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私の書いてるものって「BL二次創作」じゃないのかも?

こんにちは、kouです。何故か二日連続で記事を書いていて自分でも驚いてます。今日のは日記です。BLについてあけすけに話すので、苦手な方は即行逃げてください。

私は腐女子です。十数年間、腐女子をしています。
多感な年頃に友人の描いた男性同士がキスをするイラストを見て「ひゃ〜〜〜」と叫び、あの手この手で既に衰退期だった個人サイトやランキングを巡り、気に入った作品があれば夜が明けるまで読み耽りました。pixivの存在を知ってからは、推しCP名を検索しては読んで検索しては読んでの繰り返し。全力ギャグからハードな成人向けまで舐めるように読んだ挙句「レポート落としました!!」みたいなクソ生活を送っていました。アルバイトを始めたのも二次創作同人誌が買いたかったからです(流石に親の金では買えない)。

そんな私が、何故か社会人になってから二次創作を書き始めました。なんでもっと暇な時にやっておかなかったんだと心底思っています。

これだけズッブズブの腐女子なら、書くものも大層腐っているだろうと思い込んでいたのですが、どうやら私の書いているもの・書きたいものは「BL二次創作」ではないようなのです。

間違いなく「男×男」の関係ではあるのですが、
「告白をしてもだもだする二人が書きたい」「恋人としていちゃいちゃする二人が書きたい」「二人の夜のあれこれが書きたい」といった普通のBLへの欲求が他の人に比べて薄い(0ではない)。

それよりも「原作軸でアクションしつつ最後にグータッチする推しが書きたい」「推し以外のメンバーも入れた同級生組でわちゃわちゃするのが書きたい」「つかず離れずの距離で名前の付けられない関係のまま終わってしまった推しの話が書きたい」


「なんか全然恋愛してねぇ!!!」

と腐女子の人格がキレるのですが、書きたいものは書きたいんだから仕方ない。

私の二次創作には、胸キュンも恋のトキメキもいらないんです。
原作にあるような「ヒリヒリとした緊張感」「ひきちぎられるような激情」「失われてしまったものが美しく見える切なさ」
を書きたくて堪らない。

そういうものがみんな好きだと思っていました。
だって私たちは「原作の二人」が好きだから。「原作でブロマンスであった二人」が大好きだから。
だけどこの「原作の二人が好き」である気持ちと「二次創作で見たい」って気持ちは必ずしも一致しない。それだけのことに気づくのに数年掛かりました。

加えて私には、なんか格好良い話を書きたい欲がある。なんか凄いもの、読者をびっくりさせるものが書きたい。自分が今まで小説や映画で感じてきた驚を、自作で再現したい。

でも普通のBLが見たい人からしてみれば、
叙述トリックとか、時系列トリックとか、SFネタとか、そんなものいらないじゃないですか。

純粋に推しを表現したいだけでもないし、自己表現としての創作がしたいだけでもない。
「私の二次創作はそういう動機なんだ」という気づきと、「多くの人が書きたい・読みたい二次創作はそういうものじゃないんだ」という気づきで少し楽になれたのかもしれないなぁという話でした。

でも私が書いてる二人もきっと原作よりは距離が近いし、書いてる奴が書いてる奴なので腐タグを外すのは怖い。アレルギー表記としてのCPは外せない。

腐向けにも一般向けにもなりきれないまま、
「どっかの誰かに上手く刺さってくれないかなぁ」と大の字になってジタバタする日々です。

もしかしたら明日には考えが変わってるかもしれない。そんな書き殴りの塊なのでやっぱりこれはただの日記です。最後まで読んで頂きありがとうございました。

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