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MovieReview

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映画を見ての感じたことや想ったことなどをまとめています。
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2023年1月の記事一覧

『隔たる世界の二人』偏見と弁明と vol.597

予告を見た感じだと、ただのSF映画。 しかし、エンドロールを見てこの映画が何を伝えたかったかが真に理解できます。 この予告の画像もまさにそれを表しているような感じでしょう。 もし自分だったらと考えてしまうそんな短編映画です。 この映画を見ての感想を書いていきます。 パラレルな視点と自分の行動主人公のカーターは自分がタイムリープに入り込んでいることに気づき、どうにかそこから未来を変えようと画策します。 しかし、どんなに頑張っても行き着く先は同じ。 これは避けられな

『私の帰る場所』自分ごととして捉えるかどうか vol.594

ドキュメンタリー映画はあまり見ないのですが、毛嫌いしてもしょうがないと思い、最近では時々見るようにしています。 今回見たのは『私の帰る場所』。 ネットフリックスオリジナルの社会問題に焦点を充てたドキュメンタリーです。 日本とは桁違いにホームレスの数が多いアメリカの現状。 日本と比較をしてみて感じる部分などもありました。 この映画を見ての感想をまとめていきます。 良くないよねって分かっていてもホームレス、いわゆる路上生活が楽なはずがありません。 日本においては、そ

「ペイ・フォワード 可能の王国」 やりきるから見える世界があるvol.580

こちらも有名な映画『ペイ・フォワード』。 説明欄だけ見て何とも面白い発想だと思っては見たものの、それを映画にするってどういうこと?と不思議に思った映画です。 映画を見ての感想を書いていきます。 クソな世界からの脱出この映画、トレバー少年が思いついたことは実に単純。 人に無償の愛を提供し、それを次の3人へと伝承してほしいというもの。 しかし、それを伝えるかどうかはその人次第。 冒頭部分の少年少女が口癖に「無理だ」と言っていたのが印象的でした。 確かに無理だと感じる

『クローバーフィールドパラドックス』 世界は実は入り混じっている vol.575

予告で少し気になっていた映画を見ました。 『クロスフィールドパラドックス』 宇宙もので、設定もあまり出されていなかったので、どちらかと言うとSF要素の多い映画かなと思いました。 これがありえるかもな〜という感覚はちょっと薄かった映画です。 正直、エンターテイメントとして楽しんでしまったので、あまり何かを得たと言う感じはないのですが、改めて思い返してみて感じた点を書いていきます。 世界への警告かこの映画もエネルギー問題から全てが始まっています。 最近の宇宙物の映画は