしたかったんだよね。移転プロジェクトメンバーの人数が多いと、決めなければいけいないものがなかなか決まらないといった問題もあったけど、それも含めて愛着のあるオフィスになったなと。

吉田:
面白いね!オフィス移転前からオフィスを改善する施策があったんだね。
社員主体で、愛着のあるオフィスにしたいという想いは自分も一緒だな~。

中沢:
よっしーはプロジェクトメンバーとどう進めたの?

吉田:
プロジェクトメンバーとは、はじめは色々な企業のオフィスを見学させてもらって、アイデアやヒントを得ながら形にしていったよ。

他社のオフィス見学は本当にやってよかった。
社員からのアンケートで意見やアイデアもたくさんもらったのだけど、何を実現して何をやらないかを決める際には、やはりコンセプトが重要だと思ったし、他社のオフィス見学で耳にした「オフィスは家じゃない」というキーワードは、プロジェクトメンバーとも納得して、アイデアの取捨選択をする際に基準になったりしたよ。


新オフィスのこだわりポイントは?

吉田:
中ちゃんは今回の新オフィス、先ほどの「森のテラス」以外だと、どういうところにこだわった?

中沢:
社長としてこだわったのは、アイボと暖炉くらいかな…笑

▼パルディア新オフィスの「森のテラス」に設置された暖炉

図14

暖炉はショールームで見つけて、どうしても置きたくて。あると癒やされるよ〜。
その他にも癒し効果のあるものとして「音楽」とか「香り」にもこだわって取り入れたかったけど、まだできてない。

吉田:
「香り」はいいよね!うちもやりたいと思いつつ、同じくまだ出来てない…

中沢:
あとは今回、社長でなく社員が主体だったおかげで、会議室の机はいわゆる「デスク」というより木で出来た「テーブル」のようだったり、自分だったら絶対選ばないものが選ばれたりして、面白いなとは思った。笑

執務室以外の空間は、出来るだけ温かみのある、くつろげる感じにしたかった。ナチュラル感というか。なので結果的に良い空間になったなと。

あとは、殺風景だと感じる部分には意識的に「色」を取り入れたり。
執務室内の壁とか。そういう工夫は随所にしました。

図11

吉田:
社員はけっこう「森のテラス」でくつろいでるの?

中沢:
そうだね~。
休憩中にぬいぐるみを抱いて仮眠してる社員とかいるよ。笑

吉田:
そんなにくつろいでるんだ?!笑

図7

吉田:
当社も「ナチュラル&インダストリアル」というコンセプトで、無機質な素材と合わせてグリーンや木の素材を取り入れてみたんだけど。

図25

今回、ガラスを透明のままにしたことで、特に会議室がオープンになったので、誰がどんな空気感でMTGしているかが分かるようになって、グリーンがあるので適度な目隠しにもなったし、思いがけず良かったんだよね。

図27

中沢:
会議室のガラスが透明ってなかなかないよね。
グリーンは、うちもどんどん増えたよ。笑

吉田:
オフィス移転を繰り返すたびに、いろんな方から頂きもので増えていくからね、ありがたい。笑

中沢:
そうそう。笑

あと、こだわったといえば「人を呼べること」かな。
採用やイベントなどに使える自由空間が欲しかったんだけど、「森のテラス」のおかげで、人を呼びやすくなった。
ここでイベント開催とかもしてるよ。

図2

吉田:
わかる!!
当社もオープンで人を呼べるようなオフィスにしたくて。
社外の人を呼べるイベントを毎月開催するようになったり、お客様への講座もイベントスペースで実施してます!


オフィスを綺麗に保つために

吉田:
話してみると、かなり色々なこだわりがあるね…笑
そんな新オフィス、綺麗に保つためには、どんな工夫してる?

中沢:
環境整備については、自社で社内の掃除をしてるんだよね。
ごみ拾いやデスク周り、共有部分も含めて。
役割を決めて週3回掃除をしてる。
以前、自分はトイレ掃除担当だったんだけど、今は本棚の整理を担当してるよ。

吉田:
中ちゃんがトイレ掃除してたの?すごいなぁ。
本棚、たしかに整理整頓されてた。

図6

本棚、いいよね。人がどんな本を読んでるかを知るの、面白くて好きなんだよね。
ちなみに、この中で中ちゃんオススメの一冊は?

中沢:
一冊かぁ、、結構選ぶの難しいけど…。「ダイレクト・マーケター」かな!

図5

吉田:
読んでみたい!

中沢:
あと、毎日朝礼後の4分間も、各自でPCのデスクトップを整理整頓するようにしているよ。

吉田:
朝礼してるんだ!毎日掃除はすごいね。

当社の場合はフリーアドレス制で自席が無いので、荷物や書類が積み上がることもないし、執務室内は比較的綺麗に保たれているとは思ってるんだよね。オフィス移転時にお祝いで頂いたルンバにも活躍してもらってるし…笑

図1

吉田:
あとは、「ルールキーパー」という制度を設けて、オフィスを綺麗に保つための担当を毎週1人持ち回ったりしてます。

中沢:
「ルールキーパー」?

吉田:
オフィスがルール通りに使われているかをチェックして、金曜日にSlackで全社にフィードバックする役目。全員が「ルールキーパー」を経験することで、ルールの浸透にも繋がると考えてて。
役員も対象なので、先日自分もルールキーパーを担当しました。


オフィス移転への想いとこれから

吉田:
オフィス移転って、本当に大変だよね…
でもオフィスが変わると、社内の雰囲気はやっぱり変わるな~と感じたんだけど、中ちゃんはどう思う?

図30

中沢:
自分は以前、「オフィスはお金を生まないから、お金をかけるのはやめなさい」って言われたことがあって。

でも、自分としては採用への投資とも捉えていたし、自慢できるオフィスのほうが社員も誇りを持てるだろうとも考えて、今回の新しいオフィスは今までにない投資をしたんだよね。

結果的に、社員だけじゃなくてやっぱり採用にも良い影響があった
オフィスについて、面接で学生さんが話題にしてくれることも増えて良かったなと思ってます。

▼パルディア新オフィスの会議室エリアに掲げられた表彰写真

図15

吉田:
それは嬉しいね!!
当社も、ABWにしたことでより創造的な働き方が出来るようになって、社員への満足感が高まると良いなと期待してます。

図14

吉田:
移転したばかりで、次を考えるのは早いかも知れないけれど、中ちゃんは今後のオフィスについて考えていることある?

中沢:
今後のオフィスね。
実は、社員みんなで未来の自社オフィスをイメージして、以前イラストを作ったことがあるんだよね。
銀座汐留の綺麗なオフィスで、ハンモックがあったり、社員食堂もやっぱり欲しいよな~とか、目的別の部屋を作ったり、より自由な空間を作れたらいいなとか。
具体的にイラストにしてみたものを、オフィスに飾ってます。

図4

よっしーは、何か今後のイメージあるの?

吉田:
具体的・・・!イラストはすごいな~!!!
実際に絵にするのかぁ。めちゃくちゃ勉強になった。

自分は、今のオフィスで出来ることをまずは色々と実験してみたいと考えてるんだよね。

もう少し社員が増えたら、今の完全フリー座席では無くて、各部門ごとに島を作って島の中でフリーにしてみるとか、部門が違う人が混ざるような固定席にしてみるとか。

創造性や生産性をあげていくために、どんなレイアウトで、どんな効果が出るか試してみたいなぁと。
そうした実験もできるオフィスになっているので、これから色々試していきたいと思ってます。


さいごに雑談

吉田:
中ちゃん今日はありがとう!

あと、ちょっと気になって聞きたかったのが、社長室って昔からあったの?

中沢:
いや、社長室は前のオフィスにはなくて、今回新たに作ったんだよ。

図3

執務室内にいると、つい社員に声をかけたくならない?
でも社長室が出来てから、良い意味で「社長がいなくても回る」という流れを作れてよかったんじゃないかなと思ってる。笑

よっしーは、そういえば社長室は無かったよね?

吉田:
そう、社長室なくて、自分もフリーアドレスで仕事してます。
ちなみに自分は、隙間時間にすぐつかまっちゃうことに困ってて・・・(特に広報担当に・・・笑)
一人で集中したいときには、私語禁止の「高集中スペース」に籠ってます。

図33

吉田:
中ちゃん、改めて今回は面白いお話をありがとうございました!

中沢:
こちらこそありがとうございました!

図15

***

中沢社長、ありがとうございました!
今回の対談、オフィス移転以外にも、中沢社長のこだわり手帳の話でかなり盛り上がっていたのですが、そこは勇気をもって大幅にカットさせて頂きましたことをここでお詫びします。。

ということで、まとめきれなかった余談は・・・\吉田のTwitterで公開中