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医学部学士編入受験の戦略を考えてみませんか?part3

今日は前に作った記事『医学部学士編入受験の戦略を考えてみませんか?』のpart3を作成しました。



この記事は

●『医学部学士編入受験の戦略を考えてみませんか?』part1と2を読んでくれて良かったと思ってくれた方

●医学部学士編入受験を志して間もない方で受験戦略が決まってなく迷っている方
●前年度合格が奇しくも叶わなかった方で戦略を再考されている方
・勉強する時に意識することとかわからない方など
●医学部学士編入合格された方で医学部に入学前に情報があればと思う方


が参考になります。

記事の構成は
●医学部編入予備校の模試について
●医学部学士編入にまつわる噂を検証
●編入生は講義について行くために入学前から予備校の講義は受けるべき?
●医学部学士編入で勉強した内容は、医学部編入後も使えるの?
●勉強の量と質、どっちが大切?
●自己推薦書で書く志望科ってどう決めたか?入学後変えていいの?
●勉強法(予習編)

となっています。

前に作成した分のリンクを貼りますのでもし興味のある方、ぜひこちらも参考にしてください。
『医学部学士編入受験の戦略を考えてみませんか?』part1
『医学部学士編入受験の戦略を考えてみませんか?』part2


●医学部編入予備校の模試について


1、概要
2、模試の結果はどう捉えたらいいの?
3、模試から学べる・得られるもの
4、模試受けるかどうか

です。

1、概要
医学部学士編入予備校の模試は英語、生命科学、物理、化学の4科目です。2科目型で受験される方は英語と生命科学のみ考えればいいと思います。

某有名予備校で実施してますが、予備校生でなくても1万円程度で受けれます。そこで、各科目の偏差値、順位、模試受験者の志望校・併願校等のデータが出ます。


2、模試の結果はどう捉えたらいいの?

医学部学士編入の模試の結果は一般入試で実施される模試の結果よりかはあてにはならないと言うのが僕の考えですね。というのも


①一般試験に比べて自己推薦書、面接などの評価が最終合格に大きく関わってくる。

②受験生の合格層の学力レベルが一般に比べてバラバラ
③模試を受けている人がそもそも予備校内か予備校を以前通ってた人+αみたいな感じで、一般入試に比べて「受験するから模試もセット」って考える人が少ない

ってところですかね。
実際に僕はおそらく他の受験生よりかは模試の成績は幾分いい方だったように思えますが、実際すぐに最終合格をもらえたってわけではなかったです。

つまり
模試の点数取れた人は浮かれすぎずに、気を引き締めて勉強に取り組みましょう!
思ったように点数取れなかった人は、前述の通り、受かっていく人はたくさんいるので落ち込まず素直に点数を受け入れてより勉強がんばりましょう!

まあ点数取れた人も取れなかった人も勉強しようってことですw

3、模試から学べる・得られるもの

模試を使って
・点数取り損ねたところを復習して、知識補完
・問題を解くときの時間配分の練習
・最近のトレンドの把握(年度によって個々の範囲よく出るなど)

してください!

4、模試受けるかどうか

個人的には時間・金銭的に余裕があって、迷ってる方は模試は受けるべきだと考えています!
ただでさえ孤独な戦いで、市場で問題集・過去問が出回っていない医学部学士編入試験で自分の立ち位置が把握できると思うし、また勉強のメリハリもつけれるのでぜひ。


もちろん某予備校の回し者ではありませんw


●医学部学士編入にまつわる噂を検証


医学部学士編入を受ける方は他の方の合格状況などが気になりますよね。情報収集としてはSNS、ネットの掲示板とかですよね。でも嘘というか誇張していることが書いていることが多々あるので、「これは言い過ぎでしょ」っていうのを検証してみようと思います。

①旧帝大などの学歴がすごい人しか受からない
→嘘八百。実際僕もすごい学歴ではないですが受かってます。

②薬剤師は受かる。
→半分嘘、半分本当。というのも薬学で勉強してきたことは、医学部学士編入で求められる知識にかなり使えるため。ただし、医学部学士編入受験生は薬学部生が多いため、自己推薦書や面接で他の薬学系の受験生を差をつけれるように工夫は他学部よりも必要。
でも、SNS見ている限りは薬学出身で合格する人、今年多かった気がします(僕が薬学出身の知り合いが多いためかも)。

③TOEICは最低でも900点
→嘘八百。受験当時TOEIC700点代の僕が通りますよ〜。

④〇〇大学の筆記試験、1次試験合格者は8割は取ってるらしいよ。
→あんまり当てにならないかな。個人的な感想としては6割くらいでも通過できるところは通過できますね。ただ、2次で少しビハインドとなりますが。

⑤追加合格は1月とかで終わる
→嘘。私は実際とある大学から3月中旬に追加合格の連絡受けました。


こんな感じで憶測で掲示板に書き込む方もいるので情報を鵜呑みにしないようにしましょう。

また嘘やこれは怪しいというものを、周りの編入生同期や後輩から情報を聞いて書検証していきたいと思います。


●編入生は講義について行くために入学前から予備校の講義は受けるべき?


上記の勉強には関わりますが、医学部予備校の存在について知っている方もいると思うので、予備校について記載したいと思います。


個人的には入学前の予備校講座についてはあまりおすすめしてないですね。他の貯金を増やすことや後述することに尽力した方がいいようには思います。

大体の編入生は優秀かつ、真面目な方が多いので、入学前に知識入れようとせずともしっかりついていけますし、大学で講義聞きながら学んだらそれで十分ですね。

僕個人の意見で、あまりしっかりした根拠の話ではないのですけど、いきなり予備校の講義からスタートするデメリットとして


・予備校の講義が、ある程度の解剖学や生理学を講義で習った前提知識を活かして理解しやすくなっている。
・予備校のテキストに書いている図や表が簡略化しているものを書いているので、例えば解剖学などは理解しにくいと思う。
・どの予備校がいいのかなどは、医大に入って同期や先輩から実際に聞いて、自分に合っているものを買った方が後々後悔しない。
・入学すぐは基礎医学メインで、各診療科の勉強はその後です。(予備校の講座はほとんど診療科別になっています)

個人的にはいらないと思ってますが、でもやっぱりという方用にもコメント書いておきますね。

僕が知ってる中ではQAとMEDU4は基礎医学というCBTの基礎医学対策用の講座もあるので、するのならその動画講座を購入して、勉強をすることをおすすめします。

予備校選びはしっかり2年生で解剖や組織などの基礎医学を大学の講義・実習で学んで、各診療科のユニット講義がはじまった時に、先輩や同期の話を聞きながらネットで各予備校の長所短所を調べながら決めたらいいかなと思ってます。

断っておきますが、やる人を批判するという意味ではないです。


●医学部学士編入で勉強した内容は、医学部編入後も使えるの?


実際僕が感じていることを科目別に説明しますね。

・医学英語:人によるかもだけど僕自身は特に役立ってるとは言えないかな。それより留学とかを考えている人は英会話、TOFEL、IELTSの方が役立つでしょう。

・化学:最初の基礎医学の時は役に立ったけど、臨床に入ったらあまりって感じです。

・物理:物理系単位免除になったので全然使ってないし、臨床系の勉強していても、知識が要求されることは今まではないかな。

・生命科学:基礎医学の時はかなり使います。解剖や組織以外は大部分やってる範囲でかなり楽だった。臨床に入っても時々病態をきちんと理解する上では生理学や生化学、分子生物学の知識が要求されることもあるので、間接的に役立ってます。要は勉強しててスゴい役立っていると言うこと。

知識というのは、自分の使い方次第のところもあるので研究分野によっては物理の知識が大活躍ってのももちろんあります。あくまで医学部の学部の授業や試験の話ってことです。


●勉強の量と質、どっちが大切?


結論から言うとどっちも重要、優劣つけれない

勉強の質(どんな参考書をするか、しっかり試験範囲はどこかや、各大学の過去問研究など)を怠って、がむしゃらに勉強するのは、いくら時間をかけてもおそらく編入試験での合格は遠いかなと思います。

かといって質だけ求めて、暗記したり、問題演習などの時間が圧倒的に少ない場合、つまり量が足りていない場合はもちろん合格には遠ざかるのは言わずともわかりますよね。

ざっくりしたイメージはこんな感じです


僕が言えるのは、まずは敵を知って(過去問研究をして)、攻略方法(どのような本を買って、どれくらいの期間でどれだけの量をこなさなければいけないのか)を考えて、しっかり敵を倒すための努力(問題演習、暗記など)をすることが正規ルートですので、両方とも大事でどっちも合格する上で不可欠と言うことです。


●自己推薦書で書く志望科ってどう決めたか?入学後変えていいの?


僕は
①自分のバックグラウンドを最大限活かせる
②本当に興味のある診療科

を意識して書いてました。

①は言わずもがなと思います。②に関しては本当に興味ある科でないと、熱意を持ってその診療科のことを調べたり、本を読んだりができないと思うのですね。もちろん②は自己推薦書書く上で絶対ではないです。自己推薦書では一貫性を持たせるのが最も重要なので、本当に興味ある科でなくても一貫性のある自己推薦書が書けたのなら問題はないです。


たまにくる質問で入学後に変えてもいいものなのかってありますが、変えてもOKです
実際に勉強したり実習してて診療科を回ってたらいろんな診療科に興味が出てくるものです。
変えたからといって大学に呼び出されたりとかないですのでご安心をw

自己推薦書については他の記事で詳しく書いてますのでそちらも参考にしてください。

・自己推薦書について簡潔に@医学部学士編入
・医学部学士編入の自己推薦書


●勉強法(予習編)


予習と書いていることから、これは講義がある、講義動画があるという体で文章を綴っていきます。
特に生命科学について記述していきますが、英語・化学・物理にも応用できますので参考にしてください。

まず僕が意識していて、予習について質問された際には
①予習に時間を取られすぎないこと
②なるべく講義、講義動画を見るタイミングと時間差ができないようにすること

の2点をお伝えしてます。少し詳しく説明していきますね。

まず①についてですが、大体の方はほとんど目新しい知識の問題を解くことになります。いわば新知識ですね。このような問題に対しては下知識がなければ解答はほとんどできないものです。

数学や物理のように公式を組み合わせたら解放が導けるとかそのような類の問題ではなく、知ってるか知ってないかの問題が生命科学には結構あるものです。そのようなものに時間を使っても無駄って言い切ってもいいです。考察問題なら少し頭捻ってもいいと思いますが、時間はかけすぎないようにすることです。

医学部学士編入の生命科学は量はまあまあ多いことと、範囲が曖昧かつ他にも英語などの教科や自己推薦書などにも時間がかかるので、時間配分はよく考えたほうがいいでしょう。
僕は予習より復習に時間を割いてましたね、予習:復習=2:8くらいの気持ちです。


②については、時間が空きすぎてしまったら、自分は具体的にどこがわからなかったのか、どうゆう思考プロセスからこの解答を導いたのか等を忘れてしまうのが大きな理由ですね。
医学部学士編入受験生の方は、社会人の方も多いので、まとまった時間が取れず隙間時間で予習をして時間が空いてから講義を聞く方もいるのは仕方ないとは思うのですが、なるべくまとまった時間で予習と講義視聴をしましょう


以上になります。

また医学部学士編入を受けるにあたり役に立ちそうなことがあれば随時更新していきます。

転載はご遠慮ください。

※この記事がちょっと参考になって、研修でへとへとになってる僕に缶コーヒー代くらい恵んであげてもいいぞって思ってる方、投げ銭よろしくです笑

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