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我々の支払っている年金の運用状況って気になりませんか?

こんばんは。
今日も数ある投稿の中で私の投稿をご覧いただきましてありがとうございます。早いもので1月もあと3日、いやまだ3日ありますね。
今週もお疲れ様でした。

ところで突然ですが皆さん、年金は払っていますか?
年金を支払っているとしたら、どのように運用されているか気になりませんか?

今晩は年金のざっくり概要と運用について書きたいと思います。

年金の概要

年金の概要についてなるべく簡単に纏めます。

(1)加入対象

日本の公的年金制度は、20歳以上の原則60歳までの全ての人が共通して加入する国民年金と、会社員が加入する厚生年金などによる、いわゆる「2階建て」です。
制度の充実している会社では厚生年金基金(企業年金)といって追加徴収がありますが、会社が年金を運用してくれる場合もありますね。纏めると以下の通りです。

国民年金(基礎年金 第1号被保険者):自営業・農業者・学生等
厚生年金(第2号被保険者):民間の会社員・公務員等
厚生年金加入者の被扶養配偶者(第3号被保険者):専業主婦等

この投稿を読んでいらっしゃる方の中にはもしかしたら、学生で尚且つ20歳以上の方もいらっしゃるかもしれませんが、そのような方は申請して保険料の納付が猶予される「学生納付特例」を受ければ、学校を卒業するまでの間、国民年金の保険料を納付する必要はありません。

老齢年金受給資格

年金の受給資格は25年以上加入した時に老齢基礎年金をもらえる資格を得ることができます。この25年には免除期間も含めて計算されますし、
未加入期間を除く通算の加入期間の合算もされます。

年金受給年齢

年金の支給年齢は原則65歳が基準となります。
受給年齢を繰り下げたり(60歳から受給)、繰り上げたり(70歳になってから受給)することができます。
但し、繰り上げ受給した場合は、1か月あたり0.5%【0.5%x繰り上げ月数】の減額一生涯続きます。
繰り下げて受給した場合は、1か月あたり0.7%【0.7%x繰り下げ月数】の増額一生涯続きます。

国民年金の金額とオプション

支給される年金については、毎年誕生月に「ねんきん定期便」で送られてくると思います。この年金額では少な過ぎると思ったらオプションとして確定拠出年金があります。
この確定拠出年金をiDeCo( individual-type Defined Contribution pension plan)と言います。企業型個人型があります。
以前は個人事業主か企業年金がない企業勤めの方が対象でしたが、今は掛け金の多寡はあるものの公務員や企業年金がある企業勤めの方も、専業主婦加入できます。(免除者や農業年金者を除く)

年金加入者が追加で積み立てた金額を企業が運用する場合と個人が運用する場合があります。
iDeCoのメリットは大きく分けて3つ。

1.税制優遇措置です。皆さんの所得は”収入-経費”で決まり、所得が多いと税金も大きくなりますね。この確定拠出年金は経費として計算されるので課税される基礎の所得金額が小さくなるので、税金も減ります。
また運用されて運用益が出た場合は非課税になったり、年金控除や退職金控除の対象になります。

2.これはメリットともデメリットとも言えますが、選択できるメニューがシンプルなので運用商品が選びやすいので、金融商品の購入のきっかけとしては良いと思います。

3.企業に属して、その会社が倒産してもこの金額は年金資産として保護されます。

全てがメリットがるようなことはありません。メリットもあればデメリットもあります。

1.iDeCoとして積み立てた金額は選択したメニューによっては損失が出る場合がある。
2.60歳になるまで運用資産は引き出せません。
3.保管料やメニューの変更時など手数料がかかります。メニューから選択する時に手数料もチェックしましょう。

国民年金と厚生年金の運用状況

iDeCoは自分達でメニューを選んで運用していますが、一般的な我々の国民年金と厚生年金を運用している団体をご存知でしょうか?年金積立金管理運用独立行政法人の略称はGPIF(Government Pension Investment Fund)です。

1961年に年金福祉事業団として設立され1986年に運用開始、2001年に年金資金運用基金の設立して、2006年に現在の独立行政法人という形で運用されています。

たまに新聞やニュース等のメディアで「年金管理団体のGPIFがxxx兆円と損失が出た!」とか報道されますね。

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これはもしや多額の損失が出て火の車!かと思うかもしれません。
実際は以下の通りです。


2001年度以降の累積収益
 収益率 : +3.09%
 収益額 : +74.9兆円

以下がGPIFのホームページから入手した運用実績推移です。

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実は2008年のリーマンショックの時期を含めてもめちゃくちゃ儲かっています!

永遠に収益が上がるかどうかは分かりませんが、今のところ運用は絶好調ですね。運用の構成も出ています。

 国内債券: 26.61% 45兆8,984億円
 外国債券: 23.46% 40兆4,621億円
 国内株式: 24.06% 41兆5,010億円
 外国株式: 25.88% 44兆6,380億円

以下にリンクを貼っておきましたので、お時間があればご覧になると面白いかもしれません。購入している銘柄等も半年ぐらい前のものですが公開されています。(Web上の2020年7月 3日付けNEWSです。)

明日にどうなるかは誰も分かりませんが、とりあえず、現時点では年金は上手く運用されていて大丈夫そうですね。

本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
明日も皆様にとって良い1日でありますように。
良い週末を!

未来志プロデューサー きむきむ
#YouTube  「未来志【史】チャンネル」やっています。良かったら訪問してみてください。
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