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【レビュー】COTSUBUというイヤホンを買った

経緯

これまで、ワイヤレスイヤホンは主に二つ、普段使いをしていた。
一つ目は自転車とかに乗る際に使っている骨伝導イヤホンのOPENMOVE
二つ目は友達からもらったBOSEのSoundSport Free wireless headphones
この二つであった。

基本的に、自転車に乗る時以外は、SoundSport Freeを使っていた。
しかし、SoundSport Freeには一つ問題があった。
それは、ケースが大きいことである。
基本的に私はイヤホンのケースはポケットに入れるのだが、SoundSport Freeのケースはスニッカーズの3分の2くらいの大きさがあり、ポケットに入れるとだいぶ圧迫するのである。
しかも、形状も円柱状なのでどうしてもモッタリとしてしまうのであった。

そのため、もっとコンパクトなやつないかなぁ、とそう思っていたのである。

そして、衝動買いへ

そんな時、Googleのニュース推薦アルゴリズムが私の前に、COTSUBUという魅惑的なイヤホンの画像を提示したのである。

発売直後のag「COTSUBU」がいきなり1位を獲得!ヘッドホン売れ筋ランキング <e☆イヤホン>

なんとも可愛らしい形状、見るからにミニマムなイヤホンケース。

私が求めていたのはこれだ。一眼見たときにそう思ったのである。
そして私は電気屋に直行したのであった。

レビュー

イヤホンで最も重要なものは音である。
音が悪いイヤホンはネゴシエーション力のない人のようなものである。
どちらも使い物(遣い者)にならない。
このイヤホンは、そこまで値段も高くない。
それを鑑みると、そこまで期待はできないであろう、私はそう思っていた。
しかし、その予想は見事に裏切られたのである。

音に関して一言で言うならば「バランスの良いカマボコ」である。
注)ここでいうカマボコは、よくイヤホンのレビューで使われるあのカマボコであり、食材ではない

まず、どの曲でも一番目立っているのはボーカルの声などの中音域である。
そして、それを補うように、バランスよく高音域と低音域がなっている。
音の監修はFinalであるらしい。私はFinalのイヤホンは今まで一度も持ったことはないが、よく言われる同社の特徴は高音と中音の綺麗さである。
今回のイヤホンではよくFinalのイヤホンで言われる、高音の伸びや、透明感が感じられるか?というと微妙である。
しかし、中音を中心として、しっかりとバランスの良い音を流している。

つまり、本イヤホンはボーカル重視でバランスよく音楽を聴きたい人にはおすすめできるだろう。


一方で、重低音が好きだよ、重低音って正義だよね、という意見をお持ちの人々にはお勧めはできないかなと感じている。
今回、聴いてみた曲の中にvampilliaのEndless Summer(知らないやつは良い曲だから聴け)があったのであるが、中音域のボーカルの声と高音域のバイオリンの音は綺麗に聞こえた一方、曲中にあるデスボイスには迫力がなく、正直、良さを失ってしまっていた。
このことから、デスボイスのような重低音はこのイヤホンで聴くのに向いていないと考えられる。

ただ、全体のバランスを考えると、この値段で、この音は普通にコスパが良い。
高音、中音、低音(ベースの音など)を聴ければ良い人には十分お勧めできる。

デザイン

イヤホンとは何をする機器であろうか?
それは、音を聞くことである。
しかし、このイヤホンはそれだけに収まっていない。
そこには確かなファッション性が見て取れる。

見た目は非常に美しい。
持っているだけで、なんかセンスある感を遺憾無く発揮できる。
坊主短パンサンダルダサ野郎の私でもこれを持っていれば、渋谷のスクランブル交差点を悠々と跋扈する洒落乙ヤングマンになれるレベルで美しい。

フォルムには無駄がない。某リンゴの会社を思わせるようなミニマリズムなデザインは、スタイリッシュを遺憾無く発揮している。

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そして、質感もThis is Very Goodである。
指紋が目立ちにくいマッドな作りをしており、6000円そこらなのにも関わらず、高級感を感じざるをえない。

イヤホン本体に目を向けると、こちらもまた無駄がない。agのロゴのみが印刷された筐体はその中にドライバーを積んでいることを感じさせない小ささでイヤホンケースの中にその身を収めている。

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それはまるで、竹取物語で竹の中にその身を収めるかぐや姫である。

このイヤホンがルーブル美術館の中に意味ありげに置かれていても、皆なんら違和感を覚えないであろう。

そして、重要なケースの大きさは私が欲しかった小ささである。
BOSEのケースと比較すると2分の1程度の大きさである

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この大きさならば、ポケットに入れたとしても、決して圧迫されることはないであろう。

操作性

ここに関しては正直微妙である。

本イヤホンはタッチ操作でさまざまな操作ができるようになっている。

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しかし、この操作は結構、うまくいかない。

例えば、イヤホンの側面を2回タップで音量を調節でき、一回タップで再生/停止ができるようになっているのだが、これが結構シビアである。

音量を調節しようとして2回タップした際3回中2回は再生/停止の操作がおこなわれてしまうのである。
そのため、音量調節しようとして音楽が停止することが結構ある。
これは地味に辛い。

まあ、しかし、6000円という値段を考えると許容範囲ではあるように思う。

※ 追記
上記の現象ですが、初期不良が原因のようでした。
あれから、操作どころか音楽も聞こえなくなり、サポートセンターに問い合わせた所、その日のうちに替えの品を送ってくださりました。素晴らしいです。

まとめ

今回のレビューでは音、デザイン、操作性の三つの観点でレビューをしてきたがまとめると本イヤホンは、
「中音重視のバランス型のコスパの良くてデザインも良いイヤホンが欲しくて操作性はあまり気にしない人」
向けのイヤホンであると言えるだろう。

この記事が購入を考えている人の参考になれば幸いである。

なお、私は8月末に出るambieの完全ワイヤレスイヤホンも予約購入している。

アンビー サウンドイヤカフ TW-01

やる気があった場合、次はこちらのレビューも書きたいと思う。

それでは。

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