テレワークブーム終了論でネット論壇にバックラッシュが巻き起こる

最近になってようやくリモートワーク終了論がネットで聞かれるようになった。春先はコロナ対策という大義があったので「通勤がなくなって効率的!」とかインドアなネット民に都合がいい言論が流通されていて、政治的なゲームの様相を呈していたのは覚えておくべきである。

亀山:コロナって俺たち、初めての経験じゃない。だから1年ぐらいはいけると思うんだよね。で、このあとに意外と、生産性がだんだん落ちてきたとかっていう話も出てくる可能性はあるわけよ。っていうのは、家にいて腹筋できるかっていったら、できないようなもんで。スポーツジムまで行くから、運動できるとかあるじゃない。
家の中で集中力を保てるか? とかさ。たぶん今後いろんなデータ出てきて、エンジニアは何パーセントアップとかダウンとかあったり、営業マンは何パーセントダウンとか、いろんなデータが上がってきて。やっぱりそれだったら会社来るほうがいいよ、って出社を勧めだすとか。

このDMM亀山の指摘するところは正しい。
身体を鍛えたりダイエットしたりが自宅でできないからジム通いするわけで。中には自宅トレーニングで鍛えられる人もいるだろうが… そんなのはごくひと握り、大半の人間はそうではない。受験勉強するのに自宅か予備校などのそれ以外かみたいな話とも似ている。

通常業務の延長線上ならリモート環境でも成立するが、新卒採用や中途採用の新人教育を行うことは難しく、新規事業など新しいことを行うことも同様となる。ひいてはイノベーションなどもさらに起きづらくなるだろう。

やはり仕事するには職場に行った方が効率いいって結論になる。

大学生に広がるオンライン教育に対する拒否感

#コロナを指定感染症2類から5類へというハッシュタグが2020年8月25日の深夜にトレンド入りしていた。大学生もモニターごしに授業を受けることに限界を感じてきている。

キャンパスに通えず大学施設を使えないのであれば、大学進学の意味がないと思う大学生が増殖してきたり、また一人暮らしを辞めて実家に帰省してオンライン授業を受けている大学生も巷では急増中であり、大学生需要をあてこんでいる大家も困っている。

やはり社会人も大学生もリアル社会に回帰したがっているし、今の揺れ戻しの中で最終的に最適化がどこかで落ち着くんだろうなと思う。

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