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三沢光晴”だったら”

割引あり

8月4日、横浜武道館からNOAHのシングル総当たり戦「N-1 VICTORY 2024」が開幕する。

今年はWWE NXTからタビオン・ハイツ、ジョシュ・ブリックスが参戦するなど、新日本プロレスで開催される「G1 CLIMAX 34」に負けないぐらい盛り上がるリーグ戦になると思う。

ところが、前年度覇者である潮崎豪が胸椎第2棘突起骨折で欠場することが発表されるが、潮崎本人はあくまで前年度覇者としての責任として出場することをXで訴えている。

棘突起とは、椎体(ついたい)の背中側に突き出した突起のことで。 棘突起骨折は首の根元近くで起きやすす。 横突起の単独骨折は、ほとんど首の根元辺りで起きる。胸椎や腰椎の椎体骨折が発生すると、背中や腰に強い痛みを生じ。 この痛みは寝起きや立ち上がりなど姿勢を変えるときに強く、安静に寝ていると軽減できる。 多くの患者さんは数カ月間で骨癒合して治るが、椎体の変形がある程度起こり、背中が曲がったり身長が縮む。
胸骨骨折では、手術が行われることは稀で、ほとんどの事案では保存治療が選択される。 胸骨は血流がよく、癒合は問題ないことが多い。 3-4週間程度で痛みが軽快するため、その間は鎮痛剤や外用剤を適宜使用しながら保存療法を行う。

医師にしてみれば安静にしていれば数週間で治るが、無理して出場すれば、悪化する可能性は高い。「N-1」はシングルのリーグ戦で連戦になることからNOAH側も出場にストップをかけた。ましてドクターストップがかかっているのであれば、副社長である丸藤正道や武田有弘取締役、他の選手らも、潮崎の強行出場にはNOで、正式決定している以上、簡単に覆らないと見ていいだろう。

それに、現在の潮崎が無理して出場してもファンが喜ぶとは思えない、潮崎にとって師匠である小橋建太も、全日本プロレス時代にこれまで何度も負傷してはジャイアント馬場さんから欠場勧告を受けていたが、馬場の勧告を振り切って出場していた。だが三沢光晴の死去以降、その考えは変わり「無事是名馬」なりの時代ではなくなった。またこれは自分の主義に反することでもあるが、三沢‟だったら”どう言っていただろうか。三沢もNOAHの社長としての責任という重い重責を抱えながら、どんなに体調が悪くても試合に出続けた。だから三沢”だったら”潮崎に‟オレのようになるな”無理にでも休ませていたと思う

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