オンライン授業やZoomの利用、対面授業の再開についてのQ&A集

 石川県内の地域日本語教室へのウイルス影響について~「ウイルスの影響についての情報交換会」での意見交換から~


Q:オンライン教材はどのように共有しましたか?
■「みんなの日本語」「まるごと」を使いました。(お互い)手元に持っています。(能美市)
■「まるごと」の内容に沿ったPPTを作成し、オンライン上で画面共有しています。(IFIE)

Q:オンラインの授業料はどうしていますか?
■4月・5月・6月は、KIAは無料で行いました。7月からはオンラインも有料になります。(小松市)

Q:オンライン授業の感想はどうですか?
■パソコンを持っていない受講生が多いです。スマホのWhat’s upやメッセンジャー、LINEなどでビデオ授業を行いました。教室のホワイトボードが使えないので、各講師が小さなボードを準備しました。絵や写真を映したいときは、スマホのカメラをアウトカメラに切り替えて見せました。「もっと話したい」「もっと詳しい資料が欲しい」という受講者からの声はありました。
オンラインに否定的な声はあまりなかったです。受講者がどのアプリを使っているか探し出して対応しました。(小松市)

■LINEは使いにくかったです。Zoomは画面共有できます。やる気あってもパソコンがないので、できない講師がいるのが残念です。事務局にもどこでZoomができるか相談しました。予算がないので機材をそろえるのは難しいと言われました。(能美市)

Q:Zoomでの授業ってどのような流れで行いますか?
■まず全員が集まる全体会をします。子どもとサポーターをブレイクアウトルームに分けて40分、ホストが各ルームを見て回ります。最後にもう一度全体会に戻します。(金沢子どもスタディサポート)

Q:Zoomは疲れますか?
■スタディサポートでは教科を教えているので、難しい内容を見ながら、理解を確かめながらやります。声も大きくなるし、相手は子どもなので、つかれます。最初は30分で疲れました。(金沢子どもスタディサポート)

Q:オンライン授業でマイクを使うべきでしょうか?
■ホスト役は音声がきちんと相手に伝わるようにマイク付きのヘッドセット等を使うべきです。パソコンのマイクだと、背後の音声を拾ってしまい、他の参加者に話がよく聞こえない場合があります。

Q:スマホでもだいじょうぶですか?
■高校生や技能実習生などスマホ多く、そんなに心配ありません。逆に、スマホなら資料を送る際も写真に撮って簡単に送れるので楽です。ただし、撮影→送付→共有の作業に慣れが必要です。(金沢子どもスタディサポート)

■ホスト役はパソコンが必要です。参加者をグループに分ける「ブレイクアウトセッション」をするには、ホストはパソコンでミーティングを主催する必要があります。

Q:技能実習生の反応はどうですか?
■メッセンジャーで少し授業しました。今年はJLPTがなく、来年以降受験希望です。対面授業の方がいいという声があります。(能美市)

Q:対面授業を始めますが、参加者や支援者が戻ってくるでしょうか?
■事務局がメールや資料をサポーターに送りました。受講者にも近況やマスクがあるかなど聞いてくれました。(能美市)
■戻ってくるか心配です。企業に連絡するつもりです。(小松市)
■入国制限かかっているので、新規問い合わせがありません。一時帰国した人もいます(アカンサス)
■例年の半数しか参加していません(IFIE)

Q:第二波が到来したときの停止の基準はどうしていますか?
■まだ決めている教室はなかったようです。学校や市町の判断に合わせることになるでしょうか。

Q:オンライン授業のメリット、デメリットは何でしょうか?
■高校生は本人が必要を感じているのでいいですが、中学生はオンラインに入ってきません。小さい子がいる人は、感染を避けられるため、オンラインにメリットもあります。(金沢子どもスタディサポート)

■対面の方がいいと思っていましたが、やってみると、顔も見えて、元気かどうかわかるし、学習を進めようと思えば進められます。サポーター同士の会議もいつでもできます。今後も必要になると思います。(能美市)

■小さい子どもがいる人も多く、子育てがあって来にくい人には、コロナ影響関係なく、オンラインは有効だと思います。(輪島市)

Q:2時間授業を対面で予定しているが、長いですか?
■時間が長くないか心配です。他の教室は短くしているので気になりました。(小松市)
■雑談の時間などを削り、学習時間に絞れば、時間を短くできました。(白山市)

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