見出し画像

2023年7月に神社で見つけた心に響く言葉

皆さん、こんばんは!

今年も折り返しを過ぎ7月になったら、あらあら七夕もおわってしまいました。なんかいろいろとザワザワした気分ですが、毎日毎日、「今日は残りの人生の最初の日」です。

過去と他人は変えられませんが、自分は行動によって変容できますね。
今日も、そして明日もあなたの新たな未来の一ページを開きましょう。

さて、毎年恒例の私の唯一の継続企画である、定期的にご紹介している一部の東京の神社に置いてある東京都神社庁発行の『生命いのちの言葉』を「神社で見つけた心に残る言葉」シリーズとして7月「文月《ふみづき》」の言葉をご紹介したいと思います。

ちなみに2023年6月の内容は以下ご参照ください。

今月の言葉

今月の言葉はこちらでございます。

人間のやったことは

人間がまだやれることの

百分の一にすぎない



となります。いかがでしょうか?

言葉の解説

この短冊には以下のようなシンプルな説明がされています。

人間の発明には
まだ多くの可能性が
秘められている



ということだそうです。

如何でしょうか?

私も発明には多くの可能性が秘められているとは思います。
でも全ての「発明」が果たして人間を幸せにするかどうかについては判断しかねる部分が多々あると思います。

そして、発明の多くが戦争等のための軍事技術の応用によるものです。
 保存食の缶詰
 時計
 コンピューター
 GPS
 携帯電話
 電子レンジ
 気象レーダー

「便利」って中毒性が高い思います。「便利になる」ということは時として、他のものを失うことになりますね。

私も上述した軍事技術を民間転用した製造メーカーに勤めていましたが、製造メーカーの技術者・研究者というのは、開発・研究テーマが無くなってしまうとその存在意義が無くなってしまうので必死でした。

今の商品がある層にとっては丁度良い良くても、新たな課題を創造しそれに向かった研究・開発を行うというサイクルで仕事をしていました。
皆さんも使っている機器を新しい機器に買い替えてみたら、「前の商品の方が良かった!」と思うこともあると思います。
ついつい技術への研究・開発への探求に偏ってしまうことに起因している場合もあるかもしれません。

「人間のやったことは人間がまだやれることの百分の一にすぎない」かもしれないが、どのような目的のためにやれることが注力するかが
大切である。

と思います。

誰の言葉か?

明治・大正期の発明家・事業家である豊田佐吉(敬称略)の言葉とのことです。短冊には以下のような説明が書いてあります。

明治・大正期の発明家・実業家。
遠江(現在の静岡県)に生まれ、能率の悪い手織機を改良することで人々の役に立てると考え、明治二十三年「木製人力織機」、明治二十七年「糸繰返機」、明治三十年「木鉄混製力織機」を発明。大正七年豊田紡織(現トヨタ紡織)を設立。その後のトヨタグループの礎を築いた。

生命いのちの言葉 文月 七月 より

豊田自動織機の豊田佐吉物語によると首尾一貫「世の中に役立つことをしたい」、「国家のためにつくしたい」という信念のもと、発明をし続けて多くの事業を創造されたようです。そして今の日本の代表するリーディングカンパニーとしての礎を築かれたのですね。

1930年(昭和5年)10月、豊田佐吉が逝去した5年後の命日にあたる1935年(昭和10年)10月、佐吉の精神を日常の心構えとして明文化した以下の様な豊田綱領が制定され、今でもなお、豊田自動織機「企業理念・ビジョン」に掲げられています。

一、上下一致、至誠業務に服し、産業報国の実を拳ぐべし
一、研究と創造に心を致し、常に時流に先んずべし
一、華美を戒め、質実剛健たるべし
一、温情友愛の精神を発揮し、家庭的美風を作興すべし
一、神仏を尊崇し、報恩感謝の生活を為すべし

豊田自動織機「企業理念・ビジョン」より

ついつい言葉や動画等を切り取り表現する風潮がありますが、豊田佐吉物語を拝読させていただくと、冒頭の「人間のやったことは人間がまだやれることの百分の一にすぎない」という言葉の深みを感じ理解が深まりますね。

やはり、何をするにも目的を理解し行動することが大切ですね。

東京都神社庁

今回ご紹介した2023年7月の言葉は下記東京都神社庁のホームページから確認することができました。東京都神社庁は東京都内にある1,398の神社を取りまとめている団体です。

http://www.tokyo-jinjacho.or.jp/

暑い日が続きますが、皆様には水分補給されて、くれぐれもご自愛ください。

本日もここまでお付き合いいただきありがとうございました。
また次の記事で会いましょう!

いつもありがとうございます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?