業務日報20220528【biz】
私たちSP業種のシゴトは「できて当たり前」なので、感謝されることはめったにありません。どんな案件でも合格点をもらえれば継続もしますが、不合格なら黙って切られるだけ。
今回、受任業務外ながら実質的にイベントディレクションの執行となりました。久しぶりのイベント、企画への関与度合いから会場にいて何もしないわけには参りません。
自社客サービス催事などプライベートなイベントには慣れたクライアントでしたが、ミニシアターを開設して地域に人の流れを作るという企画の本旨からすると「パブリックなイベント」です。
自社企画ゆえ多少目の粗さもあるのは正直なところ。パブリックなイベントとして、そこのカバーが必要です。小さなトラブルの芽をつぶしたり急きょ一部台本を作成したりを当日朝から。会場入り後はMCの自作のナレ原の「言葉の交通整理」をしてリハーサルを追加してもらったり。
本番開始からしばらくして音声や映像のトラブルも発生。機材の不具合対処はクライアント社員スタッフにまかせるしかありませんが、そこからその場で台本修正・書き起こし。トラブルリカバリー後はスケジュールの遅延を確認してセレモニーでスピーチ予定の来賓、取材メディアへの連絡等々に駆け回り、終わってみればコロナ禍以前のイベント進行管理と同じことをやっている自分が。
でしゃばりすぎないようにはしていましたが、イベントづくりに参加していたクライアント企業社員の方々からは感謝いただき、かえって恐縮。まるっと3ヶ月、本件ミニシアター企画に関連して収益事業プランの立案やコマーシャルの募集、メディア露出等々奔走したのも報われました。本件のパートナーに選んでいただいた株式会社アットワーク・杉浦社長に深く感謝します。
同時に私も本件企画では、たくさんの方々に助けていただきました。企画にあわせた映像コマーシャルの広告主、会場で一緒に働いた出店社、取材に足を運んでくれたメディア、まずはお礼申し上げます。
(当日上映されたBAR Seleneのコマーシャルは、撮影・編集からBGM挿入まで一人作業で完成させたもの)
地元・水戸ではコロナ禍以前に様々なイベントが開催されていましたが、企画団体が機材や専門職を自ら手配はするものの、ほとんどのイベントでは進行管理を司るポジション人材不在の状況で行われてきました。
イベントには大小さまざまなトラブルが発生します。そのリカバリーに集中する余り来場者へのケアが手薄になったり、変化する状況に対処しきれずチグハグに終わってしまうものも少なくありません。
今回わずかでもイベントの全体像を理解して進行管理を行うことの一端を見せられたことは、「コントロールタワー人材、専門人材は不可欠」ということを示せたと思っています。
個人的ツボは、水戸市長の来賓挨拶で偶然にも
『この街には娯楽やお酒の楽しく飲める場所が必要です』
という言葉の背景でBar Seleneのコマーシャルがドンズバで当たったのには思わずガッツポーズしてしまいました。
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