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大和撫子は「年中行事」を大切にする

「四季を楽しむ心」を持つ

春には桜が咲き、秋には木々が紅葉する。私たちは、そんな四季折々の自然の美しさを満喫できる稀有な国に住んでいます。

日本には古くから、お正月(1月)、雛祭り(3月)、端午の節供(5月)といった、無病息災や子供の成長、農作物の方丈などを祝い感謝する、さまざまな「年中行事」があります。

こうした1年の節目や人生の節目に、季節の花や食べ物などの縁起ものを美しく盛って、先人の霊を招き、感謝の心を供する「もてなし」「振る舞い」が「年中行事」です。

私は、日本人として大切な家庭内文化であるこの年中行事を、室礼の専門家の先生に学んできました。そして現在、美しいマナー&年中行事【マナー美人塾】を開催しています。

日本人なら知っておきたい年中行事

年中行事は知れば知るほど奥深く、たとえば端午の節句にいただく「柏餅」や「ちまき」にも、一つ一つ意味があります。

柏餅は、新芽が出ないと古い葉が落ちない柏の木にあやかり、親が子の無事を願う気持ちを表しています。

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ちまきは武士が戦場に携帯する保存食のなごりであるとともに、鉄砲に似た形であることから武士魂を表していると言われ、男の子の誕生と成長を祝う端午のお菓子になったそうです。

こうした四季を華やかに彩る年中行事について知ると、日本文化の美しさと深い伝統に誇りを感じます。そして、太陽や土、作物など、自然の恵みの中で私たちが生かされていることに気づき、またご先祖様への感謝の心が生まれます。

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手土産にも「季節の彩り」を

年中行事の知識は、人づき合いのさまざまな場面で活かすことができます。たとえば、どなたかの家に手土産を持ってお伺いする際に、いつも「近所のケーキ屋さんのケーキを持ってきました」というのでは芸がありません。

同じお菓子でも、日本には季節を楽しむために作られている、その時季にしか出てこない貴重な和菓子があります。

5月なら、「端午の節供の時期なので、柏餅を持ってきました」と柏餅を手土産に持参し、「柏餅にはこういう意味があるそうですよ」とお話できたらどうでしょう?

お月見の時期なら、「今夜はお月さまがキレイに見えるそうなので、お月見団子を持ってきました」などと言えたら、素敵ですよね。

喜んでいただけるのはもちろん、先方はあなたの教養や内面の奥深さを感じ、あなたの女性としての印象は確実に良くなるはずです。

何かをしていただいた際のお礼状も、季節の花や自然をあしらったハガキや便箋に書くことをおすすめします。

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梅雨時なら紫陽花模様、七夕なら笹飾り、秋なら紅葉の柄・・・その季節を楽しむための手紙セットを普段からそろえておくと良いですね。

お礼状を受け取った側は季節を感じるとともに、「ああ、彼女はちゃんと四季を楽しんでいる女性だな」と感心することでしょう。

大和撫子として、年中行事を知っておくと、生まれる会話もあなたが相手に与える印象も、素敵に変わっていくはずです。

奥深い年中行事について、こちらの本をお読み頂けたら嬉しいです⏬


⏬プロフィール 井垣利英(いがきとしえ)☆マナー嫌いだった私が、マナー講師になるまで

⏬人材教育家、マナー講師。井垣利英(いがきとしえ)【私の仕事】プロとして大切なこと

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