必ずしも受容が正解ではない
怒りとか欠落以上に強いモチベーションってあるのだろうか。
過去のトラウマとか嫌だと思ったことを回避すること
を、仕事みたいな大きなエネルギーを必要とするもののエネルギーにしている人が多い感覚があります。
僕もそんな感じです。
でもって、これって強い動機になって自分を突き動かしてくれるものである一方、人生経験を重ねると薄れていく傾向にあるものだとも思います。
それが時間経過によるものなのか、学びを得ることで内面が変化したものなのかは分かりませんが、基本的に人間は歳をとるにつれて丸くなっていくといいますよね。
自分のために行動することだったり、マイナスの感情をバネに飛ぶことではなく、人のために行動することや、ポジティブな感情をエネルギーにする方が健全だ、みたいな。
前者が「狭く、鋭く」なら、後者は「広く、柔らかく」というイメージ。
年齢によってモチベーションがなぜ変わっていきやすいのかというと、
理由のひとつとして年齢によって仕事の幅が広がっていくことがあるんじゃないかと。
若いときはいちプレーヤーだったのが、出世すると管理職、経営陣になって仕事で向き合う対象の幅が浅く広くなる。
仕事で広い範囲をカバーするには他人からの応援が必要なので、自然と反抗から受容へとマインドが移りやすいのかなと。
職種起因で個人のモチベーションが変化するんじゃないか、という仮説ですね。
なので、冒頭の「欠落以上に強いモチベーションはあるのか」の問いに対しては、
狭く尖ったアウトプットに対してはそれが有効なモチベーションになって、
広く柔らかなアウトプットに対しては他社貢献や受容が有効なモチベーションになりうる
ということなのかな。
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