【医学部受験】※重要※〜よい質問や相談をするポイント〜

今日は良い質問や相談をする時の注意点やポイントについてお話しさせていただきます。

医学部合格に向けて勉強する中で、良い質問や相談ができることはとても大切です。

効率よく成績を伸ばす人や、医学部に合格する人の質問や相談の質が高いことは明らかです。

その一方で、良い質問や相談をしないと問題は解決せず、かえって間違った方向に進んでしまうこともあります。

よい質問や相談をするための2つのポイント

質の高い相談や質問をするとき、一つ目に大切なことは、

「相談する人が自分自身の状況をしっかりと整理すること」です。

そして、二つ目に大切なことは「自分の考えを必ず伝えること」です。

例えば、勉強の習慣を作るときに悩んでいるとします。

「勉強に集中出来ないのですが、先生はどうされていましたか」

これは質の低い質問です。

なぜなら、起床時間や通学時間は人によって異なり、他人の生活習慣が自分と当てはまることはほとんどないからです。

よくない相談の具体例

当塾でも、勉強方法に関する相談対応の失敗例があります。

ある浪人生がセンター試験直前に生物を勉強しており、「生物はどのように勉強すれば良いか」と医学生講師に相談したところ、その講師は自分が受験直前に実践していた勉強方法を伝えました。

その状況で問題だったのは、「相談した生徒さんの成績と、相談に答えた講師の偏差値が15前後違っていたこと」です。

受験期直前に偏差値が75前後あった講師は、細かい知識を習得し、内容を深く理解していたということになります。

また、その講師はセンター試験後に受験する私立・国公立の医学部も踏まえて勉強していたため、応用的な内容も取り組んでいました。これを偏差値60前後の生徒さんに伝えてしまった結果、生徒さんは自分のレベルに合わない方法で勉強してしまいました。

また、受験期直前、その生徒さんに出ていた塾からの課題は、「(生物ではなく)数学をメインに復習すること」でした。

つまり、生徒さん自身は数学を復習しなければならないことを認識し講師に伝えた上で、生物の復習方法を相談することが大切でした。

また、その生徒さんの生物の偏差値は60前後だったため、基礎を中心に復習する必要がありました。しかし、相談した講師の方法を真似しようとしたため生物に時間を取られてしまい、数学に時間をかけられませんでした。その上、時間をかけて勉強した生物もほとんど効果が出なかったのです。

(幸い、その後再度講師に相談してくれて軌道修正ができ、結果的にこの生徒さんは医学部に合格できました。)

このような失敗例は良く起こります。

自分の状況をきちんと説明して相手に伝える

当塾の講師には、「相手の状況がわからない状態で質問に回答してはいけないこと」を伝えています。

そのため、講師が自分の経験を生徒に伝えるとき、「あくまで参考程度に留めるように」と伝えるようにしています。

しかし、生徒さんの中には講師のアドバイスをそのまま実践してしまうことがあります。

自分の状況を伝えずに得たアドバイスを実践しても、ほとんど効果が見られない可能性があります。

ですから、相談するときは「自分の状況をきちんと説明して相手に伝えること」が大切です。

自分で相談した内容の解決策を見出すこと


良い質問や相談をするためにもう一つ大切なのは、「生徒さん自身が、相談した内容の解決策を見出すこと」です。

受験勉強の中で不安になることは良くあると思います。

また、自分で解決策を考えても、その方法で良いのか不安に感じることもあると思います。

自分で解決策を考えた上で講師に相談していくと、雑談のようになることもあります。

それでも、良い相談をしているときは生徒さん自身ではっきりと分析されているので、講師と話しているうちに自然と解決策がみつかることが多いです。

また、生徒さんが考えた解決策に対して、講師が「それでいいよ」と後押ししてあげる、あるいは解決策に講師がアドバイスすることで、生徒さんが自分で状況を整理することができます。

本番で合格するためには判断力が大切

まとめると、「答えを講師に教えてもらうのではなく、自分で解決し、その解決策を講師との対話の中で見つけていく」ことが相談するときのポイントです。

ですから、相談相手に答えを丸投げするのはおすすめできません。「僕はどうしたらいいですか、私はどうしたらいいですか」と相談してしまうと、 講師は自分の想像で回答するしかないからです。

受験本番に頼ることができるのは、自分自身だけです。

大学受験の本番中、自分で判断しなければならない場面はとても多いです。

例えば問題の訂正があるときです。

試験監督が問題の訂正箇所を説明したとき、自分がその問題に対してどのようなアクションをするのか。

これは自分がその場で判断しなければいけません。

また、問題傾向が過去と変わるのは、ほとんど毎年複数の大学で起こっています。

そのときに時間配分を判断するのも自分自身です。

つまり、「判断力」は受験の合否にとても大切です。

自分で判断するのは試験本番だけではなく、願書の準備や復習する科目の優先順位にも当てはまります。

最終的には「判断力」が求められるので、春から秋頃にかけて「どのように自分が判断力をつけていくか」を考えることが必要です。

そのため、相談するときは「どのような判断をしていくのか」を講師を参考にして身につけていくことがとても大切だと思います。

「いかに良い質問や相談をするか」は医学部に合格するために大切であるため、ぜひ参考にしていただけたらと思います。

ありがとうございました。

詳しくは動画で説明しています!↓↓

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