ばんえい日記番外編20231103

日記のモチベが気温とともに下がっている今日この頃、何とかして今年度のばんえい記念までは描き続けたい……


11月3日金曜日は文化の日!……なのでJBC開催日!!!ということで月曜日のリベンジをしに大井競馬場へ。この日は久々に競馬場へカメラを持っていきました。

昼過ぎでこの人の入り
席を確保してくれた2人には頭が上がりません
本当にありがとうございました
ゴール版もJBC仕様

もうとにかく人が多いのなんの!JBCは4年前浦和でやった時以来の現地でしたが、あの時の倍は入ってたんじゃないかな……(と思っていたらあの時浦和は3万人入ってギチギチだったらしく、ずっと4角で張ってた自分がそれに気づいてなかっただけみたい)※今回の大井は2万4000人


9RがJBCレディスクラシック。1800mで行われる牝馬限定戦でした。ライオットガールに騎乗予定だった岩田望来Jが渋滞に巻き込まれて到着が間に合わず、森Jへ乗り替わりに……記念にと前もってライオットガールの単勝を1枚買っていたので、追加で森Jバージョンのも買っちゃいました笑 地方は馬券に騎手名も入るのいいよね。

同じ日同じレース同じ馬なのに騎手が違う馬券
変更が多い!
門別のも出してくれてありがたいね

この日はどのレースもパドックには行かず、返し馬に専念して写真撮ってました。

弾みをつけたいアイコンテーラー
目が怖いテリオスベル👁
水色シャドーロールが可愛いラブラブパイロ
浦和の女王スピーディキック

この後生ファンファーレを聴いてファンファーレ隊がはけて行くのを見送ってたら、のっそりレースが始まっててびっくりしたんだよね() 大井は音響設備何とかしてくれ……1日通して客席何も聞こえんかったぞ!!

レースは逃げたいテリオスベル江田が出鞭バシバシで追っても出脚がつかず、最内枠で去年のこの競走の覇者ヴァレーデラルナ横山武史がハナを切る。2番手にアイコンテーラー松山。
向正面でテリオスベルが捲りに行ってペースが早くなるとヴァレーデラルナは失速、ややノーブルシルエット笹川とテリオスベルが接触。
4角を回ってアイコンテーラーが手応えたっぷりに先頭に立つと、捲りでスタミナを使い果たしたテリオスベルの横から前年2着のグランブリッジJ.モレイラと前走レディスプレリュード制覇のアーテルアストレアが揃って追ってくる。その後ろからはスピーディキックなども脚を伸ばしてくるが掲示板まで。ダートに転向して1着2着と才能の片鱗を見せていたアイコンテーラーが、完勝でJBCレディスクラシックを制した。

1周目ホームストレッチ
ダート転向3戦目でJpnIを4馬身差の圧勝劇
ドゥラメンテの仔はダートも良く走る
美人さん
眩しいモレイラJ
なでなで酒井殿下
人馬ともニッコリ

アイコンテーラー、道中も余裕たっぷりって感じでまだ底を見せてない気がする。前走負けた相手もハギノアレグリアスだし、牡馬に混じってもタイマン貼れそう。
グランブリッジとアーテルアストレアもいい脚で伸びてきてるんだけどね……相手が悪かった。
スピーディキックは前までの軽い砂の方が良かったのか、体質の強くない馬だけに前走から1ヶ月しか空いてないのが出たのか、いつもより末脚が無かったように思う。
テリオスベルは出がね……ライオットガールは主戦に戻ってもう一度。レディバグは距離が長い。


10Rは1200mの電撃戦、JBCスプリント。人気の中心は前走コリアカップを楽勝したリメイクでした。

1番人気 ノースヒルズの御神本J

ゲートが開いてすぐ大外のダンシングプリンス岩田望来が落馬、空馬が中団外目に着けてしまう波乱の展開。大井生え抜きの超短距離巧者ギシギシ矢野がハナを奪いに行くと、ラプタス幸、イグナイター笹川、モズメイメイ松山、ジャスティン森などが2番手集団を形成。馬群の中に空馬が入り中団以降の騎手は難しい展開を強いられてしまった。3角ではケイアイドリー藤岡が落ちかける。
4角手前でギシギシが失速、ラプタスが先頭に変わる。バスラットレオンJ.モレイラやジャスティン、リュウノユキナ横山武史などが差を詰め出すが馬群の中から抜けてきたのはイグナイター。外からリメイク御神本も脚を伸ばすがリュウノユキナを交わすので精一杯。直線堂々抜け出した兵庫のイグナイターが、3年前のサブノジュニア(大井)以来の地方馬によるJBCスプリント制覇を成し遂げた。

渾身の騎乗、力強いガッツポーズ
ファンの声援に応える「1着」
笹川コールを受けて
新子厩舎は初のJpnI勝ち
父エスポワールシチーとは親仔制覇となった

イグナイター、強かった。今開催から使われている大井の砂って園田の砂と同じなんですよね。勝手知ったる地面じゃ負けられないと言わんばかりの走り、良馬場でよりスタミナが必要になったのも1400~1600で好走歴の多いこの馬に向いたような気がする。
リメイクはよく追い込んだが、馬場と空馬の影響が大きかったかな……福田調教師が今日Twitterで言ってたけど、良馬場でもより乾くと時計が早く差しが決まるようになり、散水すると時計が遅く逃げ先行が有利になる感覚だそう。JBC当日も散水があったようで、向かない馬場で2着まで来たのは確かな能力の証。佐賀ってどんな砂だっけ……
リュウノユキナは毎度毎度しっかり伸びてくるんだけど、鋭い切れ味がある訳じゃないから勝ちきれないのかなあ……空馬の影響もあって道中スムーズに運べなかったのはあろうが……うーむ。ジャスティンはまだ中央でもやれたんじゃないか?最後離されたものの一瞬は先頭を伺う所まで行っていたし、次も良馬場なら買いたい。ラプタスは1200より1400の馬、ハイペースをよく粘っている。ケイアイドリーは大きな不利があったから次走見直し、ダンシングプリンスは種牡馬としていい仔を送り出してください。


メインの11RはJBCクラシック。2000mは帝王賞や東京大賞典と同じ距離で、日本のダート王を決めるに相応しい設定。人気は今年かしわ記念や帝王賞を制したメイショウハリオと、今年の春先にドバイワールドカップで4着健闘した去年の覇者テーオーケインズに集まりました。

レース前にはこの人だかり
奥の奥までぎっしり
遠征明けの前走からきっちり絞ってきた
テーオーケインズ松山
大井2000は3戦2勝
メイショウハリオ濱中
OPを連勝して勢いに乗る
キングスソードJ.モレイラ

レースは馬体をガッツリ絞ってきた(-27kg)大井2000巧者ノットゥルノ森が引っ張る展開。2番手にテーオーケインズがつけ、その後ろにケイアイパープル藤岡、キングズソード。メイショウハリオは後方3,4番手に構えた。
道中あまり動きはなかったが、3角でメイショウハリオとウィルソンテソーロがケイアイパープルを交わして上がり始める。4角では内からノットゥルノ、テーオーケインズ、キングズソードの順に横にずらっと並び、激しい叩き合いへ。残り200で大外キングズソードが先頭に立つとそのまま2頭を突き放し4馬身差完勝。2着は1度テーオーケインズに交わされるも再び差し返したノットゥルノ。メイショウハリオは伸びきれず4着。

1周目ホームストレッチ
莫雷拉
新たなダート界のキングへ
兄キングズガードの成せなかったJpnI制覇
アルカイックスマイルモレイラ

キングズソード、去年の暮れからトントン拍子での戴冠は驚き……上がりも2位のメイショウハリオと0.9差の1位だし、ウシュバテソーロやデルマソトガケ、ミックファイア達との対戦が楽しみになるね。
ノットゥルノが大井2000に出る時はどんな場合でも買うようにしましょう……去年の東京大賞典で学んだじゃないか……-27は究極仕上げってやつだね
テーオーケインズはパンパンの良馬場苦手説あるかも?まあ年齢もあるんだろうが、ノットゥルノに差し返されたのはノットゥルノが伸びたと言うよりテーオーケインズがバテたからだと思う。メイショウハリオは砂変わりが応えただけだろうし中央なら買い。ウィルソンテソーロはGI級初挑戦だし長い目で見たい。


1日の感想はね、「バカほど楽しかった!」です。競馬仲間とあーだこーだ言いながら予想して、各場のトップホースの走りを見て盛り上がって、わちゃわちゃしながら写真撮って、勝ち馬に賛辞の声を枯れるまで送って……これだから競馬は辞められないんだよと再実感した日でした。

笹川コールはマジで鳥肌もんだった。あそこに立ち会えて一緒に叫べたの最高すぎた……なんで自分がJBC見に行くと地方馬勝つんだろうね(2019スプリント・ブルドッグボスも見てる)

ちなみにJBC4競走の馬券は全て外しました。

おわり