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小さなさんぽ、大きな一歩

今日の夕方、小学1年生になる娘(四人いる子どもの末っ子)と、自宅から歩いて3分ぐらいのスーパー(マルト平窪店)に、『初めて』二人っきりで買い物に行きました。そう、初めて?!です。

note&SNSで、プライベートなことを呟くこと、少しお許しください。私には4人の子供がいますが、三番目(次男)と四番目(次女)は、「自閉症」です。二人とも会話もままなりませんし、二人とも依然オムツです。この4月から二人揃って、いわき支援学校に通っています。四番目は家から脱走することがたまにあり、なかなか目が離せないおてんばですw。車や道路といったものへの危険認識も乏しく、飛び出したり、泣き喚いたりもするので、お出かけはちょっと一苦労な感じです。

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写真は、「はだかでタブレット持って、勝手に外に行ってはいけません」のイラスト。玄関のドアに貼ってありますw

そんな四番目が、昨日(日曜)の夕方、私の手を引いてどこかへ連れて行こうとしました。家の目の前が公園なので、公園の外周を一周しました。「違う」と怒ります。公園からどんどんスーパーの方へ私を引っ張っていきます。財布も持ってきていないし、「ダメ」と言って、家に戻りました。めっちゃ泣き叫んだけど。妻が財布を手渡しながら「一緒にスーパーに行ってきたら」と提案してくれましたが、「いいよ、大変になるかもだし」と言って断りました。

そのことがなぜか今日、ぐるぐると頭を巡りました。
なんで一緒に買い物に行かなかったんだろう。
俺が何か勝手な負い目を感じたり、奇異な目で見られることを嫌がっているんだろうか。
娘は、そして三番目の息子は、ただ今日を生きているだけだし、俺と彼らとの間にある有限な時間を、この瞬間をかけがえなく、愛おしく一緒に過ごすことより勝るものなんて他にある訳がないじゃないかと改めて思いました。

だから、今日仕事から帰り、四番目の娘と一緒に二人で歩いて3分のスーパーに買い物に行きました。交差点で手は強めに握りながらw。言葉にならない声を発しつつ、これでもかと言わんばかりの大量のアイスをカゴに放り込んでいました。
そんな初めての小さなさんぽを今日のうちに、まとまらないけど、書いておこうと思いました。

igokuで認知症を解放するだの、福祉を開くだの言っていたのに、自分が全然、解放せず、開けてもいなかった。そんな私の、私的に大きな一歩な一日でもありました。
今度は、三番目と一緒にスーパーに行ってみますね。
ここまでお読みいただきありがとうございました。これからも引き続き、どうぞよろしくお願いしまーす。

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