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幸せは慣れてしまうもの vol.874

中高生ぐらいから好きなタイプの歌手の傾向があって、女性のシンガーソングライターに惹かれることがよくあります。

かわいいとかそういうのではなくて、単純に声の感じと音楽の雰囲気で好きになる人は決まっていて、最初に好きになったのはYUIでした。

で、最近ハマっているのが汐れいらというシンガーソングライターです。

センチメンタル・キスが代表曲で、知っている方も多いのではないでしょうか。

この曲も好きなのですが、最近いいな〜と聞いているのが味噌汁とバターという曲。

ふざけているような曲名ですが、歌詞のワンフレーズにすんごい身に染みる部分があるのです。

今日はこの歌詞について考えていきます。


幸せとは

みなさんにとって幸せとは一体どこにあるでしょうか?

睡眠を取れている時、愛を感じる時、欲求を満たしている時、何でもかんでも自分の思い通りに言っている時。

人によって幸せの感じ方はそれぞれだと思いますが、幸せにたしての感じ方や付き合い方にはどこか共通しているところがあると思います。

それが、この歌詞の中にも出てくる、

「幸せに慣れたら、幸せになれたらって願うんだろう?」

「幸せになれても、幸せに慣れてしまうの。」

まさに人の本質をついている歌詞だと思います。

今まではこんなことができたら幸せだなと思っていたことでも、それが当たり前になってしまうと、より高度な環境や状況を自然と求めてしまう。

そんな欲深さを持っているのが人間です。

そして、当たり前となった幸せはいつの間にか幸せとは感じない、慣れが生じてしまう分けです。

勝手な存在です。

食欲もなくならない幸せだけど

歌詞の中では、美味しいだけは慣れてもずっと美味しいのまま残り続けるという、まさに日本人特有の食べることに幸せを感じるという点を想起させる部分がありました。

確かにその通り、自分のことに当てはめて美味しいなぁという幸せは満腹時以外のいつでも感じられる感情です。

ここは本当日本人に生まれて良かったと思うのですが、実際には食に頼らずとも人間はたくさんの幸せを感じられる生き物であるはずなのです。

今でこそ生活の水準が極端に上がってしまっているので、なかなか幸せを感じにくく、幸せの感度が下がってしまっていますが、本当はたくさんの幸せに囲まれていると思うのです。

毎朝、太陽と共に新しい日を迎えられる幸せ、働く場所があるという幸せ、何不自由なく衣食住があるという幸せ、同僚がいるという幸せ、協働できるという幸せ、そのためにあらゆる連絡の障壁が取り払われているという幸せ、、、。

挙げればキリがないほどあります。

こう言った数ある幸せに気づき、感謝をできるかどうか。

これがミソであり、バタバタと生きていては実感できないわけです。

だからこその味噌汁とバターなのです。

この歌は幸せがなんたるかを思い出させてくれますし、自分の幸せの感度を上げ、感謝の気持ちをすくい上げてくれる本当にいい歌だなと感じます。


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