見出し画像

登山:「恵那山(冬山)」2022/4/1

もうずいぶん前になりますが、長野県と岐阜県の県境にある恵那山に行ってきました。
昼に新宿から高速バスで甲府駅へ。そこで名古屋行の高速バスに乗り換えて高森に。新宿から飯田までの直通バスもあるのですが、レンタカーの営業所が19時までの営業で、電車もバスも接続が悪いため、いろいろ検討してこのような経路を編み出しています。
前日夜は飯田の安宿に宿泊。夕飯は近くのイオンで値引きのお弁当。このあたりはこだわりはないのでコストを節約します。
天候は明け方まで良くない予報でしたが、朝一般道を広河原登山口まで。落石があり登山口までは車で登れないのはわかっていたのですが、途中の駐車場までは車で行けるんですね。。ふもとの釣り堀前の駐車場に車を置いてしまい、その正式な臨時駐車場まで片道35分のプラスは痛かった。7:00に登り始め、駐車場を通過し、ようやく8:10頃に登山口に。

登山口から見える雪化粧した木々

飯田は前日夜は雨でしたが、山では雪だったようで、木々が雪に覆われています。チェーンスパイクを装着。前に登山者がいるようで、少し新雪はありますが、ルートはその人のトレースを目印に進みます。
4合目到着が9:50。スノーシューが必要というほどではありませんが、雪は多くペースはあまりあがりません。この先ようやく景色が良くなってきます。

少しすると前の高齢の男性に追いついてしまいました。その先にはトレースがほぼありません。。この人がここまでのこの日の最初の登山者で、この先は私がこの日の最初の登山者だったわけです。
焼岳でも雪山でその日の最初の一人ということがありましたが、トレースは多少ありました。見晴らしがよく迷う余地は少なかったです。積雪のあった直後で道がないのは初めての経験です。

クリスマスツリーの様相

木々に積もった雪がとても綺麗で、これもあと数時間したら消えてしまうのでしょう。冬景色としては、これがこの冬から春にかけての最後かな。

道は相変わらず良くわからないので、ガシガシと上に前に進むしかありません。左側が雪庇になっているので、行かないように気を付けます。周囲には人間の足跡はなく、カモシカか何かの動物の足跡しかありません。
本当に頂上に到着できるのだろうか。方向はあっているのだろうか、15:00頃までには麓に戻らないと、16:30からのWeb会議に参加できなくなるな、とか^^、引き返そうかどうするかと何度も悩みながらも先に進みます。特に、小ピークがあって下る必要があるところは、本当に下っていいのか悩みます。これは仕事でリーダやマネジメントとして考えなければならないことと同じだよな、などと考えながら。山に来たのにマインドフルネスにならず、全然精神的な安息を得られていません。。

登ってきた道を正しく降りれるか不安。。

頂上に近づくにつれて、一番多いところで、30~40センチの新雪がありました。山では結構な量の雪が降ったのですね。

恵那山山頂の標識

12:10にようやく頂上に到着。快晴ではありませんでしたが無風。静寂です。登山口から4時間、麓の駐車場から5時間10分でした。標識めちゃめちゃ埋まってます。
三角点の先に、「最高点」があるのですが、時間がないので(もちろんトレースもない)そちらには行かず、すぐに下山します。
少しすると、先ほど抜かした方とすれ違います。「トレースつけときました」…何を偉そうに言っているんだ私は。。
すぐその先で、若いカップルとすれ違います。「広河原からですか?」と聞かれ、「はい、そうです」と答えると「トレースありがとうございました」と言われます。私が作ったのは5合目より先なので、感謝されるのは先ほどの方です。。「変なトレースですみません」と返答。ほんと申し訳ない。迷いながらでベストな跡にはなっていないはず。
おまけに、下山中その先でチェーンスパイクが片方脱げてしまっていて、行方不明に。なので下りも滑る滑る。。滑っても雪があり危ないということはないのですが。もし後ろでチェーンスパイクを見つけた人がいたら、素人丸出し状態であることがバレますね。。

下山時に右手に見える。南アルプスかな?
雪だるまの作品。往路ではありませんでした。

4合目の標識に戻ってきたのが13:40。遊び心のある雪だるまが。他に誰ともすれ違わなかったので、ほぼ確実にあのカップルの作品でしょう。余裕を感じます。
15:05に本来の臨時駐車場に。15:35に麓の臨時駐車場に到着。下りは3時間25分。かなりの長丁場でいろいろ緊張感もありました。途中、コンビニで車を停めてWeb会議に参加し、レンタカーを返却して、高森のバス停に送迎してもらいます。帰路は新宿までの最終の高速バスです。安価で助かります。

高森のバス停から

綺麗な夕焼け後の空をバス停から。
チェーンスパイクは無くしてしまいましたが、それ以外は落し物もせず、事故もなく無事に帰ってこれて良かった。
前日に東京から現地に移動して一泊して、翌日登ってそのまま夜に帰るパターンは体が結構きついですが(運転があるとなお)、充実感はあります。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?