DAZNのプロ野球全試合中継と放映権問題

DAZNは2018年シーズンからプロ野球11球団にの主催試合をライブ配信しており、2019年シーズンはヤクルト・広島を除く10球団となったものの、2020年シーズンからは再び広島を除く11球団の主催試合をライブ配信している。

2018年シーズンは巨人のみがDAZNに加入していなかったのだが、翌年2019年にはDAZNが巨人の球団スポンサーになり、DAZNが巨人や読売新聞に支払った金額が25億から30億とされるなど大きなメリットがあり、加入が決まった。

こうした放映権の問題により2021年現在もプロ野球で唯一加入していないのが広島だ。広島は市民球団であり、地元の放送局に育ててもらった恩が非常に強いことが他の地域の球団と大きく異なっている。そのため広島の松田オーナーが地元放送局をかなり優遇している。現在広島の主催試合はCSでも放送されているが、これは地元放送局が制作したものをそのまま放送しており、広島県内では地元放送局が放送している間はCSでの視聴ができない。これも放映権の問題が強くあると考えられる。

DAZNをはじめとするインターネット配信や中継がテレビのスポーツ中継にかわりつつある今、放映権の問題やインターネットとテレビの関係はどのように変化していくのだろうか。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?