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他人に自己決定権の正しさを嘱託する人たち

前者は年齢差がある恋愛、後者はコンテンツ権利者に配信権(二次創作とかにも通じる)の話であるが、こういった特に決まり事のないグレーゾーンな話を公で白黒つけにいっても意味のないことである。白といえない以上は黒になるだけのことだ。

そういったことをわざわざ取り沙汰して、他人に確認しないと自分の行動を肯定できない人間というのは本質的に弱者であり、自分の人生を生きていないと指摘出来るであろう。

鬼滅の刃の序盤に義勇が放った名言が思い出される。

生殺与奪の権を他人に握らせるな!!

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人間社会の中で広く生活するようになった現代人にとって、他人との相互的な関わりの重要性は言うまでもない。ただその関係性の中で受け身になり、自己決定権までも投げ出して無責任になっている人間の多さについて、この鬼滅の刃における義勇の言葉は刃を突き立てているのである。

自分の人生はどこまでいっても自己決定権によってのみ編み出されるものであり、他人にその責任の咎を問える性質のものではない。自己責任論は今時は批判されうるものになってはいるけども、さりとて失って過ぎた時間の針を戻せるワケでもない。自分に起きた直面している問題というのは常に自己解決を図るしかないのだ。それが他人の力を借りるにしてもあくまで舵を取る主体は自分にある。

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