リアルとエンターテイメントのカクテル
NEW JAPAN CUP2024優勝決定戦の辻陽太vs後藤洋央紀戦のことで、こういう書き込みがあった
「全てブック通り」
なぜそういうことを聞くのかと尋ねたら
「選手がブック通りに試合をするんだからさ。とは言え、プロレスにブックが有るとは言えないでしょうよ。
場外へ飛ぶ時、何故下にいる選手は両手を広げて受け止めるの?本気の勝負なら、ギリギリまでその場に留まり、ぶつかるチョイ手前で避けるでしょうよ?」
と返事がきた。
そもそもブックなんて業界用語はなく、台本通りにしていたら感情のないものになってしまう。
プロレスとはリアルとエンターテイメントのカクテルであり、生の感情をぶつけあって、それをお客さん見せる。辻陽太も新日本プロレスを変えるという強い意志があれば、後藤洋央紀もこれまで新日本プロレスを支えてきた意地と亡き父だけでなく、柴田勝頼、オカダ・カズチカへの想いをぶつけた。それをファンに見せるのがプロレスである。
自分からしてみれば「全てブック通り」というなら、プロレスをどう見てきたの?と言いたいし、プロレスだけでなく、全ての物に醒めているのではと思いたくなる。
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