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マリーゴールドが打ち出した”激しい、ど真ん中プロレス”、そしてスターダムは真逆を突き進む

ロッシー小川代表の新団体「マリーゴールド」が後楽園ホールで旗揚げ、激しいプロレスをコンセプトにしたこともあり、善悪の概念やスターダムの華麗さを省き、真っ向からぶつかり合い、いわゆる”ど真ん中プロレス”スタイルを打ち出したことで、館内は大盛況となって、旗揚げ戦も大成功を収めた。昨日の話題は初来日のポジラが主役をかっさらったといっても過言ではなく、Sareeeのリードもあって、怪物的パワーでジュリアや林下詩美を圧倒していていた。

7月13日には両国国技館に進出することも決定しており、幸先よいスタートを切ったマリーゴールドはこの勢いでどんどん突っ走るのかもしれない。

その同日に東京女子プロレスが会見を開き、7月に引退する角田奈緒プロデュース興行(7月6日、新木場1stRINGで開催)にスターダムからなつぽい、安納サオリが参戦することになった。なつぽいは万喜なつみ時代に東京女子プロレスを主戦場にしていたこともあって、事実上の里帰りだが、スターダムと東京女子プロレスは全く交流がなかったことから、スターダムはアイスリボンに続いて東京女子プロレスとの禁断の扉を開けたことになる。

今後に関しては東京女子プロレスも基本的に鎖国なれど、「今回みたいに選手のためになる、業界のためになるとなった時に、そういう可能性が閉ざされているわけではないです」と部分的に開く可能性も示唆しており、東京女子プロレスも日本プロレス連盟に加盟していることもあって、今後に可能性を残した。ただスターダムも岩谷麻優がIWGP女子王座をもってアイスリボンに乗り込むこちょも示唆して、上谷沙弥と八神蘭奈も現在WAVEのリーグ戦に参戦中、スターダムはますますマリーゴールドとは真逆の方向へ舵を切ったのかもしれない。

話が変わるが、昨日のマリーゴールド旗揚げ戦には19日に東京女子プロレスを退団した乃蒼ヒカリが現われるのではと憶測が流れたが、よく考えれば乃蒼ヒカリはデスマッチ向きで、マリーゴールドのような”激しい、ど真ん中プロレス”は合うとは思えず、自分はマリーゴールドのスタイルに合う選手として、現在休業中の世志琥が現われると思っていた。

これも結局現れなかったが、昨日旗揚げ戦は、そんな仕掛けなどなくても十分盛り上がっていた。そういった意味ではマリーゴールドのコンセプトを打ち出せたことが、旗揚げ戦での大きな仕掛けだったのでは思う。

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