ボケなさい、スベリなさい、その分世界は平和になる vol.263
もっちゃんのユーモアセミナー第2回目。
入試業務で遅れてしまいましたが、終始笑顔の絶えない素敵な時間でした。
ユーモアに対しての視野が広がり、改めて自分の得意なユーモア苦手なユーモアを知ることができました。
笑いが健康にいいことは自明ですが、笑いはそう簡単に起こるわけではありません。
何もないところから発生することはほとんどと言っていいほど、ないでしょう。
だからこそ、笑いを生み出すことは創造主思考が培われるのです。
ユーモアとは?
そもそもユーモアとはなんなのでしょうか。
考えてみましょう。
笑いの視点を持ち寄り添うこと。
その人の良さを生かし、場にいい流れを作ること。
変化(波)を起こす波乗り。
、、、
さまざまな解釈があり、どれも正解でしょう。
では、ここに共通しているのはなんでしょうか。
それは、『愛』です。
笑いはいいものですが、自然には起きません。
その笑いを自ら作り出そうとする行為はまさに、貢献、他者への愛と同義なのです。
ユーモアは愛、ユーモアは世界を救う。
そう考えると、スベることも怖くなくなりませんか?
スベるとは貢献が形になって表れたものですから。
100回スベるというのは、それだけ貢献をしたという証明なのです。
ただ笑いを取ればいいわけではない
しかし、ただ笑いを取ればいいというわけではありません。
例えば、ジャイアンとスネ夫がのび太のおもちゃを奪い取るシーン。
スネ夫は意気揚々とジャイアンの行いを見て笑いますが、この笑いはどう考えても皆が幸せになることはありません。
いじめや誹謗中傷など、幸せにならない笑いもあるのです。
だから、笑いと言ってもただ笑いを取ればいいのではなく、どういうふうに笑いを生み出すのかも大切なポイントなのです。
例えば、笑いをとると言っても、
大袈裟に表現したり、逆に控えめに表現したり、組み合わせを考えたり、パロディを作ってみたり、自虐ネタを披露したり、連想をしてみたり、、、。
さまざまな笑いの表現方法があります。
笑わせるだけが目的であるのではなく、その先の笑いが生まれたところに何を求めるのかが大切です。
ジャイアンのような笑いには、謙虚さや愛が必要です。
鉄板はカレー理論で増やせ
誰でも笑いの鉄板ネタは持っていることでしょう。
しかし、先ほども書いた通り、ユーモアと言ってもいろんな種類がありますし、さまざまな笑いの取り方があります。
いつも同じ笑いでは、飽きてしまいます。
例えば、テレビで見るお笑い芸人もリズムネタで受けても、トークが面白くなければ長続きしません。
漫才が面白くても、司会ができなければ冠番組も持てません。
ユーモアセンスを広げることが、周囲の笑いを増やし愛を伝えていくことにつながるのです。
当然、自分が今までしてこなかった笑いの取り方にチャレンジすれば、最初はスベリ続けるでしょう。
ここで、カレー理論です。
たとえ作ったカレーが水っぽいとか、味が濃いとか、野菜がまだ固いと言った状況でも、そのカレーを捨てることはまずないでしょう。
水っぽいのであればルーを足しますし、味が濃いのであれば水を加えます。
野菜が固ければ、もう少し長い時間火を通します。
要は一度できた作品が、うまくいかなかったからと言ってそこで終わりではないのです。
何度も何度も、それをトライアンドエラーを繰り返していく中で完成品が出来上がるのです。
最終的にその失敗を笑いに変えるところまで駆け上がります。
スベることを恐れてボケないのではなく、スベった後にこそ笑いのチャンスがやってくるのかもしれませんね。
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