◇7859:アルメディオ ~その1~

発行済株式総数:18,706,000
浮動株:約4,676,500~13,094,200(約25%~70%)
2023年12月29日時点の時価総額:136億

<主要事業>

・断熱材事業
・機能性材料ナノマテリアル事業

☆世界初の技術で日本の産業界に大きなインパクトを与える新素材「カーボンナノファイバー(CNF)」を開発し、機能性材料メーカーになろうとしている


◆ナノマテリアルとは?

・100nmを下回る粒子の素材のこと
・アルメディオのカーボンナノファイバーもナノマテリアルに分類される
・現行の主要ナノマテリアルには「カーボンナノチューブ」や「セルロースナノファイバー」などがある

※アルメディオの新素材は現行の主要素材を凌駕する機能を有し、いわば”マルチファンクショナル”と言える

◆アルメディオの新素材:カーボンナノファイバー(CNF)の特徴 ①

・優れた熱伝導性と電気特性
・強度を維持したまま軽量化を実現
・高い充填率に耐えうる安定性と高分散性
・弾性率の向上と優れた延性
・従来の成形機を使用できる
・半永久的にリサイクル可能 ← (これが地味にすごい)
・競合が米国に1社しかない
・広範囲な産業用途の顧客から強い引き合い

◎カーボンナノチューブとセルロースナノファイバーの課題点

1.非常に微細だが、分散がとても難しい = 凝固しやすい → すぐ壊れる
2.成形が難しくコストがかかる
3.産業界における既存設備が使えないため、新たに成形機も製造する必要がある
4.CNF配合品(ナノマテリアル)の廃棄が社会問題化(現状、埋めるしか解決策がなかった)

☆これらすべてを解決したのが、アルメディオのCNF!

◆カーボンナノファイバー(CNF)の特徴②

1)原料系は非公開だが、粉砕処理により繊維径700ナノメートル、繊維長5マイクロメートルという独自のナノオーダーサイズで、シャープな分布を持ち分散性の高さに優れる
※分散性が高い → 壊れにくい(強度を保つ) → 二次加工の手間がない

2)産業界にある従来の成形機(射出成形など)をそのまま使用できるため、安価かつ迅速に製品化が可能
※製法が変わると大量生産ができないため、これまでは1から製造機の開発する必要があった

3)非常に難しい樹脂や金属への配合も克服
※PP(ポリプロピレン)などの熱可塑性樹脂は、元々が柔らかいため強度が出にくいが、アルメディオの新素材を配合することによって
・強度は倍以上
・弾性率は2倍~10倍近くに向上
・分散性に優れ、延性もある
という驚きの結果に!
※古田化生さんという企業がアルメディオの新素材を配合した「樹脂ネジ」を開発、曰く「樹脂ボルトの中では最高の強度となった」

4)電気伝導性はPPの炭素繊維補強剤の中ではこれまでになかったレベル
※電磁波シールドの反射性と吸収性の両方に使える可能性があるほどの特性を有する

5)高温での熱安定性が担保されており、弾性も高い

6)リサイクル可能
※CNF配合品の廃棄は社会問題化し、現状は埋めるしか廃棄方法がなかった
※アルメディオの新素材配合品は「完全にリサイクルできます」と会社側の回答(ヤフ板の賢者がIRに問い合わせ)
※方法も「砕いて熱を加えるだけ」で、普通の樹脂をリサイクル時と同じ
※樹脂のバージン材(新しい樹脂)を加えれば繰り返しリサイクル可能

7)添加限界に優れ、熱硬化性の液ポシ樹脂には35%、熱可塑性樹脂なら2軸押出機で60%まで充填可能

◇7859:アルメディオ ~その2~
https://note.com/igk0ydr0ybt0ywt/n/n09af0adb2dfd


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