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麻酔科になるなら麻酔科専門医を取るべき?麻酔科標榜医で十分?

麻酔科医の数が近年急増しているのをご存知でしょうか?

以下の図は、1994年をベースにした診療科ごとの医師数を図にしたものです。

麻酔科医の数は、1994年に4683人だったのが、2020年には10277人へと、26年間で2.19倍に急増しています。

医師数増加率は、マイナー科の中でもリハビリ科、形成外科、についで第3位です。

次に以下の図は、2018年〜2023年度の診療科ごとの専攻医数を比較した図です。

2018年〜2023年度の専攻医数をみてみると、麻酔科の専攻医数はやや減少後横ばいとなっていて、麻酔科の人気がなくなっているように見えます。

最近麻酔科が進路として、選ばれにくくなってきている理由として、麻酔科専門医の更新要件が改悪されたことで、麻酔科フリーランスが稼ぎにくくなったことが原因だと考えられます。

今回は、麻酔科標榜医、麻酔科専門医について詳しく調べるとともに、麻酔科専門医の更新要件の改悪の影響についても考えていきたいと思います。

麻酔科に進もうと考えている医学生や研修医の方に役立つ内容です。診療科選びの参考になればと思います。

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