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伊賀プロレス通信 note版

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伊賀プロレス通信のnote版、普段のHPの更新と違って思ったことを書きます
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2023年12月の記事一覧

キラー・カーン

年内のnote更新は打ち止めにしてつもりだったが、訃報が入ったので緊急更新することになった。 新日本プロレス、ジャパンプロレス、WWF(WWE)などで活躍したキラー・カーンさん(本名=小澤正志)が死去した、享年76歳。カーンさん店の経営する居酒屋で勤務中に倒れ、救急搬送されたが、意識を失ったまま動脈破裂で死去したという。 カーンさんは、ここ数年はトラブルメーカーやホラ吹きというイメージが付いて回っており、7日のストロングスタイルプロレスでは新間寿氏が「キラー・カーンから「

2023年、本当に振り返りたかったこと(有料です)

これは初めての試みになりますが、有料とさせていただきます。 なぜかというと、これを見たら怒る人もいるんじゃないかと思う内容だから、けどこれだけはどうしても言いたかった。グチみたいなものです。それでも見ていただいたのなら、本当にありがとうございます。

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プロレス多事争論2023「身勝手」

2023年度のプロレス界も、間もなく幕を閉じようとしているが、今年は「身勝手」が目立った年だった。 その身勝手とはファンの身勝手で、以前にもある団体を観戦した時にリングサイドでファンが立っていけないという注意喚起がされていたにもかかわらず、立って撮影しているファンもいて、スタッフが注意したにもかかわらず「自分はファンクラブに入っているからいいだろう」と反発していた。 ファンクラブだから何をしていいのか、それは勝手な方便で周りの迷惑を考えてない、 そして、今年のその象徴が

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大森隆男が全日本プロレス退団

伊賀プロレス通信では毎年これをやっている↓ 12月の月間MVP、そして伊賀プロレス大賞2023を年明けに行うが、この時期になると実況ポストも含め、準備に大わらわとなっている。 それ以外にも年賀状の作成、年末の大掃除やいろいろ、猫の手も借りたいぐらいだ。 ということで、今日のnoteの更新もこれまで これぞPRを兼ねた手抜きかな(笑) 冗談はさておき本題に入るとして、全日本プロレス12月31日代々木からウイリアム・リーガルの息子で、現在WWE NXT所属であるチャーリ

社長になってからの棚橋弘至はどうなるのか…

獣神サンダー・ライガーが東京スポーツ誌上で 新社長に就任した棚橋弘至に出場試合数を絞ったほうがいいと提言していた。 それは今の時代はレスラー兼任社長の時代ではない、特にNOAHの初代社長だった三沢光晴は四天王プロレス時代のダメージがあったにもかかわらず、社長という激務をこなしながら、”自分が出ないと観客が来てくれない”と責任感から試合に出場し続け、最終的にリング上での事故に繋がったケースもあることから、先輩であるライガーなりの棚橋なりのアドバイスかもしれない。 新日本プ

AEWと契約、柴田勝頼の最終章

柴田勝頼がAEWと契約を結んだことを発表した。 柴田は新日本プロレスと契約は結んでいたが、今年は新日本プロレスのリングには上がらずAEWを主戦場にしていた。 柴田はAEWとの契約にあたって、 「トニー・カーンへ 今日、新日本プロレスの許可を得て、AEWと契約を結びました。 この1年間、AEW/ROHで活動し、AEWの素晴らしさを学びました。 ここは、レスラーがリングでの戦いにだけ集中できる最高の環境です。 そして、トニーと彼のために働くすべての人から、プロレスへの愛

棚橋弘至が社長、岡田太郎氏も取締役就任で新日本プロレスとスターダムの関係が強化へ

23日、新日本プロレスからリリースがあり、棚橋弘至が新社長に就任したことを発表した。 ここ数年、新日本プロレスだけでなく全日本プロレスなど各団体は経営に長けた背広派の人間が社長となるケースが当たり前となっていたが、レスラー兼任での社長就任は新日本プロレスでは藤波辰爾以来19年半ぶりだという。 今後は棚橋が社長も兼務することから試合数も減るのではと懸念しているファンもいるだろうが、新日本プロレスはシリーズによっては棚橋が出ることもなく、オカダ・カズチカ、内藤哲也だけでなくメ

新日本プロレスの格闘技路線とは何だったのか…

昨日PRIDEの事を触れたので、アントニオ猪木が新日本プロレスで提唱していた格闘技路線というものは何だったのかを考えてみた。 K-1やPRIDEの時代、プロレスは最強の格闘技だという概念にとらわれていて、内容よりも勝つことを求められていた 特に新日本プロレスの場合はアントニオ猪木が異種格闘技の先駆者であり、「プロレスは最強の格闘技」と訴えてきたことから、必勝というものに囚われていた。 当の猪木はどう考えていたのかというとK-1ルールに挑む中西学に対して「反則にされてもい

高田延彦がRIZINから”勇退”狂乱の格闘技ブームはなんだったのか…

高田延彦がRIZINから離脱したことを発表した。 理由は明らかにされてないが、髙田自身も気が付けば61歳なことから、ここらで身を引いて勇退を選んだということなのかもしれない。 1997年10月にPRIDEがスタートし高田がヒクソン・グレイシーに敗れたことで、日本にも総合格闘技というものが認知された。総合格闘技はUFCを週刊プロレスが報じていたことから、一部のファンから認知されていたが、まだ対岸の火事でしかなく、自分も高田がヒクソンに2度敗れても、まだ対岸の火事という認識で

来年のテーマは「再建」

こういったファンの意見を目にすることがあった。 はっきり言って現在のNOAHへの批判、いわゆるNOSAWA論外の言う旧来のファンなのだが、NOSAWA論外はこういったファン層に対して「見たくない奴は見に来なくていい」と言っているわけで、自分も同意見だと思う。 かつての新日本プロレスがそうだった、アントニオ猪木体制が終わりユークス体制への移行期は、新日本プロレスも猪木信者が離れ、今でも新日本プロレスには「猪木イズムやストロングスタイルなどない」と言い放つファンもいるが、新日

大仁田厚はなぜ嫌われるのだろう

大仁田厚が藤波辰爾との対戦を要望した。 大仁田は昨年のFMW-Eで西村修と電流爆破マッチと対戦した際に、大仁田が「今度は藤波辰爾を連れてこい!」と呼びかけると、西村は「無我の総帥は藤波さんですから。あとはこれで乗るか乗らないかは本人次第」「私と藤波さんとの確執というのも終わったわけじゃない」と師弟の間には未だ大きな溝があると認めた上で「でも、もういいんじゃないですか。15年経った今。大仁田さんからのラブコールでもあるでしょうけど、私からのラブコールでもあるから。わだかまりを

古い価値観への挑戦

18日、NOAH「MONDAY MAGIC ep FINAL」でプロデューサーであるNOSAWA論外が「Monday Magic」をWRESTLE UNIVERSALのPPVイベントして5・4両国で開催することを発表した。 「Monday Magic」は対戦カードも当日発表ながらも、NOAHの現在の流れをリンクさせつつ、その中でハードコアマッチを行い、、独自のキャラであるグレート・マミー、グレート・ムタの娘として”愚零闘咲夜を登場させるなど「Monday Magic」ならで

地雷って何?

今日でNOAH「マンデーマジック」も全5回ということで、18日の新宿大会でファイナルを迎えることになった。 プロデューサーであるNOSAWA論外がなぜ「マンデーマジック」を始めたというと、NOSAWAにしてみれば新規のファンが入りやすい空間を作り上げることだが、ところが旧来のファンは否定的な意見が多く、それをSNSで拡散することで、新規のファンが入り辛いというのだ。 確かに旧来のファンは潮崎豪が「”I' m NOAH」と叫んでいた頃のNOAHが理想的だったかもしれないが、

「プロレスから逃げた」って何?

プロレスリングNOAHでプロレスデビューを果たすことになった佐々木憂流迦に対して、一部格闘技ファンからSNSなどで「MMAから逃げるのか」「通用しなくなってプロレスに行くのか」と否定的な意見があったという。 格闘技は殴る、蹴る、極めるという要素があるが、プロレスの場合はそれに加えて飛んだり投げたりもあるし、相手をカバーしてフォールを奪って3カウントを奪うという要素もあって、場外乱闘はカウント20まで(全日本プロレスはカウント10)、反則もカウント5までとされ、またレフェリー