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『すずめの戸締まり』必要なものは実は近くに? vol.536

見にいってしまいました、あまりにも気になりましたので笑

新海誠監督の最新作『すずめの戸締まり』です。

正直、CMを見ている感じでは全くもって「君の名は」との違いが分かりませんでしたし、なんならつい最近まで「天気の子」が新海誠作品であることすら知りませんでした。

そもそも見てもいないですしね笑。

そんなにわかですが、気になったので見てみましたとさ。

九州で暮らす17歳の岩戸鈴芽(すずめ)は、扉を探しているという旅の青年・宗像草太と出会う。彼の後を追って山中の廃墟にたどり着いたすずめは、そこだけ崩壊から取り残されたかのようにたたずむ古びた扉を見つけ、引き寄せられるようにその扉に手を伸ばす。やがて、日本各地で次々と扉が開き始める。扉の向こう側からは災いがやって来るため、すずめは扉を閉める「戸締りの旅」に出ることに。数々の驚きや困難に見舞われながらも前へと進み続けるすずめだったが……。
https://eiga.com/movie/96308/

映画を見ての感想をまとめていきます。

ん〜、地域創成?影の立役者?

この映画を見ての率直な感想、「何を伝えたいのかがよくわからん笑」。

映画としてはとても好きな部類にも入る映画ではありました。

若干のSF要素を残しつつ、旅や冒険をしていく。

設定も無理なくで現実とのリンクもあって、好きに考察できるのですが、、、。

映画界などに参加して、映画の構造的な理解をできるようになったからでしょうか。

地域の過疎化の現場とか、あったかい空気感とかを伝えたかったのか。

大事なものは実は人々の知らないところでひとりでに動いているというところを伝えたかったのか。

この映画を通して新海誠監督は何を伝えたかったのでしょうか。

お人好しと心の距離

この映画に出てくる人たち、非常に相手への思いやりやおもてなし精神に富んでいます。

異様なほどに笑。

まるでこれが本来の姿だよねと言わんばかりに。

知らない男性の腕を応急処置したり、ボロッボロの猫に餌をあげたり、見ず知らずの女の子に寝床とご飯を用意してあげたり、自分家からひたすら遠ざかるのに手助けをしたり。

一つそう言った心の距離を描いているのかもしれません。

自分が同じ立場だったら、この映画の中の人と同じ対応ができるのかどうか。

見ず知らずの人に対して心から心配をできるのだろうか。

いろんな不思議とこんな関係もいいなが交差しているなと感じました。

「お帰りなさい」?

考察すべき点は多分にあります。

ダイジンと言われるあの要石は一体なんだったのか。

サダイジンはそうたのおじいさんと会ったことがあるのはどういう意味なのか。

そもそもなぜ抜けていたのか。

これまで閉じ師はたった一人だったのか。

設定上の甘さを感じる部分はありますが、そこは置いておいて登場人物の感情変化や表情にだけ焦点を当てましょう。

そこで一番納得ができなかったのが、最後すずめからそうたへ言った一言、すずめの地元へ再度降り立ったそうたへ「おかえり」と声をかけています。

なぜ「おかえり」なのか。

やはり、すずめにとっては冒険が始まったのがそこだったからなのでしょうか。

映画自体は面白いとは思うのですが、騒がれているほどかね?とも思う内容でした笑。

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