カペラゴーデン美術工芸学校での新しい生活。
こんにちは、igenのShizunoです。
とてもお久しぶりの更新となってしまいました。前回の更新以降にもいいねやフォローしてくださった方々、ありがとうございます。
私たちigenは、北欧デンマークのスカルス手工芸学校で手織り・手編みを学んだ4人グループです。この度、メンバーのShizunoがスウェーデンのカペラゴーデン美術工芸学校に留学することになりました。
noteでは、これからスウェーデンの手工芸や、留学生活を綴っていけたらいいなと思っています。有益な情報というよりは、日記のような、友人に宛てた手紙のような内容になるかもしれません。
また、日本で活動しているMaikaからも、東京でのワークショップ情報などを発信していきますのでお楽しみに：）
カペラゴーデン美術工芸学校
まず、少しだけ学校についてご紹介。
カペラゴーデン とは、スウェーデンの南に位置する島エーランドにある美術工芸学校です。
５つのコース（テキスタイル・陶芸・木工・ガーデニング・ビルディングメンテナンス）からなり、総勢60〜70人の生徒が在籍しています。コースによって異なりますが、テキスタイルは2年制で、1年生で修了する生徒もいれば、2年生からスタートする生徒もいたり、自分のレベルに合わせてフレキシブルに選べる制度になっています。私はテキスタイルコースの2年生として入学しました。
留学生が多く、1週間で挨拶した生徒だけでも韓国人、オランダ人、チェコ人、ノルウェー人、デンマーク人、イスラエル人などなど、国際色豊かな雰囲気です（年によって違いはありそうです）。
学校での最初の1週間
8月19日から学期がスタートし、最初の1週間が過ぎました。新しい場所、新しい人、新しいもの・・・たくさんの情報が一気に押し寄せて、毎晩ベッドに入ると数秒で眠りに落ちていました。
今週は授業というより、イントロダクションや自己紹介イベントなどがたくさんありました。
例えば各コースから1人ずつ振り分けられたチームで一緒に凧を作ったり、去年種まきされたリネンをみんなで収穫したり、ガーデニングコースの生徒が主催したBINGOパーティをしたり。
生徒が滞在する寮は、一軒家がたくさんあり、各家を数人でシェアしているのですが、コース・男女関係なく振り分けられます。私の隣部屋は陶芸コースの女の子で、デンマーク人でした。彼女の話すときは、不思議とスカルスにいるような気持ちになります。
私だけの植木鉢
さて、今週あった出来事の中で、一番印象的だったことをお話したいと思います。
テキスタイルコースには、教室の中に作業デスクがあります。生徒一人ひとりが好きなデスクを選んで、1年を通して「マイデスク」として使うそう。
まず2年生の生徒が先に選ぶ権利があり、次に1年生が選ぶ伝統です。
先生から、「自分の好きな植木鉢を選んでそれをデスクに置いてください。」と案内されました。
その通り、教室にあるフィーカテーブル（みんなでお茶を飲むテーブル）に、人数分の植木鉢が並んでいます。ぞれぞれ種類が違ったり、鉢のデザインが少しだけ違っていたり。
私は結局、青い受け皿の植木鉢を、部屋の角にあるデスクに置きました。
私の隣は同じく留学生の女の子。デスクを選んだ後しばらくぼうっと景色を眺めていました。彼女の周りはゆったりした空気が流れています。
デスクを選ぶ、ただそれだけの作業なのに、ちょっとした遊び心でキュンとする素敵な出来事になりました。こういった工夫がスウェーデンらしいな、と早速心が躍りました。
さっきチラリと書いたフィーカ（お茶の時間）も、スウェーデンならではの文化ですね。生徒は教室のキッチンにマイマグを置いて、フィーカに使います。
デンマークでもそうでしたが、スウェーデンでもコーヒーを毎日何杯も飲んでいます。カフェインの取り過ぎに注意せねば...
来週からは、いよいよ最初のアサインメントに取り掛かります。どんなことをするのかわくわく。また更新しますね。Hejdå!
igenの北欧手仕事ワークショップ /イベント(東京/神楽坂/吉祥寺)
『棒針編みのビギナーズレッスン』@神楽坂
○日程：9月16日(月・祝) 11:00-13:00
『igenのヒュッゲなito会🪡』@神楽坂
◯日程：9月16日(月・祝) 14:00-16:00(15:30より自由解散)
『PetiteKnitのルイジアナセーターを編むワークショップ』@吉祥寺
○日時：9月21日(土) 10月5日(土) 10月26日(土)
午前の回 11:30-14:00
午後の回 15:00-17:30
詳しくはInstagram@igen8832まで🌿
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？