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『メイズランナー2.3』 疑惑を払い己の信念を信じてvol.834

以前、見たメイズランナーと言う映画。

自分が実際に見るまでは続編があるのを知りませんでした。

1作品目は割と予告動画から、自分の好みにあっているような映画だったのですが、2作品目からはなぜかそこまで惹かれるようなものではありませんでした。

映画としは面白かったので、結果として見て良かったのですが。

苦闘の末にようやく迷路の出口にたどり着いたトーマスたち。ところが、彼らを迷宮に送り込んだ謎の巨大組織は、さらに過酷な運命を突きつける。迷路の外に出たトーマスたちの前に現われたのは、灼熱の太陽に焼き尽くされて全てが崩壊した砂漠のような世界だった。トーマスたちは別の迷路からやって来た新たな仲間たちと共に、あらゆる場所にトラップが仕掛けられた地球規模の「第2ステージ」の攻略を目指す。

https://eiga.com/movie/82226/


巨大迷宮から脱出するために3年もの歳月を費やしたトーマスと仲間たちだったが、謎は深まるばかり。捕らわれた仲間ミンホを救い出すため、そして自分たちが閉じ込められた理由を突き止めるために、彼らは決死の覚悟で伝説の迷宮に逆侵入することを決意する。そんな彼らの前に、謎の組織「WCKD」が立ちはだかり……。

https://eiga.com/movie/88439/

今日はこのメイズランナーの2作品目、3作品目を見ての感想を書いていきます。


正体のわからない敵

この面白い、興味があると感じるものとの違いはなんだったのでしょうか。

その違いは、1作品目と2.3作品目で敵の存在が見えているかどうかだと思います。

1作品目では理解もできないままに迷路の中に放り投げられ、誰が敵かもわからない状況でした。

ただわかっているのはWCKDという謎の文字羅列。

この敵とは関係なしに目の前の状況を打破しなければなりません。

何かはわからないのだが、自分の信じる道を前進しなければならないと言う状況が面白かったのかもしれません。

一方、2.3作品目では謎こそ分からないものの、明らかに自分たちの戦わなければならない相手はWCKDと決定します。

ここがはっきりしているかどうかで私は面白さを感じるかどうかが分かれるのかもしれません。

無謀、無茶、でも周りはついていく。

敵は兄妹、とてもじゃないが敵うとは思えません。

それでも、トーマスは自分の信念に従い相対します。

周囲のメンバーもそれに対して無茶だと、無理だと言うのですが、不思議なことに最後はついていくのです。

これはなぜでしょうか。

普通に考えれば、トーマスと同じ選択はしません。

それでも、トーマスの持っている確信的な自信と反抗心は周囲を惹きつける何かがあるのかもしれません。

トーマスについていけば、自分自身も勇敢に戦える。

現状を変えることができる。

そう、感じられる何かがあるのかもしれません。

WCKDは正しかったのか?

最終的にわかったのは、トーマスの血液がこの病気を治すための血清を作り出す鍵だったと言うこと。

つまり、トーマスが大人しくWCKDに捕まっていれば、世界中を救うきっかけになったのかもしれないのです。

そして、その事実を知っているのもトーマスだけ。

最後にWCKDは滅び、自分の愛する人も負い目を感じて自ら死を選びました。

最後まで戦っていた仲間も殺す羽目になってしまいます。

この生き残ったトーマスは何を思うのでしょうか。

WCKDほどの医療機関がない中では、自分の血液から特効薬を大量に作り出すこともできません。

最後にトーマスにあるのは後悔なのか、懺悔なのか。

彼の気持ちを考えるとどうにも理解ができない部分もありました。

それでも、膨大な的に立ち向かうために自分の信念を信じたことは後悔していないでしょう。

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