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MovieReview

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映画を見ての感じたことや想ったことなどをまとめています。
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#時間

『ベンジャミン・バトン数奇な人生』 永遠は作り上げるもの vol.652

人生について、そして生と死について深く考えさせられる映画『ベンジャミン・バトン数奇な人生』。 老いと向き合った時、それは果たして悲壮感に満ちたものなのか、満足感に満ちたものになるのか。 きっとどちらの顔も兼ね備えているのが、老いというものであり人生なのでしょう。 今を生きるのは大切なことですが、それと同時に未来を考えて生きていくというのも大きな意味を持たせてくれるはずです。 映画を見ての感想を書いていきます。 自分の生きる意味この映画は非常に生と死というものについて

『7つの贈り物』それは贖罪か自己満足か vol.622

個人的には超大富豪がプレゼントをして、その人の人生を追って見ていくといった映画なのかなと感じていましたが、そうでもないようでした。 この『7つの贈り物』を見ての感想を書いていきます。 罪に苛まれ、、、最初のシーンもなんだかよくわからずに進んでいきますが、最後の最後で「あぁあれはそういうことだったのか」と気づきます。 とにかくベンは自分自身が命を奪ってしまった人への罪の意識で何もできなくなっていたのでした。 しかし、パニックになってものに当たったり、起き上がれなかったり

『メッセージ』知らないは怖い、それを解決するのは vol.531

好きな系統のSF映画『メッセージ』。 なんかの予告動画かなんかで見て、面白そうと思ってはいましたが、いつものパターン。 見るにまでは至りませんでした。 たまたま都心に出かける用事があって、その間の暇つぶし用に映画を探していたら、目に止まったのでダウンロードしました。 まぁ実際には、その日までの間に見終わってしまったのですが💦。 この映画を見ての感想を書いていきます。 言語もやはり具体と抽象ある日突然現れたUFOと宇宙人。 しかし、人類はその相手に対して何かを伝え

『桜のような僕の恋人』時間は自分だけのものでなく vol.528

おすすめされた映画です。 人が変わるためには他者が必要、そんなことを思い出させてくれるような映画だそうです。 『桜のような僕の恋人』。 またまた恋愛映画笑。 これは少し見るのに覚悟入りそうなもの。 なんだかこれはこれで記事にしようと思うのですが、最近の恋愛もののドラマや映画は、純粋なるハッピーエンドは少ない気がします。 この映画を見ての感想を書いていきます。 時間は交差する、そして関わり合う人よりも何十倍も早く歳をとっていってしまうという病気、「早老症」。 ウ

『素晴らしきかな、人生』それでも人生は素晴らしい vol.276

クリスマス映画の一つである『素晴らしきかな、人生』。 とても意味の詰まった心を揺さぶられる映画でした。 いままで見てきた映画で、ウィルスミスが出ているものは全部面白かったので、この映画もとても楽しみに見れました。 愛とはなんなのか、死とはなんなのか、時間とはなんなのか。 そして、この映画は何を伝えようとしていたのでしょうか? 全員が自分の心と向き合うのを避けていたこの物語は一見、娘を亡くしたハワードが心をなくしてしまい、その再起を企む同僚との話です。 しかし、本当