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来年もお腹一杯ご飯を食べられるでしょうか?

こんばんは。今日はちょっと私が見たYouTubeを参考に投稿の必要性を感じて選択しました。

noteをご覧になる方の中には、会社勤めの方もいれば個人でお仕事をされている方もいらっしゃると思います。
お仕事に大志やミッション、誇り、社会的意義を持って仕事をされているかもしれませんし、まずは生活をする上での仮の”つなぎ”や”雨宿り”のようにお仕事をされている方もいるかもしれません。

仕事をしていてもいつかは世代交代の時期が来ます。会社勤めてであれば、子供や学生さんなどから、

「今のお仕事、業界どうですか?」

と相談されることもあると思います。その時に、大志やミッション、誇り、社会的意義から相談を受けた子供や学生等の次世代に薦めることもあると思いますが、やはり

この仕事で生計が立てられるか?

というのは仕事を考えていく上では不可避の検討事項だと思います。
この仕事は生活できないから止めた方が良いと言えば、他の業界へ目を向けていく訳ですが、部分的にそれが良い選択であったとしても、社会全体を考えると大きな課題を抱えることもあると思います。

と前置きがながくなってしまいましたが約3カ月前の農業協同組合新聞の農林中金総合研究所の

「米価下落と肥料高騰 水田経営の赤字拡大 農中総研が試算」

というニュースを農業協同新聞で報道しています。そこに出てくる表は下記の通りですが結論から言うと、現在の資源高で

2023年には5haヘクタール以下の農家が赤字になるそうです。さらに5ha~10ha農業職得も13.5万円しか残らないと試算されています。
ちなみに1heは10,000平方メートルなので5万平方メートルというのはかなりの広さですね!

農業協同新聞

我々の主食はお米と小麦ですね。

小麦の自給率13%(関東農政局ですが、海外から小麦を輸入するにしても為替が

現在も1ドル=147.09円(令和4年10月26日21時28分現在)

となっており

1ドル=115.02円(令和4年1月2日の為替レート)より

30円も高く

なっており、これが高止まりするならば小麦の値段はさらに値上がりする可能性があると思われます。それは我々の生活費に直結しますね。
※実際の自給率は種子、肥料、農薬等を海外から購入しており自給率はもっと低いと思われます。

一方、お米は自給率はほぼ100%(農林水産省です。しかし、5ha以下の稲作農家の数と全体に占める面積は農林水産省のデータによると以下の通。りとなり全体の約50%となります。

経営全体は5ha未満: 664,096件  (全体 713,792件 93%)
作付け面積     :     632,016he(全体 1,285,654he 49.1%) 

稲作の現状とその課題(農林水産省)

つまり

稲作農家さんの50%は赤字経営

になるということです。

そして

基幹的農業従事者数は136万人

平均年齢は67.8歳

だそうです。2年後には70歳を越えますね。

令和5年度は儲からなくても、稲作農家さんは作付けをしてくれるでしょうか?
そして農場従事者の皆さんは次世代に稲作を引き継がせたいでしょうか?
次世代はご家族から農業を引き継ぎたいでしょうか?

以前、投稿した通り2013年のデータですが、農業所得に対して公的助成が占める割合はスイスは「100%」フランスは「95%」イギリスは若干下がって「91%」になっています。つまり農業所得の9割以上が税金で賄われているのです。

来年度以降もたわわに実る稲穂を見ることができるのかは我々一人一人の版だと行動に託されているのでしょう。
我々が生きていくためのSDGsも取り組むべきテーマだと思います。

私も突然、稲作農家になるのは難しいですが、自分に何ができるか考えてみたいと思います、

是非、皆さんもこの投稿が正しいか是非検証してみたり、ご家族でお話するのは如何でしょうか?

今日参考にしたYouTubeはこちらです。(Google Chomeから見ないとアクセスできないかもしれません。)

すべてが杞憂で来年も家族にお腹いっぱいご飯を食べさせられるように頑張らなくてはいけません。

本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
本日のサムネイルはフリー素材のPAKUTASOのサイトからご飯の写真を使用させていただきました。ありがとうございます!

いつもありがとうございます!

それでは、また次回の記事で会いましょう!

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