執念深いですよ笑

2021年8月31日 23:56

空間美術展で踊らせていただいてから一か月。関係者の皆様の頭の中ではイベント自体がはるかかなたの記憶の底の焦げ目ぐらいになっているかもしれません。世の中、進みが速いので。人生をスワイプって感じですかね。

いがらっしは執念深い。もっというと遅くて地味です。オンラインミーティングよりも、匍匐前進で目的地にたどり着きたい。
自分の振り付けのなかで、もっとも気に食わなかった紐を自分に巻きつけては結ぶシーンをひたすらああでもないこうでもないと続けて一か月。今日、ちょっと分かったかもしれない。おそらく、リボン結びにとらわれているのがよくなかった。自由度が下がりすぎだ。先週参加したマイムのクラスで学んだことは、マイムであっても「日常にある通り」ではないということ。やったことはないが、演劇でもきっとそうだ。ダンスならもっともっとそうだ。
自由度を獲得しようと思った瞬間に、あ、デザインしよう、という意識が芽生えた。

もう一つ。ビデオ撮りの練習の仕方のコツがちょっとつかめたように思う。ビデオの撮り方ではない。そんなものはボタンを押すだけだ。ビデオ撮りしながらの練習の効率の良いタイミングというか、なんというか。これも上記の気づきと同様、意識のブロックを外すというか、とらわれていることからスッと身をかわす感じである。
学術研究でも、何をテーマとするかよりも、研究手法が大事だったりすることがよくある。
ダンスの練習でも、手法ってだいじだよなあ、と。課題設定の仕方、とかね。

4時間半使えるスタジオで、2時間半のところで「今日はこのくらいで、いいかな」と思えたのも、集中力が高かったからだと思う。いい日だなあ。地味で。

いがらっし

#創作
#ダンス
#舞踏
#身体意識

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