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ブレーンストーミングを鍛える vol.147

先日、面白いワークを教えてもらいました。

内容自体は簡単なものではあるのですが、そこに対する理論付け、有効だと考える理由は、その時々で変化したり忘れたりしてしまうこともあります。

今日はそのワークをこちらに記していくことで、導入するときに思いだすための材料にしたいともいます。

朝の3分間をクリティカルに

さわやかな朝

教えてもらったワークはとても簡単なものです。

朝のショートホームルームの時間に、3分間時間を取ります。

その3分間で何をするのかというと、テーマを決め、そのテーマについて思うこと、感じること、気づいたことを書いていくのです。

超簡易的なブレーンストーミングです。

最初は3分間あったとしても、ほとんどの子が全然書くことができません。

大体、50字から100字程度でしょう。

しかし、これを続けて数か月経つと、次第に書ける子が増えていきます。

最初は全然書けなかった子が、150字、200字と次第に書ける量を増やしていくのです。

大切なのは、きれいな文章にしようとしないこと。

うまく表現できなくても、表現がうまくできないなりに書いていくことで脳内が整理されるのです。

これは、文章によるブレーンストーミングですが、文章という塊ではなくて、ベビーステップとして単語でのブレーンストーミングを始めるのもいいかもしれません。

タイピング速度も劇的に変化

キーボードと女性の手

タイピングにおいて、一番最初に覚えるべきなのは、キー配列だと考えています。

私がブラインドタッチを覚えた過程はこちらの記事をご覧ください。

不格好でも遅くても、キー配列さえ覚えてしまえば、少しの努力と我慢でブラインドタッチは覚えることができます。

しかし、中高生にとってタイピングをする機会はあまりにも少ないのです。

大人になったときにほぼ100%使用するのにです。

だからこそ、私はこのワークもキーボードで行うことを勧めます。

少しずつでも学生のうちにタイピング能力が上がれば、大学のレポートや社会人で役に立つこと間違いありません。

競い合う環境作り

業績

ある動作を同時にやらせるときには、競争する仕掛けを作ると一気に加速することがあります。

このワークも同じです。

互いの文字数を競い合わせると、自然と「より早くタイピングをするにはどうすればいいか」とか、「発想力を鍛えるために、3分間の前に瞑想をしたり」とか、とにかく自分の思考に素直になったりするかもしれません。

私にこのワークを教えてくれた方は、学級通信にこの文章をところどころ載せて、競争の精神を促進していました。

もちろん、その後の共創につながる仕掛けもしてです。

例えば、文字数の多い子にはインタビューをして、どんなことに気を付けているのかも、一緒に記載しておきます。

すると、そこから話の話題が広がり、互いにコツを教え合うようになることでしょう。

短いようですが全集中の3分間を過ごすことによって、程よい緊張感と緩和の中で過ごすことができるのです。

思考の整理術

このワークの一番の狙いは、思考の整理術を取得することにあります。

私たちが哲学的な問いについて考えることはめったにありません。

ましてや大人になって、日中は仕事をしている大人には、自分からそのような機会を設けることも少ないのかもしれません。

だからこそ、思考がクリアで自分の本当の声に気づくことができる子どものうちに、このような思考の整理術を取得してほしいと思っています。

実はまだ、導入はしていないのですが、どこかのタイミングで取り入れることを考えています。


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