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白覆面の意味

伊賀プロレス通信 note版

中嶋勝彦がXにてこんな動画を投稿した。

白覆面をした男と、何やら会話しているが、白覆面の正体は”黒幕”と言われているサイモン・ケリー氏であることが明白だという。

東京スポーツやスポーツ報知などでサイモン・ケリー氏が、お家騒動が起きている全日本プロレスの黒幕とされている。サイモン氏は否定はしたが、元来出たがりな人物なことから、自分が黒幕とされるのなら、却ってそれを楽しもうとしているのかもしれない。

サイモン氏が被っている白覆面も、2000年5月5日、福岡ドームでアントニオ猪木が着用したもので、永田裕志＆中西学と対戦する小川直也＆村上和成のセコンドに白覆面を被った猪木がセコンドに着き、試合にも乱入して中西を”魔性のスリーパー”で捕らえてしまった。

猪木は自分が白覆面の正体であることは、とぼけて否定したが、顎の長さから正体は猪木であることは明白だった。

この頃の新日本プロレスは橋本真也が退団するなど、暗黒期へ差し掛かっていたことから、引退した身であれど福岡ドームのような大会場を大会を盛り上げようと考えたのかもしれない。確かに猪木が白覆面を被って試合に介入したこと自体、大きなインパクトを呼んだが、当時の新日本プロレスの選手らにしてみれば、試合で盛り上げたいと考えていたことから、おせっかいに過ぎず、猪木と新日本プロレスの距離を縮めるどころか広がっていった。

確かにこの動画自体話題は呼んでいるものの、全日本プロレスの選手らは好意的に思っているかどうかはわからない、逆に中嶋とサイモン氏がやっていることは、全日本プロレスで浮いた存在にならないかどうかが心配な部分でもある。

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